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マサコデグブログ

masakodegu blog
~ノルウェージャンフォレストキャットRとイラストレーター挑戦のDiary~

昔の彼

2006-04-11 | ラブ
足がへんだよ。



滑り台~



大学時代からの友人A子と久しぶりに会ってうちでペチャクチャおしゃべり。
彼女は去年結婚し、わが家から車で10分くらいの所に住んでいる。

昔彼女がつき合っていた元カレが、うちのダンナさんの職場の後輩で、毎年
うちに写真付き年賀状が送られてくるのだが、それを見たいということにな
った。

元カレは二股の末A子と別れ結構前に結婚しており、既に2児の父になってい
るらしい。
見つけてきた家族の写真付き年賀状を見ながら「...てか、別れてよかったよ
ね~」などと軽く悪態つきながら『昔の彼氏』の話になった。

その中でA子が「私、幸いにも昔つき合ってた人って思い出すと、キモイと
か思っちゃうんだ」と言ったのだが、それって確かに幸いだよなあ...と思っ
た。今の旦那さんと比較の対照にならないという訳で、ダントツ今が1番だ
と思えるってことだもんね。

Oやんもそんなことを言っていた。元カレの話になると悪口がほとんどで、
今の旦那さんのコトだけを心から愛してる感がある。

私はどうかしら...と考えた。
A子やOやんみたいに多くの人とつき合った経験もないのだが、つき合って
自分からサヨナラした人や、つき合う前にお断りした人って悪いイメージ
にはなってないのだよなぁ...どちらかといえばいい思い出だったり。

唯一つき合った後にフラれて、辛い思いをしたのが今のダンナさんにだっ
たりして、自分をフッて別れた人をどう思うのか実は分からないのだ。

自分を好きになってくれた人がみんないい思い出なんて、博愛すぎるなぁ...
と少々反省してみたり。
昔の彼は「キモイ」って思えるくらいがシアワセなのかもね...。

わりとひとり好き

2006-04-10 | Column
ねこっかぶり顔。1番かわいい角度



なんでか脳天割れてます。







きのうTVを観ていたら、ベッキーがファミレスやカラオケにひとりで
平気で行ける、と話していた。
私的にはファミレスは少々抵抗があるのだが、カラオケは数回ひとり
で行ったことがあり、かなり充実していたのでおススメです。


受付で多少恥ずかしい思いをするかと覚悟していたのだが、平日のお
昼間だと人目も気にならない。待ち時間があって、名前を呼ばれてひ
とりというのは極力避けたいので、夜はやめておくのが賢明。

また、驚いたことに、受付の紙を見るとひとつ上の欄の人も『1名』と
なっていた。
案外歌好きはひとりで完璧を求めて練習しにくるものなのかもしれない。
きっと受付のおにいさんも慣れたものなのだろう。

部屋に入り1曲入力し、歌い終えたら当然「し~ん」としてしまう。
そのため、好きなアーティストや持っているアルバムの曲などをまと
めて10曲くらい入力してから歌った方が、シラケず陶酔できる。

少しでも納得できない箇所があれば、何度もリピートでき、気に入ら
なければ切ればよい。しかも場を気にせず、ヘンな選曲もできる。

ただ、喉が渇いて飲み物を注文すると、自分の歌に酔った姿を見られ
少々バツが悪いので、この場合できるだけ持参したい。

私はこうして3時間半歌い続けました。

どこに惹かれるのか2

2006-04-09 | Column
R(ふわぁ~眠たい眠たい...)

寝てばっかだね。写真撮るから起きてよ~



R(チチチ!猫は寝るのがおつとめなの。こう見えて仕事中ってわけ)

.....ごくろうさん。



少々ピンぼけましたが、ルッコラくんは成長中




最近、一足遅れてちょっぴり花粉症ぎみで常にティッシュが欠かせない。
せっかくお化粧をしても鼻の下だけとれてしまい、そこだけ何度も塗り
直さねばならず、かなりやっかいだ。

しかも元々鼻の粘膜が弱いらしく、すぐ鼻血が出るのだ。
先日も、お風呂で頭を洗いながらムズっときたので耐えられず手鼻した
のだが、シャンプーを洗い流して目を開けると顔面血まみれのもの凄い
形相だったり...

親からというのは、悪いところばかり遺伝するのだろうか?
この鼻血体質は母からの遺伝である。
しかし母のこの鼻血体質のおかげで、今の私がここにいると言っても
過言ではないのだ...


