↑ 足立区の知り合いから送られてきた今朝のご来光!!!
こんばんは!
まったりとしたお正月ですが、いかがお過ごしでしょうか?
1年のはじまりの日でもあり、
なんとしたことか、地震のニュースも入っています。
そんな中、宮崎駿監督作品のアニメ映画『きみたちはどう生きるか』
でも問いかけられているように
人は、自分はどう生きるのかを、
きっちりと考えておいたほうがいいなと思っているところです。
ちょうど一年前に、お知り合いの詩人の赤井宏之さんが
新作ができたからと、送ってくださった詩が
そういうことを考えるのに、いいなと思い、
ご紹介します。
「洟泗滂沱(ていしぼうだ)」というタイトルの詩です。14行詩というのだそうです。
(そのときに、この詩を拡散してもいいと、ご了解をいただいています。
1年前のことですが、時間をパタンと折りたたんだように、
また新年がめぐってきましたのでね。)
洟泗滂沱
涙がにじんだのは歳の所為だろうか
荷台部分を美容室に改造した3tトラックが
石川の過疎の村を駆けて行く
「ガソリンの高騰で
移動するだけで
月20万はかかります」
若い美容師が明るく語る朝のニュース
足腰不自由なお年寄りの髪を切りながら
優しく親しげに話しかける姿
「ありがたい」と鏡を見る老女
トラックの後ろに書かれた文字が映し出されて
次の村へと駆けて行く
「いま 行くさけ 待っとってね」
「行くさけ」で涙が流れ落ちた
人のために生きるのは、なかなか難しいものです。
利他の心、と仏教では言うそうですが。
そろそろ、その利他の心について、真剣に考えてみたいと思っている
高橋です。
それでは、1年のはじまりの日の最初の夜を
ぜひ、素敵にお過ごしください!!