八重咲きコデマリ － 小手毬です

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜八重咲きコデマリ（八重咲き小手毬）　 バラ科　 2006.4.24撮影＞

　　　　　　　　片仮名コデマリ　何のこと
　　　　　　　　漢字で書けば「小手毬」で
　　　　　　　　やさしさ籠もる　日本のことば
　　　　　　　　てんてん　手毬は
　　　　　　　　乙女のいのり
　　　　　　　　しあわせ伝える花手毬
　　　　　　　　

プリムラ・ジュリアン － 神秘のベール

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜プリムラ・ジュリアン　 サクラソウ(桜草）科　 2006.4.15撮影＞
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（写真の実物花径１．７～２．３ｃｍ）

　　　　　　　　ヨーロッパで育まれたポリアンサ
　　　　　　　　コーカサスの野にジュリエ
　　　　　　　　出会ったところがニッポンで
　　　　　　　　丸い葉っぱに　可愛いお花
　　　　　　　　神秘のベールが広がって
　　　　　　　　あなたの胸にも　春がくる

都忘れ － なぐさめの色

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜ミヤコワスレ（都忘れ）　 キク科　 2006.4.19撮影＞

　　　　　　　　そのむかし孤島（こじま）にありて
　　　　　　　　美しく咲いておくれと
　　　　　　　　都をおもふ　傷心の
　　　　　　　　こころ打たれし　ひと一人
　　　　　　　　清楚なすがたに
　　　　　　　　しみじみもらしたその言葉
　　　　　　　　ひなびた住まいに　北風やんで
　　　　　　　　春には咲けよ　むらさきの花

チューリップ － 庭のレディース

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜チューリップ　 ユリ科　 2006.4.13撮影＞


　　　　　　　　そのむかし　トルコで野にあって
　　　　　　　　ヨーロッパではこぞって　はやされ
　　　　　　　　オランダはキューケンホフ公園
　　　　　　　　日本では砺波チューリップ公園か
　　　　　　　　「チューリップ四季彩館」もございますれば
　　　　　　　　富山県砺波市へ　いざ　いざ

　　　　　　　　しかし　まぁ　十数本の庭のチューリップも
　　　　　　　　いいものですネ

チューリップ － 赤く華やぐ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜チューリップ　 ユリ科　 2006.4.13撮影＞


　　　　　　　　咲いた　咲いた　チューリップの花が～♪
　　　　　　　　並んでない！？　赤しかない！？
　　　　　　　　チューリップの花が～♪

八重山吹 － 花に葉に

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜ヤエヤマブキ　 バラ（薔薇）科　 2006.4.14撮影＞


　　　　　　山吹や 葉に花に葉に 花に葉に
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　炭太祇



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　炭太祇（たん たいぎ）　1709～1771
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　江戸中期の俳人　 江戸の人
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　諸国を行脚　 晩年は京都・島原
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　遊郭に住む　 号、不夜庵　　　　

八重山吹 － 藪に花

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜ヤエヤマブキ　 バラ（薔薇）科　 2006.4.14撮影＞

　　　　　　　蚊所の　八重山吹の　咲きにけり
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　小林一茶



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　小林一茶（こばやし いっさ）　1763～1827
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　江戸時代を代表する俳諧師の一人
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　信濃国柏原宿（現長野県信濃町）生れ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　本名：弥太郎
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　１５歳のとき、江戸へ奉公に出される
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　二十歳を過ぎた頃より俳句の道を目指す
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　葛飾派の溝口素丸らに師事し俳句を学ぶ

おにたびらこ － 日本全国

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜オニタビラコ（鬼田平子）　野草　 キク科　 2006.4.9撮影＞　（花の直径７～８mm）

　　　　　　　　鬼田平子
　　　　　　　　おやぁ　この花 何の花
　　　　　　　　鬼は「大型」という意味で
　　　　　　　　道端や畑や庭のすみが好き
　　　　　　　　葉はタンポポ似　茎は長く　花小さく

　　　　　　　　田平子（タビラコ）は別の花
　　　　　　　　子鬼田平子（コオニタビラコ）と申します
　　　　　　　　田んぼに葉っぱが広がる様子
　　　　　　　　それでこの名がつきました

八重桜 － あなたへの賜物

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜ヤエザクラ－普賢象（ふげんぞう）　 バラ（薔薇）科　 2006.4.4撮影＞

　　　　　　　　うすくれないの　風にゆれ
　　　　　　　　可憐なすがた　木花（このはな）よ
　　　　　　　　さいわい宿る　この雅（みやび）
　　　　　　　　疲れている　ひとあらば
　　　　　　　　秘めたる　ちから
　　　　　　　　あなたへの　賜物（おくりもの）

ムスカリ － 恋占い

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜ムスカリ　 ユリ科　 2006.3.26撮影＞

　　　　　　　　瑠璃色の　きみは何もの
　　　　　　　　心地よいか　にほんの土が
　　　　　　　　旅路遥か　幾山川
　　　　　　　　思い出かすむ　遠い空
　　　　　　　　ふるさとは　彼の地中海