井沢満ブログ

後進に伝えたい技術論もないわけではなく、「井沢満の脚本講座」をたまに、後はのんびりよしなしごとを綴って行きます。

今日も生きている

2016年05月09日 | 日記

内館牧子と共通の友人である銀座のママさんが
電話してきて「ボッコ(内舘のこと)が入院したんだって、
まんちゃん、何か知らない?」

ネット内のニュースを探したら、肺炎で入院したが現在は
退院、自宅療養中とのこと。そういえば、カラオケで
歌っている最中に息が上がり、ワンコーラス歌い終えぬうちに
私にマイクを寄越したりしていたのです。

「知ってれば見舞いに行ったのに水臭い」とは
男友達には言えますが、女性の場合は見舞いを
遠慮します。ノーメークであったり、その他もろもろ
お邪魔せぬほうがいいので。

見舞いFAXを出したら、すぐ返事が来て、体力は
書き文字に現れますが、普段通りの字なので
まずは安心というところでしょうか。

昔は、内館が元気で旅先までジョギングシューズを持って行き
走っていたような女なのです。そして私はといえば、
しじゅう点滴やら入院やら・・・・。銀座のママも、日焼けしていて
元気いっぱい。そのお二人が不調を訴えること多く、
私が元気いっぱいなのは、どういうわけだ。
人生って全体でバランス取りするように出来ているのか・・・・

あるいは、厭世観の強かった私が自ら寿命を縮めるべく
無茶をやっていたのに、身体が正直に応えていただけで、
現在のように普通に暮らしさえすれば、もともと頑丈な身体なのか。

この人生が終わるその日を楽しみに待ちながら、今日もどことなく
我慢して生きています。漫然とした厭世観、自死願望を抱えつつ、
生きている人は、世界も広いのできっと、ある程度はお仲間が
いるだろう、と思いつつ、まだ巡り合ったことがありません。

むろん病などの苦しみから逃れたいために、死を望む人も
いるのでしょうが、そういうことではなくただこの世に生きていることに
ずっと違和感をひきずりつつ、「早く終われ・・・・」と思いながら
生きている人。


10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (台東区民)
2016-05-09 15:02:15
井沢先生、ちょっと寂しく感じる記事ですね。
明日も生きましょうよー。
明日生きたらあさって も。
返信する
今晩は (市子)
2016-05-09 20:07:02
コメントの仕方を覚えたからといって、何回もお邪魔してはご迷惑とは思うのですが、今日はお許し下さい。

井沢先生のブログを拝読していて、先生がこの世に執着していらっしゃらないのは解っていたつもりでした。が、何だか私も今日は寂しくなってしまいました。今日も明日も生きましょう~。

勝手な事を申し上げているのは重々承知してますが、まだまだ先生に教えて頂きたい事がたくさんあります。
先生のお着物姿を拝見したいし、日本語講座をお聞きしたいし、しじみ鍋のような美味しい料理のレシピも知りたいし、先生のお書きになったドラマ観たいし、夏になったらまたアイスのお話して欲しいです。

…五月蝿いですね。申し訳ありませんでした。
返信する
生意気言ってすいません (イチゴ)
2016-05-09 20:19:59
>ただこの世に生きていることにずっと違和感をひきずりつつ・・・・

私もずっと思っています。
ですが、ふしぎなことに生命の危機的ピンチが何回もあったのに生きています。

最近、ふと、私はまだこの世でやらなきゃいけないことをやり終えてないので死ねないのかな?と思いました。

たぶん先生も今生でやらなければならないミッションが終わっていないのではないでしょうか?

たとえば、こちらのブログによる真実の拡散などを。

国政の内部にまで巣食った某国人により流布された日本の冤罪……。
今の日本を覆い尽くす闇……。
そうした勢力に抗するためには、先生のように地道に真実を発信してくださる方がいてこそ可能になります。

身近な方に不調を訴えられ、不安なお気持ちになられるのはよくわかります。
でも、このブログで多くの真実を知った者としては、(酷かもしれませんが)今後もがんばっていただきたいです。
返信する
Unknown (うんすい)
2016-05-09 21:03:19
井沢先生、こんばんは。

先生のおっしゃることはたいてい共感しながらお聞きしているのですが、先生の死生感を伺うと、私などまったく近付けないなあと思い知らされます。

実は、私の夫が、似たようなことを言います。
「いつ死んでもいい。長生きしたいと思わない」と。
外では朗らかで人当たりも良く、仕事の面でも、おそらく成功していると世間からは思われる人だと思います。子供もいて、とても可愛がっています。
それでも、若いころからあまり考えが変わっていないようです。
夫のご両親は、私から見るととてもいい方たちです。夫も、ご両親を尊敬しているようです。
ただ、夫は「子供のころ親から一度も褒められたことがない」と言います。おそらく、相当に「よいこ」だったと思われるのですが。

一緒に暮らしていても、心の中には立ち入れない部分がありますね。
でも、せっかくご縁があって夫婦になったのだから、せめて「まんざらでもなかった」くらいは思ってもらいたいなと思ったり。

