昨年末に観た映画は『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』。
ファンタビ・シリーズ第一作『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』は
魔法動物の世界が丁寧に描かれ、
物語の展開もわかりやすく、とても面白いと思ったけど
この映画は、次に展開するための情報が詰め込まれ
展開が早くてわかりづらい。
物語としてのひとまとまりに欠ける気がする。
それでyoutubeの動画をつらつらたどって
J・K・ローリングさんのインタビューの部分を拾ってみた。
なるほど、そういうところを肝に、
これから物語が展開していくのかな。
ファンタビ・シリーズは5作つくられるそうだ。
ハリー・ポッターと同様、壮大な物語になりそう。
それなら、余計に原作を読みたいものだ。
ハリー・ポッターは小説のほうを先に読んで映画を見てるから
細部まで納得がいった。
ローリングさんは物語の細部にこだわって書き込むのだ。
映画のほうはそうはいかない。
後追いでいいから、ノベライズしてほしいと思う。
もっと細部まできちんと書き込んだものが読みたいものだ。
そうしたら、きっと、もっと面白い。
【以下はローリングさんのインタビュー談話。出どこはyoutubeの動画】
↑ダンブルドアを演じるジュード・ロウ
★若き日の教師ダンブルドアは、どのようにして
あの偉大なダンブルドアになったのかを解き明かす物語だ
ジュード・ロウに会ったとき、
私の知るかぎりのダンブルドアに関する情報を全て話したわ。
だって、それがなかったら、
ジュードはただ人の人生をもてあそぶ人物を演じなきゃいけないでしょ。
それは本当のダンブルドアではないの。
この映画の中で彼は少しミステリアスだわ。
私たちはニュート目線で彼を見ることになるの。
ごくわずかな人だけが
彼の❝ダンブルドアイズム❞につき合えると思うの。
言い換えると彼の秘密主義なところにね。
ダンブルドアはかって、グリンデルバルドの野望に
魅了された暗い過去がある。
グリンデルバルドとダンブルドアの関係は
みんなが知っているダンブルドアになるための
重要な要因なの。
若きダンブルドアは、なおすことのできない心の傷を負ってしまったの。
二度となおらない傷を。
だから彼は言うの。
「グリンデルバルドの仲間に攻撃するな。
それは奴の思うつぼなんだ」
誰も聞く耳を持たないわ。
ダンブルドアにはよくあることだけど。
だけど、どんなに状況が苦しくても、
ダンブルドアはいつもいたずら好きな一面がある。
それはみんなを驚かせると思うわ。
ジュードの演技も素晴らしかった。
↑グリンデルバルドを演じるジョニー・デップ
★黒い魔法使いグリンデルバルド
グリンデルバルドは数か月間、ニューヨークの刑務所に入ってるの。
やがて彼は自分の犯した罪の責任をとるため
ヨーロッパに輸送される事になる。
もちろん逃亡は避けられなかったわね。
クリーデンスは生きてたの。
彼にとって重要な問題は(自分の家族を知りたいということ)
みんながパリに向かう理由は、クリーデンスなの。
物語はより深く複雑になっていくの。
誰が誰の味方なのか、明かされることになるわ。
物語は重要な局面に入っていくの。
全てにおいて、より一層深みと複雑さを増していく。
映画を最後まで見たとしても
あなたの想像が真実とは限らないわ。