こんにちは。さすがに水の月、よく雨が続きますね。
お天気図を見ていますと、傘マークがまるでドレミの音符のように日本地図を上がったり
下がったり下がったり上がったり。この週末からまた日本全土が傘マーク。
~ 雨に濡れてる 黄昏の街 ♪ ~
若い人はもうご存知ないでしょうね、二十年くらい前まで、ちあきなおみという、実力のある
女性歌手がいました。
この人の、アメリカのフォークソング「朝日のあたる家」などはあまりにも真に迫っていて、
辛くて一度聴いたら二度は聴けませんでした。朝日のあたる家というのは娼館なのです。
「夜へ急ぐ人」という歌も表現はずば抜けていますが、病んでいる心を歌って、怖かったな。
そもそも歌って何だろう・・って考えさせられました。
でも彼女はきっと、真の孤独、心の闇を抱えて生きてゆかざるを得ない人々の気持ちを
まっとうに代弁しようとしたのでしょう。
誰か一人でも解ってくれる人がいると思えれば救われることもあることでしょう。
また、事情は違っても彼女自身の心の闇を歌うことでもあったに違いありません。
そういった意味で、ちあきなおみという人は本格的なブルースが歌える人だったと思います。
もちろん明るい曲もたくさん歌っているんですけど。
そして突然、芸能界を去ってゆきました。
もっと聴きたかったな・・
ご一緒に聴きましょうね。
黄昏のビギン ちあきなおみ
【お詫び:申し訳ありません、ここに掲載していた動画が、YouTubeから削除さ
れていますので、下記の動画↓を再度ご紹介致します。まったく同じ録音で、画面が
違うだけですので。 】
こんなに復帰を待たれている歌手もいないのですけど・・
おそらく戻ってはいらっしゃらないでしょう。