もう35年以上前のことだが、当時私の父は広島の支店に転勤になり
そこでOLをしていた母と出会った。
ひとりで事務全般を任されていた母は、O型なのに?責任感が強く
全て完璧に仕事をこなさなければ気が済まない徹底ぶりで男性社員か
らも一目置かれていたという。[(注)母談]

経理から電話応対までひとりでこなしていたため、忙しくほとんど休
む暇もなし。

ある時、下を向いて計算していたら突然いつもの如く鼻血がツーっと
出てきた。しかし、特に忙しい時期で手が離せない。
母は迷いもせず側にあったティッシュを鼻に詰め、仕事を続けた。

そこに、外回りから父が戻って来た。
「お疲れさまです~」と振り返り微笑む母の鼻には左右共ティッシュが
詰めこまれていた。

普通の男性なら、そんな女子の姿に当然ひくと思うのだが、我が父はと
いうと...
(こんな女性は初めてだ...)と惚れ込んだというのだ。

父の猛アタックが始まり、はじめはシラッとしていた母もまんざらでも
なくなり、程なく結婚に至ったという。

未だにこの夫婦、バカップルで仲がよろしい。
カップルなんて、周りがどう思おうとお互いに惚れ込んでいればそれが
1番良いのですね...ウソのようなノンフィクションです。

痛みの限界

2006-04-08 | Column
R氏、5歳3ヶ月。 ノルウェージャンフォレストキャット。
もし人間だったら、でっかい人なんだろうな~と時々考えます。

...ノルウェー人。特に色の白い白人男性。ちょっと赤毛ぎみの金髪。
年齢32歳、身長189cm、体重105キロ。足のサイズ28cm...
...なのにつり目の一重まぶた。


一瞬こんな人にスリスリ甘えられてるかと思ったら、ミョ~な気がした。


推定年齢32歳。男盛り




心が痛いことも体が痛いことも、長く生きていれば何度となく経験する
だろうけど、どちらも過ぎ去って時間が経てば忘れられるから人間便利
に出来てるな、って思う。
心の痛みは治すのに時間がかかったり、思い出してはぶり返したりで厄
介だけど、体の痛みは、なくなればすぐ忘れるんだよね。


1月に骨折の最終手術をしたのだが、今回は中に固定してあった金属プレ
ートをとるだけなので局所麻酔ですることになった。

病室で筋肉注射(?)を打ってちょっと酔ったみたいにふわふわしながら
手術室に入り、台の上に横になった。
脇の下から麻酔をして、イソジンをベタベタに塗られ...その後は顔を布で
覆われたので、見れなくて残念なようなホッとしたような。
大人しく(寝ようかな...)と思った瞬間!カミソリでシャッと切ったよう
な痛みを感じてビクっと我に返った。
麻酔が効いてなければもっともっと痛いだろうが、それにしても結構痛い。
ま、それはすぐ収まって、麻酔でハイになった私は看護師さんとペチャク
チャおしゃべりし始めた。

きゃはきゃは盛り上がって話していたのだが...(Ou!!)急にスゴい痛み
がやってきて話せなくなった。プレートのネジを抜く時の痛みらしいのだ
が...骨折したところをグリグリ金属で触っているような気持ち悪い痛みで
息ができない。

恐らくすごい顔をしていたと思う。M先生と他に2人のお医者さんがいて、
見たことのない先生の顔が布の隙間から少し見える。視線があったので
目で痛みを訴えてみたら、「痛い?」とクールに聞かれて、痛みのせいもあ
ってムカッ!としつつも「ちょっと...痛いです」と言ってみた。
ああ、この猫被りの性格...ほんとイヤになる。「めちゃめちゃ痛いですよ
!!」ってホントのこと言えばよかった。
普段我慢してるから、酔っぱらうとスゴいんだろう、と自己分析。

痛みというのは人によって感じ方が違うだろうけど、あまりイタイイタイと
言うのは出来るだけ避けたいと思っていたのだ。『大げさ、ウソ、紛らわ
しい』が私は嫌いなのです。
「痛かったら言ってね」と言われても、どのタイミングが限界なのかもよ
く分からず馬鹿みたいに、歯をくいしばって脂汗かきかき我慢していた。

今、こうして書いていてももうあの痛さは忘れてしまっているので表現し
づらいのだけど、この最終手術は骨折した時くらい痛かったように思う。 

手術が終わって部屋に戻り(局所麻酔ってこんなに痛いんだぁ...)と反芻
していたらOやんがお見舞いに来てくれたので、話すと「普通痛くないよ
~、効いてなかったんじゃないの?」って。

痛みの感じ方も人それぞれだけど、麻酔の効き具合も人それぞれ??

