

地元、福岡県春日市の小中学校の同級生で結成したバンドで、スタートダッシュはなかなか良かったのだ。
「2009年九州朝日放送V3新人オーデションで14th最優秀賞を、同年TOKYO FM主催10代限定夏フェス閃光ライオットでは準グランプリを獲得。
2010年には、楽曲「Puzzle」が、フジテレビ「めちゃ2イケてるっ!」のエンディングテーマにも抜擢された。」
その勢いに乗ってメジャーデビューももうすぐというところで、東日本大震災。
残念なことに待ったがかかった。
しかし、博多を拠点に地道に活動をつづけ、ついに去年の2月27日にソニー・ミュージックからメジャー・デビュー。
自分たちで車を運転し、各地でのライブ活動を続けている。
しかし、メジャーデビューしても、なかなかヒットを飛ばすことができないのは、「それが概ね」というところだろうか。
いつかは「芽が出る」ことをめざして歌い続け、演奏をつづけている姿は、なかなかいい。
どの分野であろうと「芽が出る」のは、かなり我慢した先なのだから。
別にめげることはないのだ。

【2014年ワンマンライヴツアーCHEESE CAKE号「X」kmの旅】
車を運転して中国自動車、東名高速などを北上してきたそうだ。
ライブは東京・渋谷からスタート。
ところがせっかくの、準備を重ねたライブだが、ご存知のように昨日の東京は大雪。
20数センチも積もった雪まみれの景色に、相当がっかりしたに違いない。
それでもライブは決行。
ライブハウス「渋谷www」の会場はいっぱいだった。
温かいファンがついているのだろう。
和やかな雰囲気の中、「こんな大雪の中をきてくれてありがとうございます」と深々と頭を下げる彼ら。
「このライブにきてくれた皆さんとの間には絆ができたと感じます」(ほんとはもっと魅力的で率直な表現をしていたのだけど、まあこんな感じ)
そして歌いまくった。
大雪の日の熱いライブ。
きっとCHEESE CAKEのメンバーも参加した人たちも、今日のライブのことは忘れないに違いない。
それに、今日みたいなライブができたってことは、「芽が出ている」と考えてもいいんじゃないか?
200数十名の観客は、彼らのおかげで、たしかに楽しい時間を過ごせたのだから。