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なかなか勝てない馬がいる。今日もその馬が走る。
がんばれ、と声が出る。
まなざしは、ゴールの先を見つめている。

間違いだらけの山登り 「知らなかった」ではすまされない62項目

2021年07月21日 11時22分39秒 | 読書・登山


ゴアテックスは、1969年にアメリカのW.L.ゴア博士によって開発された。
水滴の2万分の1、水蒸気の700倍の孔が開いたフィルム状の加工素材で、雨は浸透させずに内部の水蒸気だけ排出して蒸れを防ぎ、さらに防寒着としても利用できる。

足やふくらはぎがつることがある。
これは、足の筋肉に乳酸などの疲労物質が溜まるために起こる。
その場合の非常食として、レモンの蜂蜜づけがお勧め。
レモンの蜂蜜づけに含まれるクエン酸が乳酸を分解してくれる一方、蜂蜜の糖分がエネルギーに転換する。

コンデスミルク
非常食は、高エネルギーで喉を通りやすく、そのまま食べられること。
ザックに長時間入れておいても腐らず、かさばらないことが条件。

予備食にはクラッカーやビスケットなど、炭水化物の腹もちのいいものが向いている。

「やってはいけない三原則」
体重とザックを重くしない。
百名山の登った数を自慢しない。
コースタイムを競争しない。

疲労は初期のほうが回復しやすく、溜まれば溜まるほど回復しにくくなる。
生理学的にも、身体に
「これくらいの時間を動けば休みがとれる」
というリズムを覚えさせると、使う総エネルギーが節約されると言われている。

生理的にも登山行動中の昼食は不合理。
平地同様の昼食をとると、食べた物を消化・吸収するために大量の血液が胃腸に集まってしまう。そのような状態で再び歩きだすと、消化と運動という相反する働きが身体に求められ、一気に不調となる。

一日8時間の登山はフルマラソンの2倍近くのエネルギーが必要だといわれるくらい、山登りは大量のエネルギーを消費する。
運動のエネルギー源となつのは、三大栄養素といわれる
糖質
脂質
たんぱく質
代謝を円滑にするのが、ビタミン、ミネラル類
三大栄養素のなかで運動するときのエネルギー源に一番なりやすいのが糖質。
糖質がなくなったときに脂質がエネルギーとなる。
そして最後の最後、遭難などで食料がなくなり、飢餓状態になったときに使われるのがたんぱく質。
だから登山のエネルギー源としては、脂質やたんぱく質よりも糖質を多く含む食品
米・パン・飴、ビスケット、ドライフルーツ。
脂肪を含むチョコレートやナッツ類、たんぱく源の魚肉ソーセージ、ビーフジャーキー、チーズ類は即効性に劣るが、それでもエネルギー源となる。

東京を海抜ゼロm、酸素濃度100とすると、標高1500mでは酸素濃度85で、2500mだと75。

3000m級の山は21座。


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