数日後、実家の母と電話で話していたら「あなた、幼稚園の頃手術した時、
麻酔が効きにくいですね、って言われてたわよ」...だって。
...早く言ってよ。

でも、まあ終わったことだ。...もう、ほとんど忘れてる。

どこに惹かれるのか

2006-04-07 | Diary
R(あ、写真撮ってるの?カッコよく撮ってね)



R(...どう?この角度)



ウインク!R(あれ、口まで開いちゃう)



夕食後、『太田光の私が総理になったら...』をみた。
野党の給料を0円にしよう、とかアメリカと1年国交断絶する!など、実際
出来ないけれど出来たら傑作だろうなぁ~という議論をしていておもしろ
かった。
私は太田、結構好き。男性的な魅力はゼロだけど頭いいし、言いたいこと
言いまくるし観ててスッキリするのよね。

そして、その後は続けて『Tokyo Tower』を観ている。リリーじゃない
黒木瞳の方の。映画館でも観たけど、好きな人がいる時に観ると酔う映画
だと思う。20歳年下の男の子との不倫も、黒木瞳がするといやらしくない
からいい。

『出会った瞬間、その人が持つ空気に惹かれる...』って。映画館で観てい
た時、妙に共感したっけ。動物的な感覚で惹かれ合うって...。そういう感
覚で結婚した夫婦がどれだけいるのだろう...?
こういうインモラルなことを、お洒落に作ってある映画を観ると妙にまっ
たり考えてしまったり...

サクラ満開

2006-04-07 | Diary
今日はとても天気が良いのでRを庭に少し出してみました。
なが~いでしょ?捕えられた宇宙人みたいね



絶好のお花見日和



かわいらしいね



ダンナさん。写真嫌いなので後ろから...



パセリ。インチキして苗を買ってきました



ルッコラはちょっとだけ大きくなってます



去年から急に桜がきれいだなぁ...としみじみ思えるようになった。
大人になったのか、年をとったのか...
「心が洗われるね!」ってダンナさんに言ったのだけど、なんだか
心底そう思ったのよね...
新年度だし、なんだか再出発みたいな気分で。

男女関係はいつも難問だ4

2006-04-06 | Column
R社長、もの思いにふけるの図



私は旅行が好きで、年に1、2回海外旅行に行くことを目標にして
いる。リッチな旅は出来ないけど...
特にこのところタイにはまっていてアニュアルな旅行としてこれ
まで3回行ってきたのだけれど、物価は安いし、マッサージ天国だし、
食べ物は美味しいし、まだ行ったことのない方にはホント、おススメ
です。

1年半ほど前、2回目のタイ旅行から帰国すると、旅行中行ったオプシ
ョナルツアーの添乗員の人からメールが届いていた。
タイ人の25歳くらいの男の子からだったのだが、最後に記入したアン
ケートをみてメールしてくれたのだろう。なかなか好印象だったし普
通に返事をした。

それから年に数回忘れた頃にメールがきたり、クリスマスカードが来たり
していたのだけど、最近も久しぶりにメールが届いたので「ブログを作っ
たからよかったらみてみて」と返事に書いたら、早速みてくれたらしいの
だが「なんだ、もうだんなさんいたのか。バイ」って返事がすぐきた。


...なんだかな~...男と女は男女の垣根を超えてつき合うことは出来ないの
だろうか...?別に彼に限ってのことじゃないんだけど、大人になってから
これまでもよく感じるのだ。

女性としての部分と、それ以前の人としての魅力。前者だけだと、中身か
らっぽみたいだし、後者だけだとそれはそれで切ないけど。

でも、後者はタイムリミットがないからいいよねぇ...



R(人間はなかなかムツカシイね)




みじゃないの、毛なの

2006-04-06 | 愛猫R
R(丸顔じゃないから正面からだとそんなに太ってみえないでしょ?)



R(ね?ね?!)


で~ん!!この写真、どうみてもおデブだよなぁ...



R(でもね、お風呂に入ると結構細いの。ホント、ホント。大部分が毛なの!信じて...)



ルッコラ!!芽が出てきました~!!あと何日くらいで収穫できるんでしょ...?


R氏は、今やこんなに貫禄がある猫となりましたが、こんな風貌して声は
すごく高いんです。「あお~」と細い声で言います。
昔から「にゃお」とは言わないんですよね。
体も声も、こんな猫初めてです。

毎日の日課

2006-04-05 | 愛猫R
(なにくれるの?)



