こんにちは。
今年も八月の終りに、日暮れの公園にヒグラシの声を聴きに出かけました。
この十数年、それが夏おさめになるような、マイ行事になっているのです。
ところが今年は、待てども声を聞けませんでした。あたりはすっかり暗くなってしまって。
心残りなので、翌日も公園に出かけて行ったのですけど、やはり聞けませんでした。
ヒグラシ、一体今年はどうしてしまったのでしょうか。
梢をむなしく見上げるばかり。
ツクツクボウシやミンミンゼミはいつも通りいくらでも鳴いているのに。
夏の終わりの夕方の短い間にしか鳴かないデリケートなセミだから、微妙に気温や外気の条件が
整わなかったのかもしれない。今年は異常に暑かったから・・。
コンサートがいきなり中止になったような気分で帰りました。
今回は「美幌峠」という歌を載せました。
何だか好きな、いい曲なんです。お聴きになってみてください。
美空ひばりさんにも同じタイトルの歌がありますけど、まったく違う歌です。
2007年NHKのユアソングというラジオ番組で発表された歌と聞きました。
最後に歌詞を入れておきます。
このいい動画、どうか削除されませんように。(よろしくお願いします)
美幌峠
作詞:若山かほる 作曲:四方章人
夜が明ける旅が始まる
むらさきの美幌峠よ
おぼえているかい 霧につつまれて
夢を結んだ 湖畔の宿を
蝉時雨きいて歩いた
たそがれの森の小径よ
あの日の面影 忘れられなくて
帰りたくない こころが痛い
屈斜路湖(みずうみ)は闇にしずんで
ただ静か 美幌峠よ
あの娘をしのんで 一人しみじみと
のめば酔うほど あふれる涙