天才柳沢教授の生活
山下和美
講談社
何でいまさら、こんなものが出てくるかというと、
最近、自分の同僚がアスペルガーであるような気がしてきたので
ちょっと調べてみたからです。
アスペルガーについて書かれた比較的まともなサイトを
読んで、ああ、これは柳沢教授じゃないですか!
と思ったわけで。
で、このサイトは比較的まともなんですが、
他のサイトや本なんかを見ると、
アスペルガーで出てくる一次的な兆候と、
一次的な兆候が原因で二次的に作られてしまう人格障害の類が
ごっちゃにされていると思われるものが多く
コミュニケーション能力に問題がある=アスペルガー
と語られてることが多くて、誤解を招いているような気がします。
柳沢教授はアスペルガーによる一次的な障害だけが出ていて、
育成環境に恵まれたのか、二次的な人格障害の類が殆ど出ていないケースのように
思われます。
コミュニケーション能力に問題があっても、
人格障害は殆ど引き起こしてないです。
ちなみに柳沢教授は作者のお父さんがモデルだそうで、
最近の教授はなんだか超人じみてきていますが、
若い巻では、かなり正確にアスペルガーなお父さんの様子が
描写されていたのではないかと思われます。
なお、思われます、ばっかり連発しているのは
はっきりいって、自分は全くこの分野は素人で、
また作者のお父さんに会ったことがあるわけでもなく
想像(妄想?)の域を出ていないからです。
引き続き、妄想な話を続けると、
自分の同僚の様子や(若い巻の)柳沢教授の様子、
上記サイトの中身なんかをあわせて考えると、
アスペルガーっていうのは、ニューラルネットの弱いウェイトを作れない、
あるいは維持できない、もしくは、作れても必要に応じて活性化できない、
ウェイトを作る時には非常に強いウェイトでしか作れない、
だから、なかなか切ることができない、
また、一つのノードから伸びる線の数があまり多くない、
平たく言えば、麻縄でなったようなニューラルネットで脳みそが出来ている、
ということのように思われました。
そういうモデルで、
雰囲気といった漠然としたものが読み取れず、
一方で論理的に破綻が無いことを非常に尊ぶ、記憶力がいい、etc.の
上記サイトに書かれた兆候が殆ど説明できるような気がします。
感情的に不安定なことが多いのも、
一回そういうたとえば「不安」に関するネットワークが出来てしまうと
これを切ることが出来なくなるからで、
一方、そういう「不安」みたいなマイナスのネットワークを作る機会が無ければ
柳沢教授のような人が出来上がると。
ちなみに、自分は工学分野でのニューラルネットは多少かじった(見た?)ことがありますが、
医学分野については全く素人なので、
話的には工学分野のニューラルネットモデル的な話になってます。
で、一方で、
アスペルガーをミラーニューロンの異常で説明しようとする説が有力みたいですが、
雰囲気読めない、みたいなのは良く説明できると思うんですけど、
それ以外の部分があまり説明できてない気がします。
自閉症なら説明できるのかも知れないけど。
とすると、自閉症とアスペルガーが地続きというのは
ウソかもしれないと。
いやいや、自分は素人なのでテキトーなこと言ってます。
で、くだんの同僚ですが、
技術的には非常に優秀ですが、なぜか自分をダメダメと思い込んでおり、
見捨てられ不安が強いです。
トラブルがあったときに、
いきなり泣き出されたときにはさすがにびっくりしました。
でも、自分をダメダメだと思い込んで不安に駆られてるのは
二次的な症状だと思うんですね。
一次的な部分は克服不能だとしても、二次的な部分は克服可能ではないかと。
とても優秀な人なので、是非柳沢教授のような人格を目指して欲しいなーと
思います。
山下和美
講談社
何でいまさら、こんなものが出てくるかというと、
最近、自分の同僚がアスペルガーであるような気がしてきたので
ちょっと調べてみたからです。
アスペルガーについて書かれた比較的まともなサイトを
読んで、ああ、これは柳沢教授じゃないですか!
と思ったわけで。
で、このサイトは比較的まともなんですが、
他のサイトや本なんかを見ると、
アスペルガーで出てくる一次的な兆候と、
一次的な兆候が原因で二次的に作られてしまう人格障害の類が
ごっちゃにされていると思われるものが多く
コミュニケーション能力に問題がある=アスペルガー
と語られてることが多くて、誤解を招いているような気がします。
柳沢教授はアスペルガーによる一次的な障害だけが出ていて、
育成環境に恵まれたのか、二次的な人格障害の類が殆ど出ていないケースのように
思われます。
コミュニケーション能力に問題があっても、
人格障害は殆ど引き起こしてないです。
ちなみに柳沢教授は作者のお父さんがモデルだそうで、
最近の教授はなんだか超人じみてきていますが、
若い巻では、かなり正確にアスペルガーなお父さんの様子が
描写されていたのではないかと思われます。
なお、思われます、ばっかり連発しているのは
はっきりいって、自分は全くこの分野は素人で、
また作者のお父さんに会ったことがあるわけでもなく
想像(妄想?)の域を出ていないからです。
引き続き、妄想な話を続けると、
自分の同僚の様子や(若い巻の)柳沢教授の様子、
上記サイトの中身なんかをあわせて考えると、
アスペルガーっていうのは、ニューラルネットの弱いウェイトを作れない、
あるいは維持できない、もしくは、作れても必要に応じて活性化できない、
ウェイトを作る時には非常に強いウェイトでしか作れない、
だから、なかなか切ることができない、
また、一つのノードから伸びる線の数があまり多くない、
平たく言えば、麻縄でなったようなニューラルネットで脳みそが出来ている、
ということのように思われました。
そういうモデルで、
雰囲気といった漠然としたものが読み取れず、
一方で論理的に破綻が無いことを非常に尊ぶ、記憶力がいい、etc.の
上記サイトに書かれた兆候が殆ど説明できるような気がします。
感情的に不安定なことが多いのも、
一回そういうたとえば「不安」に関するネットワークが出来てしまうと
これを切ることが出来なくなるからで、
一方、そういう「不安」みたいなマイナスのネットワークを作る機会が無ければ
柳沢教授のような人が出来上がると。
ちなみに、自分は工学分野でのニューラルネットは多少かじった(見た?)ことがありますが、
医学分野については全く素人なので、
話的には工学分野のニューラルネットモデル的な話になってます。
で、一方で、
アスペルガーをミラーニューロンの異常で説明しようとする説が有力みたいですが、
雰囲気読めない、みたいなのは良く説明できると思うんですけど、
それ以外の部分があまり説明できてない気がします。
自閉症なら説明できるのかも知れないけど。
とすると、自閉症とアスペルガーが地続きというのは
ウソかもしれないと。
いやいや、自分は素人なのでテキトーなこと言ってます。
で、くだんの同僚ですが、
技術的には非常に優秀ですが、なぜか自分をダメダメと思い込んでおり、
見捨てられ不安が強いです。
トラブルがあったときに、
いきなり泣き出されたときにはさすがにびっくりしました。
でも、自分をダメダメだと思い込んで不安に駆られてるのは
二次的な症状だと思うんですね。
一次的な部分は克服不能だとしても、二次的な部分は克服可能ではないかと。
とても優秀な人なので、是非柳沢教授のような人格を目指して欲しいなーと
思います。