井沢満ブログ

後進に伝えたい技術論もないわけではなく、「井沢満の脚本講座」をたまに、後はのんびりよしなしごとを綴って行きます。

「遺憾」の文字は辞書から消すべし

2019年01月16日 | 歴史・政治

レーダー照射 文の『反日会見』に野党から批判噴出

でかでかと派手な見出しに思わず「夕刊フジ」を買った。
一国の大統領を「文」呼ばわりも凄く、何事かと。

すでに得ていた以上の情報はさして拾えなかったが、その次にでかでかとした
タイトルの「中国経済大失速」がなかなか興味深かった。

あと日韓関係ではフッ化水素の禁輸が、韓国企業に打撃を
与えることは承知していたが、高い純度のフッ化水素を
日本がほぼ独占生産していることは、私には新情報だった。

思っていた以上に、韓国を支えている半導体工場には打撃である。
が、韓国はまだたかをくくっていると思う。どうせ日本、何も
やれはしない、と。

そう思われても仕方のない歴代内閣の、累々たる歴史がある。

せめて現内閣はもう、その辞書から「遺憾」の文字を消したらどうか。
あたかもそれが政府の決めごとでもあるかのように「遺憾」が定形で、
これは韓国側の虚偽さえ辞さぬ挑発言語に対して、空砲ほどの
力もなく、それどころか羽毛で頬を撫でる優しさ。
「そう、あたしはあなたに何をされようと、それでもあなたには
ひれ伏すしかないの、好きなの、ねえぶって、つねって、もっと」
である。

以降、「遺憾」の文言、禁止。

さなきだに政治家の語彙の不適切と貧弱さに苛立っていたのに、
この期に及んでまだ遺憾かい、と怒っているのは私だけでは
あるまい。

新聞で目新しい情報としては佐藤正久外務副大臣のツイッターにおける
文言があった。

「韓国の安全保障は、日本が締結している朝鮮国連軍地位協定や、
日米同盟が深く関与している。在韓米陸軍の兵站は在日米軍が
担い、米海軍、米海兵隊、米空軍の主力は韓国でなく日本にいる」

胸がすく啖呵である。
願わくば、このくらいの鮮やかな言葉の矢を政府も放って頂きたい。
淡々とした無表情で「遺憾である」は、もういい、ほとほと飽きた。
日本人が淡々とした、時に微笑みの裏にどんな激情を秘めているか、
など日本人にしか解らない。淡々としていれば、ああ日本は
さほどでもないな、と思われるだけのことである。

切れ味のいい啖呵は、自衛隊出身者として佐藤正久氏の後輩である宇都隆史議員も
韓国がCUES(キューズ。海上衝突回避規範)に違反とているとして
舌鋒鋭く、個々ではこのように白刃をスラリと抜く人も
現れた。政府も、このレベルにテンションを上げたい。

お二人には、何度かお会いしている。宇都さんとは何度か
お食事を共にして頂いた。

 

 

 

上が佐藤正久氏、下が宇都隆史氏であり宇都さんは靖國神社における
御霊祭りでも雪洞に揮毫を寄せるお仲間である。筆文字で惚れ惚れとする
能筆である。もっとも靖國神社との関わりが憚られるのか、周辺が
うるさいのか、めっきり政治家のお名前を見なくなった。

しかし、写真を見つつ今更ながら2つ呆れることがあるのだが、まずお二人に
自著を持って頂いて宣伝していただいている点。
通常こうした画像では、本人が自著を持ちお隣の政治家と
並んで撮影が定番だが、私は政治家の方に持たせて何と
図々しいことか。

しかしながら、私はもともと自著の宣伝を政治家の方に
お願いするタイプではない。私を佐藤氏と宇都氏につないで
くださった方が、私の著書を持参なさっていて「持ってください」と
佐藤氏、宇都氏に渡したのだ。ありがたいことだが、内心
冷や汗をかいた。よく快く応じてくださったものだ。

拙著を持参してくださった方には、他の政治家の方にも
つないで頂き、そこから多少輪が広がって大島 理森衆議院議長も
そのお一人である。私が時々講義という名もおこがましい
お話に伺わせていただく咢堂塾がある尾崎行雄記念財団会長でも
いらっしゃる。「悪役に使って」と売り込まれ(ジョークだが)、悪役には
目が澄み品が良すぎて無理だがあの風貌と雰囲気がとても作家的には
欲しく、実は局に持ちかけたのだが「政治家は」と
二の足を踏まれた。撮影と国会や政治イベントと重なったら
どうするのです、とも言われ頓挫。

もう一つ写真を見てめげたのは、その肥満ぶりである。この頃から
テレビに出なくなっていたので、もういいやと不摂生を重ねていたら
この始末。頭髪の整えも洗髪も面倒で頭を坊主に近く刈り込んでいてもいたので、
我ながら凄い。

 

人の目を気にしなくなると、こんなになるのか、と思い知った写真ではあった。
しかし、不細工だなあ。もともと美形ではないが、それにしても。佐藤さんと
宇都さんがイケメンなので、余計に酷いではないか。

 

それぞれ何のパーティだか忘れたが、複数回安倍総理もいらしていた。お話できる
距離でそのタイミングもあったが控えた。さほど安倍総理に期待も
していなかった時期であり、現在ほどの存在感でもなかった。
その後西田昌司氏を通じて総理との食事会にお誘いを頂いたが、
政治にさして関心もない頃で、ご辞退した。
日本を巡る諸事が急迫して来て、何やら剣呑、という訳で
調べ始めて慄然、というのが最近のことであり、私の政治談義など
そのレベルなのである。論未満の「感想」に過ぎない。
真剣に読んでいる人もいないだろうが。

総理とのお食事にお誘いが来たら今度は行くぞ、と待ち詫びていたのだが
2度目はなかった。

冒頭の夕刊フジの記事に戻るが、韓国の野党が文政権批判をしていることは
事実であるが、それは日本国内でも同じく野党が鵜の目鷹の目で与党の
落ち度をあげつらうのと同じレベルであり、日韓の歴史認識に
於いては与野党共通で、何の違いもありはしない。

日韓関係の悪化が、米韓同盟の弱体化につながり、それはとりもなおさず
韓国存亡の危機であり、そこに日本が経済制裁に踏み切ったら韓国は
気息奄々となる、という想定近未来図をおそらく韓国の政治家は
与野党共に見てはいない。見ていても、たかをくくっている。

韓国民でも敏い層は、想定未来図に青くなっているが、政府がたかを
くくっているから、大多数の国民は「日本を経済制裁せよ」やら
「断交しろ」と、威勢がいい。長く、長過ぎるほど長く国民を
反日を基軸に現実を教えて来なかったツケであり、その反日が
韓国を滅びの淵へと導きかねない。

ハメルーンの笛吹き男が北朝鮮であり、北に操られているのが文在寅大統領であろう。
ザック、ザック・・・・・滅亡への行進が始まった。その恐い足音が
聞こえるような気がする。・・・・「感想」である。

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