この『クリスマス・ブック』は、
東京郊外にある私設図書館「ハル文庫」で発行している小冊子に
連載されたものです。
ハル文庫は本を貸し出す以外に、いろいろな活動をしていますが、
その一つが月刊『物語眼鏡(めがね)』という小冊子の発行。
今年の夏が始まるころ。
定例会議が開かれ、今年こそ『クリスマス・ブック』をつくろうという話になりました。
担当するのは、旧館長の弟の鈴木ショウくん。
(35歳の大人ですけど、たいてい〝くん〟づけで呼ばれます。
一般誌やウェブのライターをしていて、自分の仕事も大忙しなのですが、
館長だったお姉さんに頼まれ、小冊子の発行を引き受けたのです。
「姉には頭が上がらなくて、断るという選択肢はなかった」と本人はぼやいていますが、
じつは大乗り気でこの仕事に励んでいます。)
今年は大雪が降って厳しい冬になりそうです。コロナだし。
なので、『クリスマス・ブック』でみんなの気分を少しでも盛り上げようということに…。
では、さっそく、鈴木ショウくんがつくった『クリスマス・ブック』の内容をご紹介していきましょう。
(次回につづく。
…うまくつづくといいのですが☆)