井沢先生には、次の清新な御代を見届けるまではお元気で居ていただかなくては困ります。
日本を取り戻し、ご一緒に皇居の桜を寿ぐまでは、ね

失礼しました。
返信する
ブログ、いつも拝見しています (ししまる)
2016-05-09 22:08:26
井沢先生、こんばんは。

先生のブログ以外でも、何かにコメントするというのは人生で初めてでして…、ちょっとドキドキしています。

いつもブログを拝見して、勉強させていただいています。
また私も15年ほど前に、弟同然だった愛犬を亡くしており、勝手に共感を覚えておりました(すみません)。

中でもたまに先生がおっしゃる「厭世観」というのが、自分もある意味、そうなのかもしれないと、思っていたため、今日は思わずコメントさせていただいた次第です。

私は父を幼い頃に亡くしており、パパっ子だったため、その影響があるのかもしれないなと漠然と思っておりました。
人生が全然楽しくないとか、積極的に死んでしまいたいと思うわけではないんです。
先生のようにうまく表現できないのですが、死ぬことに違和感がないというか…若い時からこの世に未練はありません。母親より先に死ねないと思っているだけで。
みんなから好かれていたり、重要な立場な人が亡くなったりすると、自分の命と引き換えにしてあげるのになと思ったりします。
…と言うと人格者のようですが、決してそういうことではないんです。

こういうことを友人に話すと後ろ向きだと言われがちなので、黙って生活していますが、思わずコメントせずにはいられなくなりました。

そんな私も、お酒もタバコも好き放題なのに(女ですが…)、まったくの健康体です。
返信する
妙なこと書いたので (井沢満)
2016-05-09 22:20:52
ご心配かけてすみません。

ただ・・・・上手く伝えられるかですが・・・
気弱になって死を想うということでもなく
「楽しみ」なんです。


たとえれば、気乗りのしないパーティ、あまり楽しくもないパーティに来ていて、早く終わらないかなあ、と何度も何度も時計を見てはため息をついてる感じ・・・・終わって、家に帰って寝そべりたいなあ、という感覚なんです。途中退席したら、それなりのペナルティが待っている、パーティ。


人の死は哀しいけれど、自分のは「ああ、やっと終わった・・・・・やれやれ」というそんなイメージです。
楽しみなんですよ。その時を迎えるのが。

使命は仰るとおりでそれを果たすまでは逝けないのだと思います。私、寿命は94歳です。なぜか解ってます。
返信する
Unknown (toko)
2016-05-10 07:16:59
94歳とお聞きして、ほっとしました。
返信する
Unknown (れんこ)
2016-05-20 09:59:45
初めまして。
いつも楽しみにブログ拝見しております。
今回の記事の内容が、あまりにも
共感できるので、思い切ってコメントさせて頂きました。

実は
わたしも 楽しみです。

この世のお役目を
終えて あちらに帰るのが、
とても楽しみなんです。

かといって厭世観にとらわれている訳ではなく、
自ら この世におさらばをする気などは
まったくありませんが。

生きているのはお役目であり、
これが無事終了して
あちらに帰れる日がいつかくるのを
少し期待を持って待っています。
子供の頃からそんな考えがありました。

おとぎ話が大好きで、
星の国からきたお母さんが、ある夜
綺麗なマントを身につけて
星の国に帰ろうとする所を子供に見つけられて
引き止められる所では
早く逃げて!早く帰って!と思いながら
読んでいたのを覚えています。

今から思えばおかしな感覚です。
小さな子供である自分が 母親がいなくなる
子供たちの気持ちでなく、
この世界から遠ざかろうとする
人の気持ちに共感を持っていたのですから。

きっと持って生まれた魂の
性質といいますか、
魂の 年齢といいますか、そのような物から
由来しているのではないかと
近頃思い至りましたところに、
先生のブログを拝見して、ついお邪魔してしまいました。

長々と失礼いたしました。
日本の事、
皇室の事、
様々な記事を強い共感と、
感動を持って読まさせて頂いております。

どうぞ、お迎えの来るその日までお元気で
いて下さい。
(普通は、この様なご挨拶は失礼かと思いますが
多分先生は、はいよ、とおっしゃって下さるとおもいます)(笑)
では、失礼つかまつります。
返信する
れんこさん (井沢満)
2016-05-20 10:22:10
数は少ないながら、似た人もいようかと書いてみたのですが、やはりいましたね。
私の場合は厭世観も相当交じるので、同じとは言えませんが、自らを殺めることはしません。
ただ寝たきりなどになったら、食断ちして水だけとは決めていますが。

いずれにしても、卒業のその日が楽しみです。
この世からあちらへの移行過程を意図的に見られたらなあと願っていますが、まだ見せてもらえるほどのレベルにはなくまた生まれてくるのかもなあ、と諦めたりもしています。
愛犬がまた生まれてきて世話をする役目があるなら、生まれてきてもいいかな、程度には思いますが出来りゃ、地球は勘弁・・・と願っています。
返信する
連投失礼いたします。 (れんこ)
2016-05-20 12:23:26
先生、お返事ありがとうございます。

先程の自分のコメントに
付け足しをしてもよろしいでしょうか。

私の人生に対する感覚は、
好きでない授業に我慢して出ている感じです。
早く終わって放課後がくるのを
待ちわびているのです。

途中で自ら抜け出すと また一から授業を
受けさせられるので
頑張って授業をこなしているのです(笑)

もう、お昼休みも済んで5限も半ばを過ぎたので
そろそろ、筆箱の中を揃えたりしている
感じでしょうか。

あぁ、早く放課後が来たら
らっくりと 我が家の畳の上で
気持ち良い風に吹かれてやすめるんですね。

それを楽しみに
今も授業中です。

先生のパーティの例えが本当に腑に落ちます。
何だか
とても 嬉しくて(?)つい二度もおじゃましてしまいました。
失礼いたしました!
返信する