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二つ星の空

(旧「風からの返信」-11.21.09/「モーニングコール」/「夢見る灯台」/「海岸線物語」)

「こどもしょくどう」~語らない瞳の雄弁~

2020-04-19 18:33:04 | 吉岡秀隆
連投。崖の上。

録画した「こどもしょくどう」を観た。
素晴らしかった。多くの人に観てほしい作品だ。映像の力がすごい。映像から、登場人物の表情や立ち姿から、ものすごいたくさんのメッセージがこちらに流れ込んでくるような印象を感じた。

中途半端で脆弱な感受性しか持たないおいらは、冒頭から胸を締め付けられるような(実際胸が痛かった)感じで、言葉にならない様々な気持ちがわきおこって、最後まで見終わったときには、なんかもう頭の中が一杯で、涙が止まらないけどカタルシスなんか何もなくて、ただただ、こどもたちの瞳が色々なことを訴えかけてくるようで、「それはおまえの勝手読みだ」と自分に呟くんだけど、震えが収まらなくて苦しくて、、、そんな映画でした。

観て良かった。観なきゃいけない映画だった。
それは確かだ。

とりあえず、今まで知識や理屈で知っていたことなんか、全然防御にならなくて、胃と脳を直撃する映像でした。
もっと多くの人に観てほしいよ。(それにしても、映画観る度にこんだけ疲れるなんて、弱いな、オレ。)

この映画での吉岡秀隆は、主人公の男の子の父親役。
料理の手さばきの確かさは「日常生活も含め練習で会得した技術」と彼が以前語っていたが、Dr.コトーの手技といい、ほんっと、この人は器用、というか、何でもモノにしちまう才能を持っているんだな。改めて敬服。

映画の中での存在感は、本当に自然で、何かとてもほっとする人物造形だった。常盤貴子との夫婦役が自然で、常連さんのいるお店の雰囲気もよかった。
完璧じゃないけど、善良、というか、安心感がある、というか。そんな大人。
それでも、そんな大人の「様子見」が、どれほど残酷か、ということも、この映画は突きつけてくるわけだけれど。

感想と言うには中途半端ですが、ずっと、考えていこう。行動も、、、しなくちゃね。うん。(まだ、考えがまとまらない。)

素晴らしい映画をありがとう。観られてよかった。
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