(...またニボシか)



手太いね~



爪といでます。(おつとめ、おつとめ)


(あ~スッキリした...)足も、太いね



今日は、ダンナさんと木曽三川公園に行ってきました。



午前中雨だったので、雨水が光っていてきれいでした。



名古屋のテレビ局も来ていました。



恋愛適齢期

2006-04-05 | ラブ
ぷ!顔がどこまでかよくわかんないや。


きのうも、友人Oちゃんと会ってうだうだ恋のお話...
独身の彼女は、ダンナさんのいない夜につき合ってくれるので
とてもありがたい。

人を好きになると、ハイになったりロウになったり...恋してない
時に冷静に考えるときっと、答えは明らかなことでも何が何だか
全然分からなくなっちゃう。
30過ぎてまだこんな話をしてるとは20の自分は思ってもいなかっ
たはず。30って大人で何もかも分かってると思ってたもの。

悲しくなったり、腹が立ったり、でも嬉しくなったり...
TVで観たけど、恋するドキドキ感が長い間続くと体に悪いんです
って。だから、人が恋する賞味期限は2年ということらしい。

でも、こういう気持ち、いくつになっても忘れたくはないね。
失恋してやっと、昔自分からサヨナラした人の気持ちに気づけたり
するし...何度も恋して優しくなれるのかもしれない。
私は結婚しちゃったからダメだけど、Oちゃんはこれからも恋する訳
で、それって若くいられる秘訣だと思うよ、きっと。


iPodのFMトランスミッターをやっと買ったので、その後、早速CDを
借りてきた。
HOME MADE 家族のmusicationと、Crystal KeyのCall Me Miss...、
あと、こないだ誕生日だったらしくラジオから久しぶりに流れてきたマラ
イアキャリーのHEROが心にしみたので、それも。

So when you feel like hope is gone
Look inside you and be strong    
And you'll finally see the truth    
That a hiro lies in you...      

『希望が見えなくなったら、自分自身をみつめて
勇気を出して。
そうすると真実が見えてくる、ヒーローは自分
の中にいるって』

恋も仕事も自分の可能性を信じて、がんばろうよ。

8キロの猫R

2006-04-04 | 愛猫R


ZZZ...







なんかカニの甲羅の裏みたい



!!






ノルウェージャンのR氏はちょうど5年前、生後3か月でわが家にやってきた。
ダンナさんと私が結婚し、新婚旅行から帰ってすぐの頃だった。

うちまでの車中、ゲージの中で怯えて鼻を垂らしてピューピューないている
姿が...かわいくて、と言いたいところだけど、ホントのことを言うと、かわ
いくなくて...苦笑してしまった。
家に着いてからも、家具の隙間に入ってプルプル震えながらじっとこっちを
見ている小心者で、(なついてくれるのかな...?)と心配したものだった。

それが、今や...DVD観賞用のイスをいっつも陣取って、ふんぞり返って寝て
いる。ダンナさんが座っている時も「どけ」と言わんばかりにジッと睨みを
きかせてくる。...そして、結局、譲る。
いつからこんな太々しい子になったのか...
でも、まあこの性格が猫の魅力なのよね。

主治医の先生

2006-04-04 | Column
後頭部、結構かわいくて好き。


パジャマ



今ごろ世間ではいろんな別れと出会いが繰り広げられているのだろう。
転勤や異動知らずの私にも、最近ひとつの別れがあった。

1月末、骨折の治療が終わった。
病院にもう行くことがないのでお世話になったM先生とも当然会えなくな
るわけだ。1年半外来に通い、手術も3回していただいた主治医の先生なの
で、やはり患者の私からすると特別な存在となっていた。

子供の頃ちょっと特異な偏頭痛を持病に持っていて、たくさんの病院を廻った
経験がある私は、どうも病院が苦手だった。次から次へと科をまわされるが分
からずじまいで結局「頭痛では死にませんから」、「もう来なくていいですよ」
と言われていまうのが常で、子供心に(お医者さんは珍しい病気は考えてくれ
ないんだ...)と医師や病院に対しずっと失望してきていた。

しかしM先生にお会いして、いつからか病院に行く日が楽しみになっていた。
思い返せば、そんなに長く会話を交わしたわけでもないし、先生がどういう
人なのか本当は少しも知ることが出来なかったのかもしれない。
それでも、M先生が私の持つ病院や医師のイメージを少し変えてくれたこと
は間違いなく、きっとこれからもずっと忘れられない人になると思う。

最後の外来の日、最後だと予想していなかった為ろくにお礼も言えないで
なんだかあっけないお別れになってしまった。
だからかな...?なんだかまたいつかどこかでお会い出来るような気がして
いる。だって『さよなら』って言ってないんだもの...

