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二つ星の空

(旧「風からの返信」-11.21.09/「モーニングコール」/「夢見る灯台」/「海岸線物語」)

「チャーリーとチョコレート工場」

2005-09-08 22:10:09 | その他映画
巷で大騒ぎの映画ですが、今日のめざましテレビでも、ちらっと映画の数カットを流してくれた。

陥落。完全に心奪われましたです。目から鱗。

出てくる絵のすべてが、原作の「あのシーン」「このシーン」の完璧な映像化だ!!!あ~、生きててよかった、ってくらい久々に感動した。

リスのシーンは、昔自分で描いた想像図とおんなじだし、何よりも、「チョコレートの包み紙の中から出てきた金紙」が、想像通りだよ~ん!(感涙)

さて。

こどもは作者なんか気にしない。「チョコレート工場の秘密」は超愛読書だったが、著者ロアルド・ダールの名前を認識したのは、大人になってからだった。いや、この人、ものすごく癖のある人で、もともと児童文学専門ではなかったらしいのだが、とにかく屈折したユーモアがすんごく快感だ。

「チョコレート工場~」以外にダールの著作で知ってるのは数冊だけど、一押しはこれ。

「ロアルド・ダールの鉄道安全読本」←おすすめ!!!

もちろん児童書だが、イギリスの駅で実際に配られていた,子ども向けのパンフレットが元らしい。これは本当に子供向けなのか?なんだよなぁ。。。と心配になるぐらい、毒もあって、おもしろいのである。

さて。「チョコレート工場の秘密」の話で、一番印象に残っている場面は?と聞かれたら、読者は何て答えるのだろう。

実は、おいらのベストシーンは、「チャーリーがすごく寒い雪の中を歩いていて、おなかがすいてすごく切なくて、買ったチョコレートをむさぼり食べるシーン」、、、だったりします。

子供心にすごく、共感できたのさ。しかも、「チョコレートをむさぼり食べる」ことは、チャーリーにとってもこの時初めてだったんだ。(いつもなら、もったいないから少しずつ食べる。)これも、心から共感。「チョコはひとかけらずつ食べるもの」とゆーのが、ね。

さぁ、五感にゴンゴン訴えてきたあの作品が、どんな映像に仕上がっているか。久々に映画館に行ってみるか。
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暇人"DEEP BLUE"を再度語る

2005-08-18 23:44:36 | その他映画
今気づいたけど、ここ一週間ほど、連続書き込みです。いかに暇人かがわかるね。(実際は「怠け者」なのだが。)休暇は終わり。でも、根が不真面目なので、心の中は今も「休暇中」なのです。

さて。この夏の終わりになって、ホラーが盛んになってきましたが。ノミの心臓を持つ自分にとっては、ホラーの番宣CMほど迷惑なものはないわけで。昔「北の国から」で五郎さんが言ったように(別に五郎さんだけの専売特許ではないが)「知らん権利」というものを最大限行使したいと思う今日この頃です。

まさに「観たくねーんだよ!やめてくれよ!」的トラウマ。いや、映像がくっきり鮮明に記憶に残る自分としては、そうでなくても比較的心臓に悪い日常なので、無用な刺激は避けたいということなのですが。(怖い、というより、嫌なんです。。。)

まさか、それに近い感情を、かの人気DVD “DEEP BLUE”に感じようとは夢にも思いませんでしたが、実は、一回観て以来、重度(笑)のフラッシュバックに苛まれとります。

観た人ならわかるだろうか。コククジラの悲劇のシーンが!!!

(知らん人に説明すると、「制作7年、ロケ地200ヶ所、撮影フィルム7000時間。それは90分、人であることを忘れる壮大な海の物語」(by帯)です。鯨とか鯱とか魚とかペンギンとかいっぱい出てくる、北極南極満載、クールビズにうってつけのDVD)

あれが、、、一回観ただけなのに、記憶から離れない、、、ストーリーともあいまって、まさに deep blueな状態になります。

よって、「プリキュア」大好き娘を持つ同僚には、貸し出し却下。小さいお嬢さんには刺激が強すぎらー。むしろ。ホラー好きな人にお勧めします。

DEEP BLUE。夏の終わりにはもってこいですぜ(にやり)。
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whale rider

2005-07-31 23:07:51 | その他映画
「クジラの島の少女」"whale rider"

ニュージーランド発の、この映画を知っていますか?

とてもよい映画で、感動作なのだ。だけど、同時にとても悲しい作品だ。
この作品の絶望感って、「風の谷のナウシカ」に似ている。(もちろん、映画版じゃなくて、漫画版の後半だよ。ナウシカが、王蟲と一緒に去っていこうとするシーン。)

絶望は何も解消されなくて。絶望を突き詰めて、その向こうに、偶然に未来があった、というような。

僕らの住む世界は、それほどに危ういものなのだなぁ、と、しみじみ思う。

昔観た映画で、主人公の青年が、決して望みはしないのに、魅入られたように屋上から飛び降りようとし、結局飛び降りてしまうまで、何も変わらなかったように。

大きな流れが、僕らを押し流す。抗いようもなく滝壺まで落ちて、偶然生き残ったものだけが、その後を泳ぐ資格がある、とでも言うように。

川が注ぐ先は海。時が注ぐ先は、未来。何人が、「そこ」へたどり着くのだろう。そして、「そこ」はどこなのだろう。

ベクトルの先に、運命や宿命だけでなく、愛も少しだけ乗っていればいいね。
(やれやれ。現実逃避してるせいか、暗いなぁ。)

明日は、限りなく現実的な日です。戦え、自分。流れを作れよ。
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「ディープ・ブルー」

