小学校受験 ママのモヤモヤ飛んでけー!

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小学校受験 - お弁当の考査

2013年02月01日 | 小学校受験のカリキュラム
 お弁当を食べる、という行為が、そのまま小学校受験の考査の一部に・・・昨年度あたりから、こういう考査を実施する学校が増えました。
 以前は、比較的厳しい女子のカトリック校特有のもの、と思われていたこのような「お弁当を食べる」という考査でしたが、敢えてテストの一部として「お弁当」を設けるに至った経緯は、たぶん、現代の子ども達の「食事の仕方」が、あまり褒められるようなものではなくなった、ということなのではないか、と私は推測しています。

 「食べる」という行為を見るだけで、その子(その人)の普段の家庭での食事の様子が見えてきます。
もし、お箸の持ち方もかなりひどく(中には、4歳児くらいになっても、フォークとスプーンだけしか使えない子どもも少なくありません)、時には握り箸をし、クチャクチャと音を出して食べ、食べこぼしても平気・・・となれば、その子の家庭では、ほとんど食事の「躾」をしていない、ということが言えるでしょう。

 好き嫌いがあるのか、ないのか・・・確かにそれも大事なことです。ここ数年は、「食育」という言葉も生まれました。栄養バランスの良い食事、個食ではなく団欒のある食生活、ですね。
 しかし、ベクトルが違う方向のものとして、「食べ方」「食事の仕方」は非常に大切です。なぜなら、食べる行為を見るだけで、まさにその家庭の「品格」がそこに現れるから、です。

 どんなに優秀と言われる人であっても、一緒に食事をしたときに、「正しく箸を持っていない」「肘をついて食べる」など、基本的な部分ですでに問題があると、とても残念に思いますね。
 
 要するに私立小学校は・・・ここ10年、男女を問わず、世の中が偏差値教育に偏ってきていることを認め、その傾向をキャッチし、教育方針をマイナーチェンジしながらも、ここにきてあらためて「言葉」や「食事」に現れる家庭の品格を重要視するようになってきています。

 そのことを意識し、いえ、そんなことを意識する以前に、普段から子ども達の「食事の仕方」にこだわりを持ち、しっかりと「美しい食べ方」「正しい食べ方」ができるようにリードしていきましょう。
 



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