サラ☆の物語な毎日とハル文庫

映画『ボヘミアン・ラプソディ』を観た

 

少し前に映画『ボヘミアン・ラプソディ』を観た。

周り中で評判で、じゃあ見て観ようかと腰を上げた。

 

なんてったって、フレディ・マーキュリーは私の中では

鬼門といっていい存在。

というのも、数年前にクィーンとフレディ・マーキュリーにハマった友人がいて。

まるで大人になって罹った麻疹のように重症だったからだ。

 

寝ても覚めてもフレディ・マーキュリー。

その世界に浸りきって、きっとドキュメンタリーはもちろん

評伝やなんかも読みあさったんじゃないかな。

それが何年もつづいた。

そんな強い伝染力があるのなら、

 

そんなの困るよ。

 

と言っても、ファンの人には怒られそうだけど

映画を観て、フレディ・マーキュリーは歯が出てると知ったくらい

疎かったんだ。


(なんでも、ほかの人より前歯が4本多いらしい。)

そのせいで(と映画のフレディは言ってたけど)

たぐいまれな歌声の持ち主となったとか。


ピアノを弾くことも知らなかった。

 

映画を観て、ピアニストであることと、猫好きなところに惹かれた。

いいよねぇ。

(本人が猫を可愛がるシーンを見たかった…)

ピアノに関しては「7歳のころにピアノを習い始めた」

とウィキペディアにあるけど、きっと本格的につづけるところまでは、いかなかったんだと思う。

8歳でインドのムンバイにある全寮制の英国式寄宿学校に通い始めているからだ。

 

独特のピアノのタッチ。

フレディのピアノに関しては、ブライアン・メイが

「クィーン ボヘミアンラプソディ PV レコーディング メイキング」の動画で

こんなことを言っている。

 

自分では評価してなかったけど

特異なピアニストだ。

誰にもマネできない。

クラシックも学んでないよ。

我流で理論や演奏を勉強した。

信じられないくらい正確なんだ。

彼は頭の中にメトロノームがあるような感じだった。

技術的に優れた人でも欠けているものがある。

演劇性や正確性だ。

でも彼は違った。

ドラマーの弾くピアノなんだ。

こういう(ピアニストのような)弾き方じゃなく

独自の弾き方で力強く弾いた。

クリック音を使わなくても正確だった。

ミスも気にしない。ライブだからさ。

フレディの頭の中では、コーラスが同時に再現できた。

 

きっとクラシックを学んで…といったことはなくても、

リズムを正確に刻み、素敵なメロディラインをつくり・弾く、

凄腕のピアニストだったんだろう。

 

それが証拠に、曲の中のピアノはどれも心をひきつける。

 

いい映画だった。

ラミ・マレックはフレディ・マーキュリーの内面を演じるのに深みがあった。

でもねぇ、エンドロールに、フレディ・マーキュリー自身の映像が出てて

そのリズム感のすごさに驚いた。

その動きといい、ラミ・マレックのフレディより

もっとずっとかっこいい。

映画という枠組みのなかでは

ラミ・マレックはまさにフレディだと思わされる。

でも映画は映画だよね。

 

麻疹に感染したわけじゃないけど、クィーンの音楽はよく聞くようになった。

映画は字幕で歌詞が流れたから、歌の意味も伝わって、共感できた。

フレディ・マーキュリー、そしてクイーンは偉大なアーチストだったのだと納得する。

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