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まんやま独歩

北海道の猛暑日に思う

「北海道で連日の猛暑日 北見で37.1度 農業や酪農に影響 休校も」(「NHK NEWS WAV」より)

信じられないことに、北海道も連日の猛暑日だとのことです。


「信じられない」というのはその昔、夏でも寒い北海道を経験していたからです。

1980年の夏、自転車で北海道を旅しました。
その時の日誌に、メンバーの一人が次のように書いています。




北海道に夏はない、四季ではなく「三季なのだ」と。

これを書いたのは今は亡きエンヤ君です。

あの時は7月も半ばを過ぎていましたが、九州では予想もできないほど寒かったのです。

「北海道、寒い。これがあの佐賀と同じ日本なんだろうか。水は佐賀の冷水機の水よりも冷たく、朝の気温は10℃前後、これが7/24の気温なのだろうか。北海道には夏はない。
→ 冬 → 秋 → 春 → 冬 →
北海道には四季はない。三季なのだろううぅっ…寒い、寒い」(「’80夏合宿ノート」より抜粋)

エンヤ君の全文

(拡大すると全文が読めます。後半には、近くの農家に牛乳を分けてもらうエピソードが書いてあります。)


夏でも「寒い、寒い」北海道。
さらに、7/20のページには、美幌峠の展望所の食堂にストーブが焚いてあったエピソードが書かれていました。美幌は冒頭の新聞記事、北見の隣町です。

「美幌峠は一面ガスの中、何も見えない。展望台のありかをバスのクラクションで知った。その2回の食堂で私は信じられないものを見た。7月も半ば過ぎだというのにストーブが焚いてあるのだ。」


40年以上も前のことですが、夏でも寒い北海道を経験していたので、「北海道で連日の猛暑日」というのが信じられないのです。


あの日の北海道




牧場


屈斜路湖


肌寒くて、ウインドブレーカーを着ていました。
遠い夏の日…

コメント一覧

manyamadoppo
そうですよね。
あの頃、北海道では夏でもストーブを焚くことは珍しいことではありませんでした。
「異常気象」
今年だけの珍現象であればいいのですが…
takatoriasia
 1979年の大雪山夏合宿が終わり、稚内から旭川、網走へ向かう電車に乗った時、薪ストーブが置いてあったのを思い出しました。懐かしいです。旅はいいですね。
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