

いろいろ面白かったが、いちばんビックリしたのは、映画「横道世之介」で女優助演賞をとった吉高由里子の美しさ。脱力系女優という印象が強いが、髪を結い上げ、ロングのエスニック風のドレスを着た姿は神々しいまでに美しい。腕の白さがまぶしく、女優さんってきれいだねーと、呆けてしまった。
「舟を編む」で男優主演賞を受賞した松田龍平は、少し光る素材のスーツをきて、他の出演者の間ではぬきんでてお洒落。でも髪が長く伸びており、素敵だけどちょっと危ない雰囲気も。
映画の役柄のいかにも誠実そうな感じは演技なのか。と、役者魂を垣間見た思い。
星野源も見たし、「かぐや姫の物語」の高畑勲監督も、「風邪たちぬ」のプロデューサー、鈴木敏夫さんも見られたので、ミーハー気分はすっかり満足させられた。
ちなみに、日本映画大賞を受賞したのは「舟を編む」(石井裕也監督)。地味目の映画が賞をとったのも、なかなか面白い。
邦画のこれからが楽しみになる。