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まるたの日々

まるたです。少しばかり音楽と本とその他趣味の話を。

よつばと!

2005年11月09日 13時00分43秒 | コミック
あずまきよひこ

メディアワークス

普通は出版元のサイトにリンクを張るんですが、
メディアワークスは個々のコミックのページを持っていないようなので、今回は省略です。
(特定の通販サイトにリンクを張ってそこを儲けさせるような事はしたくないので。
アフィリエイトとかも興味ないし。)

かわりに作者のブログを紹介します。
http://www.azumakiyohiko.com/

「よつば」は6歳の女の子。血の繋がらないお父さんと二人暮しで、
ある夏の日に引っ越しをして新しい町に住むようになりました。
そこでの出来事を(おそらくは)1日単位で描いています。

1話完結形式で、コミックは4巻まで出ているのにまだ引っ越してきた年の夏休みです。
ということでサザエさんワールドに陥らずに時間を止めてしまっています。
ストーリーマンガでないマンガでここまで時間を止めたのは初めて見ました。
すごいですね。

もう1つ気になることが。
よつばは引っ越してきた当初、言葉遣いが非常に乱暴で躾が悪く
天真爛漫といえば聞こえが良いけれども、
やっていいことと悪いことの年齢相応の区別が付いていませんでした。
マンガだから笑って読めるけれども、もし自分が本当にこの子のご近所だったら
首根っこを捕まえて親に怒鳴り込んでしまうかも、と思うようなキャラクターでした。

しかし、話が進むにつれ徐々に社会性が身に付いて来て、
悪ふざけが過ぎないようになり、言葉遣いが女の子らしくなって来ています。
4巻でのよつばなら、世間知らずも歳相応に微笑ましい感じです。

マンガを描いていく過程でなんとなくそうなってしまったのか、
お隣の一家や他のご近所との交流の結果そういうふうになったと
作者が意図的に描いているのか気になります。

普通のマンガでこれだけの長期間でこのようなゆっくりした変化を
意図的に描くとはありえないですが、
なんといってもサザエさんワールドに突入せずに時間を止めて見せた人ですから
このくらいのことは出来るかもしれません。


親バカ日誌

2005年10月25日 12時27分00秒 | コミック
親バカ日誌

白泉社

魔夜峰央

続編の「親バカの壁」を読んで、ホントーに親バカだなってんで
先に出たほうのも気になっていたんですが、
先日本屋で見つけたので、買ってみました。

魔夜一家:本人、奥様(バレエの先生)、上の子(女の子)、下の子(男の子)
における、子供達の生態(?)が書かれています。
「壁」より「日誌」の方が新鮮味があって面白かったです。
子供達がまだ小さいので話がほのぼのとしているせいもあると思いますが、
続編はちょっとネタ切れ気味な感じ。

魔夜峰央、本当に親バカです(笑)。手がつけられません。
まあ、ふつうにそれなりにいい子達なんでしょうね。
今の世の中で普通にそれなりにいい子に育ったことは喜ぶべきことですね。
ただ、言語能力の異様な低さが恐ろしいです。
今の子ってみんなあんななのかな?

また、子供達が自分のことをこんな風にマンガに書かれるのを
気にしていないのか、ちょっと気になります。
小学生くらいならともかくティーンエイジャーにもなれば
親より外の友達関係が重要になって、親に話さないことが多くなりますし。
近々、親離れな話も出てきたりするんでしょうか。







誰も寝てはならぬ

2005年08月26日 12時44分43秒 | コミック
誰も寝てはならぬ

サラ イネス

講談社

モーニングに連載中のコメディで、デザイン事務所の個性的な面々と
そのまわりの人々の日常を描いた作品です。

人物の背景や性格、行動の設定が非常に良く出来ていて、特徴の描写が細かく
「絶対どこかにモデルがいるに違いない」と思わせる感じがします。
まあ、いるんだと思いますが。
いようがいまいがお約束で「この物語はフィクションです」って書きますよね。

最新号(2005/8/25発売)は、事務所の庭(!)にニラを植える話でした。
我が家にもプランター1つ分のニラが植わってます。
成長期には自給自足体制が取れるほどよく育ってくれて有難いです。
花が綺麗かどうかは?です。同じネギの仲間でもチャイブの花の方が綺麗ですね。

ちなみに、マンガのタイトルはプッチーニのオペラ「トゥーランドット」の
有名なアリアの曲名です。
が、マンガの内容はオペラとは全く関係無いです。


クリスタル☆ドラゴン

2005年08月10日 12時52分05秒 | コミック
クリスタル☆ドラゴン

あしべゆうほ

秋田書店

ローマ時代のヨーロッパを舞台にケルト神話の世界を織り交ぜて描くファンタジーです。
エリン(アイルランド)の平和を取り戻すため竜の杖を探して旅するアリアンロッドの冒険を描いています。

何がすごいって、もう20年以上も書き続けているのに、
最初の方の話と今描いている話に矛盾がなく、昔の伏線がきちんと今でも生きているのは驚嘆に値します。

長く続いている連載マンガは他に沢山ありますが、多くの場合
昔の舞台設定がいつの間にかチャラになっていたり、
伏線ほったらかしだったり、キャラクターの人格や位置づけが変わってしまったりするのですが、
これはそういうことがありません。

