小学校受験では、よく絵を描かせる・・・と思われていますね。確かに、大手のお教室の模擬テストを受けると、「課題画」という項目で、「〇〇を描いてみましょう!」という出題があります。
絵を描く・・・と聞くと、ついつい大人は「上手に描かなければいけない」「下手ではきっと減点の対象になってしまう」と思ってしまいますが、本当にそうでしょうか?
いいえ そんなことはありませんよ。芸大や美大の入学試験の課題画ではありません。たった5歳の子どもに「絵を描かせる」のです。そこに求めるものが、「上手さ」でないことは、落ち着いて考えれば、誰もが理解できることです そうではありませんか?
しかし、ついつい「渡された紙、いっぱいいっぱい使わなければならない」「時間内に白いところを残さず、背景も色を塗らなければいけない」というような注意を受けてしまうと、そこに描かれる絵は、誰をも唸らせてしまうような、すばらしい作品でなければならない・・・ような気になってしまう・・・そういうご両親の真理も理解できなくはありません
でもね。
課題画も指示行動のひとつ。出された課題を理解し、時間内は真剣に、その課題に取り組む・・・それが、絵を描く、ということだ、というだけです。上手であろうが、下手であろうが、真面目に取り組む姿勢が求められているわけですね。
まずは、このことを前提に、課題画についてもその趣旨を理解しましょう
ただ。
それでも、あなたがどうしてもわが子には「上手く描いて欲しい」と願うのならば・・・是非、こういう作業を、描きはじめる前にやってみてください
たとえば、動物を描くとしましょう。
象を描く・・・キリンを描く・・・ネズミを描く・・・すぐに描かせるのではなく、まずは口頭で「象の特徴」を発表させてみてください。きっと子どもは「鼻が長い」「耳が大きい」「目が小さい」「足が太い」等々、言うことでしょう。
では、キリンはどうですか?ネズミは?
じゃあ、乗り物を描く場合はどうでしょう?
車を描く場合、バスを描く場合、電車を描く場合、トラックを描く場合・・・この時にも、その特徴を考えさせてみます。
「車よりバスの方が大きいよ」
「どうして?どうしてバスのほうが大きいの?」
「・・・えーっと・・・お客さんを乗せるから いっぱい人が乗るからだ」
「バスとトラックって、同じくらい大きい」
「そうなのね。じゃあ、どこが違うの?どっちも大きい車、なんでしょう?何が違うの?」
「・・・むー・・・そうだ!バスはね、人がたくさん乗るの。でも、トラックは、人じゃなくて、お荷物を乗せるんだ」
こういう問答をすることによって、絵を描く場合の特徴を捉えさせ、結果的に、そのものの絵を、より描きやすくさせることにつながります
そして同時に、「それが何なのか?どういうものなのか?何のためにそうなのか?」等、真剣に『考えること』になるのですね。
ついつい、ペーパー中心になり、じっくりと物事を考えさせる時間は「無駄な時間」と思ってしまっているご両親は少なくありませんしかし、「考える作業」こそが子どもの成長を促し、言語力、表現力をも育てることになります。
課題画を、単なる「絵を描く」時間などにしてしまわず、しっかりと考え、上手に表現させる時間としても使って、子どもをリードしてあげましょう
まどか先生の教室「幼児教室マナーズ」
小学校受験は、子どもが大きく成長するまたとないチャンスです。
知識の詰込み、繰り返す訓練、長時間の強要・・・そんな親子共に苦しい準備を「うれしくはないけれど、それが正しい準備」などと、ある意味での諦めの境地で取り組む受験準備ではなく、子ども自身の頭で考え、判断し、行動できる力「人間力」を育てる受験準備。それが、幼児教室マナーズが27年間実践し、成果をあげてきた「まどか先生メソッド」です。小学校に入学した後も、親子共にいつでも相談に帰っていける場所、それが幼児教室マナーズです
絵を描く・・・と聞くと、ついつい大人は「上手に描かなければいけない」「下手ではきっと減点の対象になってしまう」と思ってしまいますが、本当にそうでしょうか?
いいえ そんなことはありませんよ。芸大や美大の入学試験の課題画ではありません。たった5歳の子どもに「絵を描かせる」のです。そこに求めるものが、「上手さ」でないことは、落ち着いて考えれば、誰もが理解できることです そうではありませんか?
しかし、ついつい「渡された紙、いっぱいいっぱい使わなければならない」「時間内に白いところを残さず、背景も色を塗らなければいけない」というような注意を受けてしまうと、そこに描かれる絵は、誰をも唸らせてしまうような、すばらしい作品でなければならない・・・ような気になってしまう・・・そういうご両親の真理も理解できなくはありません
でもね。
課題画も指示行動のひとつ。出された課題を理解し、時間内は真剣に、その課題に取り組む・・・それが、絵を描く、ということだ、というだけです。上手であろうが、下手であろうが、真面目に取り組む姿勢が求められているわけですね。
まずは、このことを前提に、課題画についてもその趣旨を理解しましょう
ただ。
それでも、あなたがどうしてもわが子には「上手く描いて欲しい」と願うのならば・・・是非、こういう作業を、描きはじめる前にやってみてください
たとえば、動物を描くとしましょう。
象を描く・・・キリンを描く・・・ネズミを描く・・・すぐに描かせるのではなく、まずは口頭で「象の特徴」を発表させてみてください。きっと子どもは「鼻が長い」「耳が大きい」「目が小さい」「足が太い」等々、言うことでしょう。
では、キリンはどうですか?ネズミは?
じゃあ、乗り物を描く場合はどうでしょう?
車を描く場合、バスを描く場合、電車を描く場合、トラックを描く場合・・・この時にも、その特徴を考えさせてみます。
「車よりバスの方が大きいよ」
「どうして?どうしてバスのほうが大きいの?」
「・・・えーっと・・・お客さんを乗せるから いっぱい人が乗るからだ」
「バスとトラックって、同じくらい大きい」
「そうなのね。じゃあ、どこが違うの?どっちも大きい車、なんでしょう?何が違うの?」
「・・・むー・・・そうだ!バスはね、人がたくさん乗るの。でも、トラックは、人じゃなくて、お荷物を乗せるんだ」
こういう問答をすることによって、絵を描く場合の特徴を捉えさせ、結果的に、そのものの絵を、より描きやすくさせることにつながります
そして同時に、「それが何なのか?どういうものなのか?何のためにそうなのか?」等、真剣に『考えること』になるのですね。
ついつい、ペーパー中心になり、じっくりと物事を考えさせる時間は「無駄な時間」と思ってしまっているご両親は少なくありませんしかし、「考える作業」こそが子どもの成長を促し、言語力、表現力をも育てることになります。
課題画を、単なる「絵を描く」時間などにしてしまわず、しっかりと考え、上手に表現させる時間としても使って、子どもをリードしてあげましょう
まどか先生の教室「幼児教室マナーズ」
小学校受験は、子どもが大きく成長するまたとないチャンスです。
知識の詰込み、繰り返す訓練、長時間の強要・・・そんな親子共に苦しい準備を「うれしくはないけれど、それが正しい準備」などと、ある意味での諦めの境地で取り組む受験準備ではなく、子ども自身の頭で考え、判断し、行動できる力「人間力」を育てる受験準備。それが、幼児教室マナーズが27年間実践し、成果をあげてきた「まどか先生メソッド」です。小学校に入学した後も、親子共にいつでも相談に帰っていける場所、それが幼児教室マナーズです