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根来 豆子

2013-11-19 | 骨董
MIHOミュージアムの根来特別展は、大変充実の内容でした。
並べられた二月堂練行衆盤や個性際立つ瓶子などはそれぞれを見比べつつ、
この中だったら私はこれかな、と所有者気分で眺めてきました(笑)。

実際のところ、現在私達が手にして身近に気軽に(もちろん大切に)楽しめるものといえば、折敷や盃、椿皿あたりでしょうか。
状態ほか、色々条件はあると思いますが。
日々の使用によって『根来』と称される姿に「成っていく。育っていく。」…実用の品々が根来の本質であると思えば
朱を愛でつつ日々使うことは楽しくも有り、正しい向き合い方なのかもしれないですね。



根来 豆子(ずつ) 五客組です。
小型で筒型の豆子と呼ばれるこの手の容器は当初は菜のものなどを盛りつけた膳具のひとつでしたが、
酒盃としての使用も多かったということです。
 
盃として焼酎などを召し上がるのにも良い大きさですし、少し気が早いですが、新年のお膳にこういう朱が有ると華やいだ気分にもなるのでは。
ぜひ色々楽しんでお使いいただきたい品です。
時代のある状態の良い豆子が五客揃って出ることは少ないので、分ける事なく五客一組でご案内申し上げたいと思います。

根来 豆子 五客組  径 8.7~8.9cm  高 4.7~5.0cm   > ご売約。ありがとうございました。
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