ヤグルマギク － 神秘の青

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜ヤグルマギク（矢車菊）　 キク（菊）科　 2007.4.15撮影＞
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〔原産地：地中海沿岸～小アジア〕


　　　　　　　　時代　イタリア・ルネッサンス初期
　　　　　　　　画家　サンドロ・ボッティチェリ
　　　　　　　　絵画　ラ・プリマベーラ（春）
　　　　　　　　花の女神　フローラ
　　　　　　　　花　ケンタウレア（セントーレア　矢車菊）
　　　　　　　　コーンフラワーブルー　神秘の青

クササンダンカ － 情熱的？

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜クササンダンカ（草山丹花）　 アカネ（茜）科　 2007.4.4撮影＞
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〔原産地：熱帯アフリカ〕

　　　　　　わたしの祖先はアフリカ大陸生まれ？ それともマダガスカル！？
　　　　　　変った名前は木本（もくほん）のサンダンカに花が似ていて付きました。
　　　　　　あちらは４弁、こちらは５弁で先とがりが目立ちます。
　　　　　　学名や園芸名のペンタスはこの５弁から来ています。
　　　　　　それにしてもすごい色でしょ。 情熱的？ 通り越してる！

アワユキセンダングサ － 北アメリカ原産

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜ハイアワユキセンダングサ（這泡雪栴檀草）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　野草　キク（菊）科　2007.4.5撮影＞　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〔原産地：北アメリカ〕


　　　　　＊ 沖縄ではこの花（草）をサシクサ（刺草）と呼ぶそうです。
　　　　　　種子の先に逆向きの棘があり、動物や人の衣服に刺さって
　　　　　　運ばれることから来ています。
　　　　　　　和名はアワユキセンダングサ（泡雪栴檀草）ですが、これ
　　　　　　には大別して３種類あります。シロバナセンダングサ（白花
　　　　　　栴檀草）、タチアワユキセンダングサ（立泡雪栴檀草）、
　　　　　　ハイアワユキセンダングサ（這泡雪栴檀草）です。
　　　　　　　これらのセンダングサは北アメリカ原産で、戦後沖縄や薩
　　　　　　南諸島に見られるようになったことから、米軍の尻について
　　　　　　来たのかなぁ、と思います。

コチョウラン － 相思相愛

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜ファレノプシス　 ラン（蘭）科　 2007.4.5撮影＞
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 〔和名：コチョウラン（胡蝶蘭）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　原産地：東南アジア・インド北部〕

　　　　　　　　　　熱い国からこんにちは
　　　　　　　　　　薄日が好み　湿り気好み
　　　　　　　　　　お肌が大事　輝く花よ
　　　　　　　　　　着生樹木と相思相愛
　　　　　　　　　　変わらぬ愛とはそのことか

デュランタ － 満天の星君なりき

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜デュランタ　 クマツヅラ（熊葛）科　 2007.4.4撮影＞
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〔和名：タイワンレンギョウ（台湾連翹）　 原産地：熱帯アメリカ〕
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〔品種名：タカラヅカ（宝塚）　 花言葉：あなたを見守る〕



　　　冬の夜の星君なりき一つをば云ふにはあらずことごとく皆
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　与謝野晶子（1878－1942）



　　　　　　　　　　　　　　　　＊ いまも愛しているあなた
　　　　　　　　　　　　　　　　　　あなたは夜空に輝く星です
　　　　　　　　　　　　　　　　　　満天の星すべてがあなたなのです

アラマンダ － ３種類！？

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜アラマンダ　 キョウチクトウ（夾竹桃）科　 2007.4.5撮影＞
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〔上記写真は下記一覧の※印です〕


　　＊ トランペット状で、鮮黄色の重厚な大きな花は、南アメリカ熱帯地方原産の“アラマンダ”です。
　　　この花はよく“つる性低木”と紹介されますが、上の写真ではそうは見えませんね。実はアラマ
　　　ンダには３種類あり、次に一覧にしてみます。

　　（仮の区分）　　（花径）　　　　　（樹種）　　　　　　　　　　　　（和名）
　　　※（大）　　　１０ｃｍ以上　　常緑中低木　　　　 オオバナアリアケカズラ（大花有明葛）
　　　　 （中）　　　５～１０ｃｍ　　 常緑つる性低木　　アリアケカズラ(有明葛）
　　　　 （小）　　　３～５ｃｍ　　　 常緑つる性低木　　 ヒメアリアケカズラ(姫有明葛）

　　＊ よくバリ島やグアムのホテルで見かけ、また、ハワイの街や住宅で見かけるアラマンダは上記
　　　区分（中）のアリアケカズラ（アラマンダ・カタルティカ）が多いようです。

ブーゲンビレア － 永久に誓う

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜ブーゲンビレア　 オシロイバナ（白粉花）科　 2007.4.4撮影＞


　　　　　　　　　　白い砂浜　蒼い海
　　　　　　　　　　漕ぎ出す舟は二人乗り
　　　　　　　　　　さんご礁波白く　南の風さわやかに
　　　　　　　　　　昇る太陽　水平線どこまでも
　　　　　　　　　　永久に誓う清しい愛の物語り

ハイビスカス － 悠久のとき

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜ハイビスカス　 アオイ（葵）科　 2007.4.5撮影＞

　　　　　　　　　　輝く太陽　浪立つ海原
　　　　　　　　　　南の島に絢爛と咲き誇る花一輪
　　　　　　　　　　常に新しい美を求め
　　　　　　　　　　ときに佇（たたず）み　ときに足を急がせる
　　　　　　　　　　太陽は水平線に昇り　雲の彼方に沈む
　　　　　　　　　　悠久のときは静かに流れゆく

オステオスペルマム － 曠野を偲ぶ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜オステオスペルマム　 キク（菊）科　 2007.4.9撮影＞
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〔原産地：南アフリカ　 別名：アフリカンデージー〕

　　　　　　　　豊かなるひかりの恵み
　　　　　　　　みどり成す葉に守られ
　　　　　　　　鮮やかにいろどり鋭く
　　　　　　　　アフリカの大地の輝きを映す
　　　　　　　　熱き風吹くとも　懐かしきふるさと
　　　　　　　　夢の彼方に　高き空と曠野を偲ぶ　

ムスカリ － 月夜の晩に～

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜ムスカリ　 ユリ（百合）科　 2007.3.30撮影＞

　　　　　　　　　　　〔月夜の浜辺〕

　　　　　　　　月夜の晩に、ボタンが一つ
　　　　　　　　波打際に、落ちてゐた。

　　　　　　　　それを拾って、役立てようと
　　　　　　　　僕はおもったわけでもないが
　　　　　　　　なぜだかそれを捨てるに忍びず
　　　　　　　　僕はそれを袂(たもと)に入れた。

　　　　　　　　　　　　　　　　　『「中原中也詩集」　岩波文庫　大岡昇平編』より

　　　　　＊ムスカリと中原中也の詩がなぜ結びついたのか、わかりません。
　　　　　　 青く輝くムスカリの一つひとつがボタンに見えたのでしょうか・・・・。