あしべゆうほさんは「悪魔の花嫁」の作画もされていて、
こっちの話が非常に御都合主義的に作られていただけに余計驚きです。
(「悪魔の花嫁」は原作付きですので、単純比較は出来ないのですが。)
「悪魔の花嫁」はこれはこれで楽しめる話ですが、
この歳になると細かいところの矛盾がどうしても気になっちゃいますね。

クリスタル☆ドラゴンのもう1つすごいところは、
キャラクターが大して魅力的とは言いがたくて、
また、話の展開も非常に複雑でついて行きにくいのに、
ちゃんと盛り上げ所を心得ていて、面白く読ませてくれるところです。

女性キャラはアリアンロッドにしてもヘンルーダにしても感情移入しにくく、
男性キャラは無駄にゲイ率が高いです。
(あの時代に連載開始された少女マンガだとそうせざるを得なかったんでしょうか。笑)

話は舞台があちこちに飛びながら並行しつつ、かつ、絡み合いながら進んでいくので、
ちゃんと把握するのに何回か読み直さなければなりませんでした。

それでも、それでも、面白いんですよねぇ。
いや、大したものです。

また、ケルト神話やあの時代のヨーロッパの風習や風俗など良く調べて描いていらっしゃるようで、安心して読んでいけます。

ということで、続きが気になるマンガですが、
長い連載物にありがちな「完結するのか?」という疑問は湧いてきます。
しかし、物語がもうかなりクライマックスに近づいているので、完結はするんじゃないでしょうか。
楽しみですね。

ピアノの森

2005年07月16日 11時04分01秒 | コミック
ピアノの森

一色まこと

講談社

最近、講談社のマンガが面白くなってきています。(^^)

掲題のマンガは現在モーニングで連載中のピアノマンガです。
森に捨てられたピアノを日々弾いて育ってきた貧しい母子家庭の少年カイが
ピアニストを目指すお話です。

ピアノや音楽に関する部分はかなり無茶というかむちゃくちゃな部分がありますが、
一色まことさんの描く子供達は表情豊かで子供らしい活力にあふれ
いきいきとしてとても魅力的です。

現在子供編は終了し、10代後半の少年編に突入していますが、
主人公カイの設定が出来すぎで、読む側が感情移入しにくくなっている印象を受けます。
貧乏でレッスン代はおろか学費も出ないような家庭の子が
有名進学校に学費免除の特待生で入学し、
バイトで忙しくて学校はろくに行かなくても成績は常にトップクラスで、ピアノにいたっては、
友人で海外留学中のピアニストの卵、修平君を涙させてしまうほどの出来とあっては
同情を誘わなくても仕方ないでしょうか(笑)。

これでは面白くないなぁと思っていたら、作者ご本人も同様に感じているのか
少年編では主に友人の修平君や誉子ちゃんを中心にお話が進んでいます。
カイを主人公に引き戻すにはもう少し苦しい環境において本人の欠点というか
苦悩を前面に出さないと、というか苦労していただかないと(笑)。

誉子ちゃん関連のストーリーは子供編でもなかなかの読ませ所でした。
また、現在連載中の部分は誉子ちゃんを中心にお話が進んでいます。
意地っ張りだけれども努力家で可愛い誉子ちゃんには好感が持て、
これからの展開が楽しみです。

しかし、最近隔週モードに突入していてちょっと心配です。
昔っからよく原稿落としてた人だしねー(笑)。
無理せず頑張って欲しいです。


もやしもん

2005年07月09日 16時54分46秒 | コミック
もやしもん

石川雅之 

講談社 イブニングKC

菌マンガです。これも動物モノの一種と言えるでしょうか(笑)。

主人公の農大1年生沢木直保は、菌やウィルスが見える特殊能力を持っています。
沢木の目で見た菌達は、喋る(「糖うめー」)、Sケンをする、
人間を識別する(「お、直保」「本当だ」)、
会話をする(「何かかもすものないかな」「あっちにパンがあったよ」)、
しかも違う菌種同士で会話するし、人間を励ます(「どうした直保、食べて元気になれ」)、
揚げ句の果てには薀蓄をたれる(「待たんか分からずや、我々乳酸菌の余談をきけ」)、
といった、とてもかわいくて楽しい菌達です。

農大を舞台にした話ですが、
人間のキャラクターも個性的で面白く、細部が非常に丁寧に作ってあるので
読んでいて飽きが来ません。

あのシャーレに寒天の培地はちゃんと入っているのか?とか
入学したてでおそらくはゆとり学習世代の沢木はともかく、
院生の長谷川さんまでが「風邪菌」とか言ってる部分になんぼか不安を感じますが、
まあ、菌が可愛いし、話が面白いので許すって感じでしょうか。

1巻の段階ではまだ設定の面白さだけで見せている感がありますが、
これからどうストーリーを展開していくのか楽しみです。

なお、作者の石川さんはご自分のサイトを持っていらっしゃいます。
http://homepage2.nifty.com/mmmasayuki/

どうでもいいですけど、A・ストラップ欲しいです(笑)。