仕事とは？

　仕事を働くこととして捉えるか、自らの人生を生きることとして捉えるかによって、仕事観が大きく異なってくる。故に、当然人生の質も違ってくる。

　さて、宇宙誕生から１３７億年、地球誕生からは４５億年。そして太陽はあと４５億年で爆発して消滅してしまうという。太陽は爆発の前に膨張するので、その膨張が始まると、地球上の生物は生きてはおられない。

　だから、私たちはいくら長生きしようとしても、４５億歳までは生きられないことになる。冗談はさておき、地球９０億年の歴史の中で、わずか８０年ほどを生きる私たちは、どんな生き方をしているのだろうか？

　人生に目的などないと言う人もいる。だからこそ、逆説的ではあるが、自分の人生目的を設定して生きることは大事なことになるのではなかろうか？

　ドラッカーは、現代においては社員一人ひとりが、あたかも経営者のごとく人生経営、自己経営をしていくことが求められていると言う。自らがビジョンを策定するもよし！また素晴らしい優れたビジョンをベースにして、さらに飛翔できる自分ビジョンをつくるもよし！

　これからは、社員一人ひとりの心がまえが、会社の運命と社員の幸せを、なによりもその人の人生を大きく左右するのである。ＡＩの時代を迎え、シンギュラリティが叫ばれている。政府に言われるまでもなく、もう一度、生き方、働き方を真剣に考えてみる時なのだ。