でも、また骨折してじゃ困るけどね。

ともだち

2006-04-03 | Column
友人Oちゃんと夜、和食バイキングに行った。

B型長女の彼女とO型末っ子の私はキャラがかぶってないためか
腹の立つこともなく、お互いなんでも許し合え、認め合える貴
重な関係だ。

もう出会って14年。人生の半分近くを友達として過ごしてきた。
考えてみると、ダンナさんよりも長い付き合いなわけだ。

この間、恋愛話をしている時Oちゃんがこう言った。
「私、出会った瞬間に、あ、この人と仲良くなりたい!って直感で
感じるんだよね、まーに会った時もそう思ったけど...」

『まー』というのは私のことなのだが、普段お互いさむいことを言っ
たり、褒め合ったりする関係でもないので、私は一瞬ビックリして
「マジで~!?」とか言ったと思うけれど、本当はとても嬉しくて、
なんだかジンワリした。

「私もそう思った」と言うのも嘘くさい気がして言えなかったけれど、
ほんとは17歳だった私もOちゃんと会ってそう感じたのを覚えている。


話しながら途中で主旨が分からなくなったり、ああでもない、こうでも
ないと話したあげく結局「ま、いっか!」で片付けるチャランポランな
私に懲りず、今までどおり広い心でみてやってください。
これからも末永くよろしく。

サクラサケ

2006-04-02 | Column
桜の季節がまた来た。
この時期になると思い出すことがある。

もう何年も前、私が都内の百貨店で働いていた頃、仕事帰りに
上野公園でお花見をしようということになった。
友達の友達やらそのまた友達など、初めて合う面子も多かった
のだが、お酒もいい具合に入り皆楽しく盛り上がり終電に間に合
う頃合いでお開きとなった。

私の家は埼玉の大宮なのだが、今日初めて話したバイトの佐藤君
の家がすぐ近所だ、と言う。結構な有名大学の学生らしいのだが
見るからに泥酔していてコントみたいな千鳥足で、しかも目線が
おかしい。(やばいなぁ~)と思ったが、案の定彼の直の友人で
ある、私の友人に「ごめんね、一緒に帰ってあげて」と頼まれて
しまった。

頼まれている私をしり目に、佐藤君は駅とは逆の方向にヨチヨチ
歩きはじめてしまった。慌てて追いかけ、駅の方向に引っ張って
どうにか終電に間に合うことできたのだが...

車中、社長になるという彼の未来の武勇伝を「はいはい」と聞い
ていたのだが、突然ピタリとしゃべらなくなりおかしいなと思っ
た瞬間!佐藤君は床におもいっきり戻していた。

皆の冷たい視線が、我々に注がれる。というか、佐藤君はうつむ
いて既に半分寝ているので、視線は私に...。
ティッシュでは足りずにハンカチも無駄にし、とりあえず拭き取
ったが、恥ずかしさのあまり佐藤君の手を引いて武蔵浦和で降り
てしまった。

ゴミになったハンカチをゴミ箱に捨てている間、佐藤君はというと
...「!!きゃ~!!危ない!!」ホームギリギリのところでまさに
線路に落ちそうになっていたのだ。駅員さんも走って来て、私は注意され...
それでも佐藤君はおかまいなしで立ったまま寝ている。

もう電車もないので、寝ている父に事情を説明し迎えに来てもらっ
たのだが、車の中でも何度も吐きそうになりホント散々だった。
父にはどういう知り合いなんだ?と聞かれ「今日初めて会った子な
んだよ...ほんとに...」と言うと「なんで初めて会ったのにこんな世話
してるんだ?」と言われて、自分でも本当にもう、訳が分からなく
なって、どうとでも思ってくれ、という心境だった。


次の日、休憩中佐藤君に出くわした時、彼はもの凄くバツの悪そうな
顔をして「ホント、すみませんでした」と頭を下げた。


あれからずいぶん経つから、もう佐藤君もとっくに社会人になってい
るだろうけど、ちゃんとやっているだろうか...社長にはなっていない
と思うが...
...桜の季節が来ると、その好きでも何でもない男のことを未だに思い
出すのだった。