マンゴーの花咲く頃に

ラオスに暮らして数年目、何の縁があってかラオス人と結婚することに。結婚手続き、結婚式準備などのドタバタの備忘録。

結婚誓約書にサインする

2012-12-21 20:40:36 | 手続き
12月(結婚式まで3週間)、ようやく結婚手続きの最終段階、結婚誓約書のサインまで漕ぎ着けました。

一応、事前に(といっても2日前)に日にちは聞いていたのですが、時間が分かったのは当日の朝。「ちゃんとした服装で来るように」と言われ、ヴィエンチャン特別市の役所の門の前で待っていると、シルクのシンで正装したお義母さんと叔母さん、叔父さんらの親戚を引き連れた相方がやってきました。

代行業者の人から「お土産」を持ってくるように指示されていたので、相方は、カゴに入ったお土産セット(中身はインスタントコーヒー、ワイン、お菓子など)とミネラルウォーター1箱を抱えています。

役所に入ると、2組が一緒に呼ばれ、部屋に通されるのですが、廊下を歩いていると後ろから声をかけられました。振り返ると、ラオスに暮らし始める前、出張でラオスを訪れていた時に、地方の町でお世話になった友だちが。以前は出張でその町に行く度に彼女の家に泊めてもらっていて、彼女がヴィエンチャンに出てきてからも何度か会っていたのですが、「韓国人と結婚してラオスを離れる」との報告をもらったきり、音信不通になっていました。

「こんなところで何しているの?」と聞くと、「結婚誓約書にサインをするために、昨日帰国したの」とのこと。なんと、同じ部屋でサインをするもう一組は、久しぶりに再会した友人と韓国人のパートナーでした。

手続きはごく簡単で、2組が着席したところで、担当官(役職を確認しそびれました)がニコニコと入ってきて、それぞれの名前の確認をしたあと、「本当に結婚の意思があるか?」「この結婚は誰かから強制されたものではなく、自分たちが望んだものか?」「相手を愛しているか?」といった形式的な質問をされます。

問答が終わると、本人たちと、親、証人の欄にそれぞれがサインをし、担当官が署名します。私たちは、証人は相方の親類にお願いしましたが、友人などでも構わないはずです。

サインが終わると、担当官から、日本の結婚式で親戚のおじさんがするスピーチのような「結婚の心得」の指導がありました。何事もお互いにきちんと話し合うこと、お互いの両親や親類を敬うこと、早く子供を作った方が良いこと、など。(最後のは余計なお世話ではありますが、ラオス的には普通なのでしょう。)

これで手続きは終了。なぜかみんなで拍手をして閉会。別れ際に担当官にお土産を手渡して、役所を後にしました。

週明けには、仮の婚姻証明書が発行され、これで結婚式を挙げることが法律で認められます。(それにしても、結婚式までギリギリ。もし間に合わなかったら、法律違反覚悟で式を挙げるか、キャンセルするかを迫られるところだったので、危なかった~。)正式の婚姻証明書は2週間ほどで発行されるとのことです。

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