<ムスカリ ユリ(百合)科 2007.3.30撮影>
〔月夜の浜辺〕
月夜の晩に、ボタンが一つ
波打際に、落ちてゐた。
それを拾って、役立てようと
僕はおもったわけでもないが
なぜだかそれを捨てるに忍びず
僕はそれを袂(たもと)に入れた。
『「中原中也詩集」 岩波文庫 大岡昇平編』より
*ムスカリと中原中也の詩がなぜ結びついたのか、わかりません。
青く輝くムスカリの一つひとつがボタンに見えたのでしょうか・・・・。
〔月夜の浜辺〕
月夜の晩に、ボタンが一つ
波打際に、落ちてゐた。
それを拾って、役立てようと
僕はおもったわけでもないが
なぜだかそれを捨てるに忍びず
僕はそれを袂(たもと)に入れた。
『「中原中也詩集」 岩波文庫 大岡昇平編』より
*ムスカリと中原中也の詩がなぜ結びついたのか、わかりません。
青く輝くムスカリの一つひとつがボタンに見えたのでしょうか・・・・。