鉄オタ孫君からの情報を得て急きょお出かけ。
横川駅~広電本社前の路線で、往復運転をしているという被爆電車651号に乗って見た。
JR横川駅で下車して、広電横川駅(終点&始点)でこの被爆電車651号を待っていると
江波行きの電車と、広電本社前行の電車が交互に10分おきくらいにやってくる
とても利用者の多い路線のようである。
来る電車来る電車すべてを、乗車側通路で、スマホカメラでパシャパシャ撮っていたが、
なかなかやってこない651号車。いつ来るのかなあ と思っていた矢先
同年代のご婦人から声をかけられた。
「そこのベンチに座られたら?」
この場所についてから40分くらい立ったままで写真を撮っていたのを
どこからかで見てたのかのような声掛けだった。
どうやらいつも利用している電車客のようだったが
「広島で今3台しか走っていない被爆電車が来るのを待っていて、それに乗って紙屋町迄行くところです。」
というと、
「へえ。それは知りませんでした。そんな電車がここの路線を走っているのですね」
日常利用している広電の電車は、生活の足になっているので
その特別感はあまりなく、
かえって古い電車はステップが高く乗り降りしずらいと
高齢者には不評のようであった。
この650形の電車は、現在651号.652号.653号と3台だけが広島の街を走っていて
652号は、朝などラッシュ時や、不要不急の時にだけ運行され、
653号は、後世に被爆地広島を伝えるため、修学旅行生など団体専用車として運行されている。
待ったかいがあり651号に乗り込むことが出来た。
内部はかなりレトロ感満載で、木の柱や木の扉が、暖かさを感じる。
こうした解説が運転席後の降車口に設置されており、
降りるまでは気が付かなかったので、あたふたして撮ったため、降りたい乗客の邪魔になったかも。
RCC開局70周年x広島電鉄操業110年被爆電車特別運行プロジェクト
8/6・7・8・9と各日15名乗車@1200の特別乗車の応募に外れた孫君は、
相生橋を運行する651号や653号を原爆ドームを背景に撮影したかったようで
無事ミッションを果たして帰って行った。
この651号は、運行を初めて80年くらいになるらしく
もうすぐ見納めになるかもしれない。
広電オタクの話によると、現在工事中の広島駅が新しくなっての開業の時に
駅前に、静態保存する話が上がっているとの事。
被爆後、悲しみにくれる広島の街を走り、
市民を大いに勇気づけた“ヒロシマ復興のシンボル”と言われている
被爆電車。
もしそうなら これは、大賛成。
元気で広島の街を運行しているうちに、また651号に乗りに行こうと思う。
ただ、運転手に聞いても、
いつ乗れるのかが分からないという難点ああり・・・