







どうやら、このスタイルはRにとって1番フォーマルな姿勢の
ようです。



フォッフォッフォっ

顔つきまで凛々しく優しいジェントルマンになったように見えます。



一体今日は何なんでしょう??







今回風邪が長引いたこともあり、過去の風邪遍歴を思い出して
いました。
記憶に強く残っているところでは、もう随分前になりますが。。。。
当時日本橋の老舗百貨店でアルバイトをしていた私。
ニコニコ笑顔で、通りがかる客人に某メーカーのコーヒーをお
ススメしていました。
「いかがでございますか?」「どうぞご利用くださいませ」
ひたすら笑顔でピシっと姿勢よく7,8時間立ちっぱなしの仕事です。
でも、これが売れると嬉しいのなんのって!!『自分の力で売っ
た』というのがなんとも快感なのです。しかもメーカー担当の方に
も売り上げがよければ認められ、また仕事の依頼が増える...という
実力(愛想?)主義の仕事なわけです。
そうすると、妙にやる気って出るもんです。
しかし繁忙期、ずっと休まず頑張っていたためかついに風邪を引いて
しまいました。
その時の症状は、『声が全く出ない』というものでした。
喉が痛いので風邪だと分かりましたが、(まさか失語症??)と思う
程突然、ただそれだけ。熱もありません。
「あ」ともひと言も音を発せられないのです。かすれた声すら全く出
ません。そんな状態なので商品の説明など出来る訳もなく。。。
せっかく私を選んでくださったメーカーにも、百貨店にも申し訳なく
悲しくなってきました。(不甲斐ない~!!


やむを得ず、売り場責任者のところへ行き、筆談で説明。
『こんな状態で立っていてもご迷惑になりますし、帰っても穴を空けて
しまいます、申し訳ありません....』
すると50代くらいのダンディーな売り場責任者は
「体は大丈夫なのですか?もし辛くなければニコニコ笑顔で立って
いてくれるだけでいいのですよ。無理はしないでがんばってください」
と優しい言葉を返してくれ、必要があれば説明が出来るようさりげなく
目の届くところにずっと立っていてくださいました。
(なんていいお方!!

危うく本気で惚れそうになりました。親程歳の離れたダンディに。。。


男性は歳をとってもステキな人はステキだからいいですね~!
それから2,3日でかすれた声なら出るようになり、宇多田ヒカルの
モノマネをしまくっていたら徐々に元に戻りましたが、本当に不
思議な風邪の体験でした。
あんな症状はあの時の1回きりです。
それにしても、優しい言葉を照れもせずサラリと言える人って、
いくつになってもきっとモテますよね。


人間性が良い悪いなど別にして、こういう時にスマートかどうかで
モテるモテないの差が出るんだろうな~....と思ったのでした。

