遍路40話
【十夜ケ橋】
43番明石寺から44番大宝寺の間、国道56号線に面して十夜ケ橋があります。
昔、弘法大師が行脚のおり、この辺りにさしかかった時、日が暮れてしまい、泊まるところもなく空腹のまま小川に架けた土橋の下で野宿をされました。その折に、一夜限りとはいえ夜明けまでの時間が十夜の長さに感じられ「行きなやむ 浮世の人を渡さずば 一夜も十夜の橋と思ほゆ」と詠ったことから十夜ヶ橋と名がついたといわれています。
「橋では杖を突かない」となったいわれのところです。
この橋の下では野宿が出来るようにお布団まで貸してくれます。
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