茂木健一郎氏は『赤毛のアン』が好き
ということで、びっくりした話をしました。
今日、たまたま茂木氏の『脳を活かす勉強法』を読んでいたら
『赤毛のアン』に言及した記述を発見。
どうやら、高校のときの英語学習の方法として、『赤毛のアン』を使っていたようなのです。
本を引用して紹介すると…
「普通、英語を勉強するといったら、まずは英単語を覚える、英文法をマスターする、という感じだと思います。
しかし、そんな勉強法は、ぼくはまったく興味を持てませんでした。
僕の脳を喜ばせてくれる勉強法ではなかったのです。
それでは、どんな勉強法をとったのか。
僕は延々と、そして徹底的に英文を読み続けたのです。
たとえば、僕は『赤毛のアン』が好きだったので、シリーズすべてを原書で読みました。
それまで本格的に英語の本を読んだことはなかったのですが、無謀にも僕は辞書さえひかずに読み始めたのです。
いまでもそのときの感覚を覚えています。
最初のうちは読んでいても、苦しくてしかたがありませんでした。
脳の中のボルトとナットがうまくまとまらない感じで、とてももどかしい感覚でした。
でも、それを我慢して何冊か読み続けていくうちに、ある瞬間に突然フッと楽になり、スラスラと英語が読めるようになっていったのです。
きっと、脳の中で劇的な変化が起こっていたのでしょう。
そのあとは『英語など恐るるに足らず』という感じになりました」
ふうん。
やっぱり、もともと『赤毛のアン』が好きだったんだ。
それで原書で読む教材にしたんですね。
ちなみに、『指輪物語』もこの方法で、高校のときに読破したそうです。
3月からはNHK教育テレビで「赤毛のアンを原書で読む」という番組がスタートするらしい。
また茂木氏が登場しそうですねぇ、この流れだと。
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オルサ
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