私はよくArthurさんのブログを読みに行く。
音楽、映画、食べ物、飲み物、建物、少年時代の思い出…、豊富な話題が楽しいし、
理知的で冷静でありながら独特な感性やユーモアがあるのも面白い。が、残念なことに
スルーせざるを得ない話題が一つだけある。エレキギター。レスポールとかフェンダーとか
私には理解不能な言葉が出てきて当然コメントは出来ない。
その日、珍しくエレキギターの話題にコメントしたのは内容を理解したからではなく、
単にロック・バーに行ったこととジューダス・プリーストなる謎の固有名詞のことを
書きたかったからだった。
すぐにUGさんからコメントがあった。「メタルゴッドをご存じないですか!!」
メタル…へヴィメタル。黒革の衣装で、やたらうるさくて悪魔的な演奏をする人たちね。
しかもメタルの神様ですと? はあ、スルーしましょ。と思いつつも、冥土の土産に
一つくらい聴いておくかとYoutubeを開く。まさに<Metal Gods>という曲があった。
そして私はジューダス・プリーストなる人たちに出会ったのだった。
http://www.youtube.com/watch?v=YeqsR314erg
最初に現れるのがボーカルのロブ・ハルフォード。金属の鋲がたくさん打ち込まれた
黒革の服に身を包み、自信と快感に舌なめずりをするような表情で
「メタルゴッドである俺様たちの<Metal Gods>を聴けよ!」とか言っている。
(嘘です。英語分かりません)
曲が始まると、胸をはだけた長髪のギタリスト(グレン・ティプトン)、美しい金髪の
ギタリスト(K. K. ダウニング) のクローズアップ。髪をなびかせ身体を前後に
動かしながらギターを弾く2人の姿は理屈抜きでカッコいい。後ろには地味ながら
迫力のあるベースギタリスト(イアン・ヒル)もいる。
ロブ・ハルフォードの声はフラメンコのカンテにも共通する、やや枯れた高音域で、
歌いながら妖怪じみた動きをする。この4人のことは、なぜかすぐに気に入ってしまった。
ドラマーは上手いが目立たない。後で知ったがジューダス・プリーストのドラマーは
何回も変わっているので印象が薄いのかもしれない。
誰が発明したのか知らないがYoutubeというのはすごい。あらゆる時代とジャンルの
アーチストの姿を見、音楽を聴くことが出来る。世を去ったミュージシャンの姿がある。
56歳の若さで亡くなったダン・フォーゲルバーグも、若き日のパコ・デ・ルシアも、
遠い思い出の浅川マキも、やんちゃなビートルズもYoutubeの中にいる。
実はギター合奏をしている私だっているのだ。
私が最初に見た、この<Metal Gods>を歌い演奏しているジューダス・プリーストは
30年近く前の姿だ。そして今日に至るまで彼らの長い歴史がある。
UGさんが、彼らの音楽の流れを初心者の私に教えてくれた。
サイケロックからスタートして、プログレ風味のハードロック、そして時代を代表する
ハードロック/ヘヴィーメタルバンドとなり、さらにメタルを突き詰める。
ロックが他のジャンルの音楽と融合したり、革新的な実験を試みた「プログレ」は、
私にも少し理解できる。ピンクフロイドの音楽が好きだから。
プログレ風味(1970年代)のジューダス・プリーストのアルバムは『運命の翼~
Sad Wings Of Destiny』や『背信の門~Sin After Sin~』に代表される。
ドラマチックな曲や抒情的なメロディーもあって私好み。
『運命の翼』には<Dreamer Deceiver>という美しい曲が入っている。
『背信の門』にはディープパープルのメンバーもかかわっているから、さらに興味深い。
この『背信の門』で<Diamonds And Rust>という曲に出会わなければ、
私のジューダス・プリーストの日々も、そこで終っていただろう。(つづく)
ん?なんか本格的(*^_^*)
音楽、映画、食べ物、飲み物、建物、少年時代の思い出…、豊富な話題が楽しいし、
理知的で冷静でありながら独特な感性やユーモアがあるのも面白い。が、残念なことに
スルーせざるを得ない話題が一つだけある。エレキギター。レスポールとかフェンダーとか
私には理解不能な言葉が出てきて当然コメントは出来ない。
その日、珍しくエレキギターの話題にコメントしたのは内容を理解したからではなく、
単にロック・バーに行ったこととジューダス・プリーストなる謎の固有名詞のことを
書きたかったからだった。
すぐにUGさんからコメントがあった。「メタルゴッドをご存じないですか!!」
メタル…へヴィメタル。黒革の衣装で、やたらうるさくて悪魔的な演奏をする人たちね。
しかもメタルの神様ですと? はあ、スルーしましょ。と思いつつも、冥土の土産に
一つくらい聴いておくかとYoutubeを開く。まさに<Metal Gods>という曲があった。
そして私はジューダス・プリーストなる人たちに出会ったのだった。
http://www.youtube.com/watch?v=YeqsR314erg
最初に現れるのがボーカルのロブ・ハルフォード。金属の鋲がたくさん打ち込まれた
黒革の服に身を包み、自信と快感に舌なめずりをするような表情で
「メタルゴッドである俺様たちの<Metal Gods>を聴けよ!」とか言っている。
(嘘です。英語分かりません)
曲が始まると、胸をはだけた長髪のギタリスト(グレン・ティプトン)、美しい金髪の
ギタリスト(K. K. ダウニング) のクローズアップ。髪をなびかせ身体を前後に
動かしながらギターを弾く2人の姿は理屈抜きでカッコいい。後ろには地味ながら
迫力のあるベースギタリスト(イアン・ヒル)もいる。
ロブ・ハルフォードの声はフラメンコのカンテにも共通する、やや枯れた高音域で、
歌いながら妖怪じみた動きをする。この4人のことは、なぜかすぐに気に入ってしまった。
ドラマーは上手いが目立たない。後で知ったがジューダス・プリーストのドラマーは
何回も変わっているので印象が薄いのかもしれない。
誰が発明したのか知らないがYoutubeというのはすごい。あらゆる時代とジャンルの
アーチストの姿を見、音楽を聴くことが出来る。世を去ったミュージシャンの姿がある。
56歳の若さで亡くなったダン・フォーゲルバーグも、若き日のパコ・デ・ルシアも、
遠い思い出の浅川マキも、やんちゃなビートルズもYoutubeの中にいる。
実はギター合奏をしている私だっているのだ。
私が最初に見た、この<Metal Gods>を歌い演奏しているジューダス・プリーストは
30年近く前の姿だ。そして今日に至るまで彼らの長い歴史がある。
UGさんが、彼らの音楽の流れを初心者の私に教えてくれた。
サイケロックからスタートして、プログレ風味のハードロック、そして時代を代表する
ハードロック/ヘヴィーメタルバンドとなり、さらにメタルを突き詰める。
ロックが他のジャンルの音楽と融合したり、革新的な実験を試みた「プログレ」は、
私にも少し理解できる。ピンクフロイドの音楽が好きだから。
プログレ風味(1970年代)のジューダス・プリーストのアルバムは『運命の翼~
Sad Wings Of Destiny』や『背信の門~Sin After Sin~』に代表される。
ドラマチックな曲や抒情的なメロディーもあって私好み。
『運命の翼』には<Dreamer Deceiver>という美しい曲が入っている。
『背信の門』にはディープパープルのメンバーもかかわっているから、さらに興味深い。
この『背信の門』で<Diamonds And Rust>という曲に出会わなければ、
私のジューダス・プリーストの日々も、そこで終っていただろう。(つづく)
ん?なんか本格的(*^_^*)