二代目のつれづれなる日記

大阪で別注家具・オーダー家具の製造、家具のリメイク・修理をしている丸一木工所の二代目の日々の日記です。

丸脚の修理

2010-04-24 22:21:37 | 修理
抽斗付きのローテーブルの改造が仕上がりました。



天板はシナランバーコア合板着色オイル仕上げで、幕板や脚はアルダー材
オイル仕上げです。

先日、書かせていただいたバーチ合板の事なんですが、フィンランドバーチと
ロシアンバーチがある事を、このブログを見ていただいている方の中には
ご存知の方もいらしゃると思い、そこで一度お聞きしたいんですが
1220×2440(1220×1820)×4ミリ厚みの分を利用してフラッシュ家具を
作っている方っておられるんでしょうか?

バーチの突板だったら、通常化粧面の単板が0.2~0.25ミリですが、バーチ合板は
4ミリの場合3プライですので、(約1.3ミリのバーチが三層になっているので)
箱物家具で、総重量を軽くしたい場合で尚且つ、オイル仕上げで作る場合だったら
私的には良いなと考えているのですが、私はまだ実際に作った事はありませんので
この件に関してのご意見を宜しければコメントか、うちのHPからアクセス
していただいてメール下さればありがたいです。。。


さて今週は、この他に色々仕事をさせていただいてたのですが、ダイニングテーブル
の丸脚の修理の依頼がありました。

比較的柔らかい材料に、ハンガーボルトを捻じ込んでいたのが「経年でゆるんできた
みたいで、テーブルがぐらついて困るのですが・・・」との事でしたので



ハンガーボルトの緩み止めの加工として、テーパーの付いたピンを打ち込み
(エポキシ樹脂のボンドを塗布の上で)仕上げました。
予備の丸棒にハンガーボルトの加工をし、一回実験してみたのですが、
ど真ん中にピンの下穴(4.8Φ)をあけると、ボルトの強度面が心元なかったので
若干センターからずらしました。

ちなみにこのテーパーの付いたピンは、アトムやノグチのレッグジョイントに
使われている物で、価格も比較的安いです。




打ち込んでから、(脚が黒色だったので)ピンも黒色を塗っておきました。


別注家具製造・家具の修理・改造の丸一木工所のホームページ

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