2005-07-10 06:48:51 | その他映画
いかん、、、仕事が進みません。ストレス発散に、と買った「ディープ・ブルー」を途中まで見たら、すっかり疲れて寝ちまいました。さっき起床。(なんて健康的な。。。)

巷で「癒し系」と噂の「ディープ・ブルー」です。鯨とか鯱とか海豹とか海豚とか鮪とか鰯とか出てくる奴。(全部漢字で書いたけど、読めますか~?^^小学校の時に「魚編漢字大会」ってやったのを思い出す。)

自分の印象としては(最後まで見てないけど)、癒し系というよりは、刺激的な作品です。この手の作品は大好きだし、よく見てる。映像としては、CGも使わずによくこの瞬間をカメラに納めたなぁ、、、と、本当に脱帽です。よく我慢したなぁ。。。よく無事だったなぁ。。。グッジョブ、っつーか、インクレディブル、っつーか。

んで、その生々しさと迫力が、けっこう疲労の元だったりもするんだけど(苦笑)。延々続く生と死の営み、っすからねー。なまじなアクション映画よりも「来ます」。地球上には、人間ばっかりじゃなくて、こいつらもたくさんいるんだよなぁ。。。人間なんか、そのなかの一種族ってだけだよなぁ、、、と、単純なおいらは、圧倒されました。

これ見ながら思い出したけど、NHKの「地球・ふしぎ大自然」(昔、「生き物地球紀行」とか言わなかったっけ?)なんか、大好きですねー。あの映像も、すごく頑張ってると思う。見せ方も、こっちの方が癒し系。(なんたって、子ども対象に作ってる。)この間のニシンの産卵特集もすごかったけど、来週月曜日も、魚特集らしい。タイムリーだな。

最近、ビデオ録画を怠るぐらい、日常のことがわずらわしくなってますが(だって、録画しても見る余裕がない!)、ちょっと丁寧に行動してみようかなぁ、、、と、思ったです。

まぁ、料亭で好物食ったら、「あ~、これもうまいけど、地元の総菜屋の煮付けの味が懐かしいぜ!」っって、なる感じ?(わけわかんねー?^-^;すんません。)

そうこうしているうちに、目も覚めてきたので、これにて。さあ、始めんべー。
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「阿弥陀堂だより」鑑賞

2005-06-26 00:07:50 | その他映画
休日出勤の後で、「自宅で続きをやりたくねー(怠け)」モード。
ビデオ屋に行ったら、週末レンタル半額セールやってたので、今日はさぼることに決定しました。

借りたDVDの一つは「阿弥陀堂だより」。

最近見た「四日間の奇蹟」が恋愛色薄かったという理由だけで、「どんな映画だった?」と聞いてきた友人に「『阿弥陀堂だより』みたいなんじゃねーの?」と言ってしまった。その後で、「しまった、『阿弥陀堂だより』って、映画評見ただけで作品見てねーじゃん」と気がつき、気になっていた。

今、見ている。不謹慎にも「ながら」鑑賞だ。

一つわかったこと。

「四日間の奇蹟」は、「阿弥陀堂だより」とは違う。友人よ、すまん。

映画の作り方からすれば、おいらは「阿弥陀堂だより」好きだ。見て良かった。自由度が高くて、見ながら色々と感じられる映画だ。

まるっきり、寺尾聡に感情移入して見てしまう。樋口可南子、いいなぁ。この女医さん、病気といいつつ、皆に愛されて能力があって自信がある人なんだなぁ。でも、本人は一生懸命で深く悩んでいるから、自分の唐突さとか気まぐれにも気づいていない。それが許されちゃうところなんか、いいね。今の職場にもいるタイプだ。(肯定的にとらえてるよ。おいらにはできない境地だからちょっと複雑だけど。)

寺尾聡の恩師の描き方が、いい。ただ、主人公達の「彼」に対する解釈と、おいらの解釈は随分と違うのだけど。(っつーことは、勝手読み?^-^;)おいら、基本ペシミストだからね。あの人が悟った人には、見えんかったよ。悟った人のようになろうと、努力している人に見えた。だからこそ、哀しかったし、感動した。

飯山の美しい自然にほれる、というか、懐かしさを覚える。以前、この近くにいたことがある。景色もデ・ジャヴだし、ばあちゃん達の会話なんか、あまりに「らしく」て、思わず笑った。

最後の、寺尾聡の「舞」は、生死の煩悩を払い、切るための舞なのか。恩師の願だったとは思うのだけど、ちょっとよくわからない。(もう一回見るか~。。。)

メッセージが幾重ものオブラートに包まれている、淡々としたドキュメンタリーにも似て、おいらにとってはまりやすい作品でした。

この作品を見終えて、改めて「四日間の奇蹟」は、ストーリー(物語)なんだな、と思った。それは、手法の問題であって優劣ではないけれど。物語はメッセージが強いから、人を「受け入れられる人(や積極的に楽しめる人)」と「理解できない人」に分けてしまうものなのかもしれない。(まぁ、ドキュメンタリーだって人によって好き嫌いあるけどさ。)

いやはや。難しいね。
コメント (2)
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寅さん

2005-03-29 23:10:24 | その他映画
テレビ観てたら、寅さんの名場面やってた。
懐かしい、というのではないけれど(観るようになったの数年前だし)、久々に観て、やっぱりいいなぁと思った。

好きだよ、寅さん。すげー楽しい。「労働者は働け!」とか言われておっぱらわれそうだけど。

あなたを好きでいること。あなたと共にいること。同義ではないことを教えてくれたのは寅さんだ。何て切ないんだろうね。

ふんたうどりょくのかひもなく けふもなみだのひがおつるってか。
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