十八で逝きたるきみを思ふとき母ならぬわれの背骨軋みぬ
きみの眸のやうな三日月その眸から零るる光 あすは命日
緩やかなカーブの傍に花は立ち秋に車窓に命日つたふ
ゆつくりと水に広がる墨に似て愁ひひとつが秋を覆へり
ひとつづつ年を取りたる子らの輪の中にあらざる笑顔かなしも
きみの眸のやうな三日月その眸から零るる光 あすは命日
緩やかなカーブの傍に花は立ち秋に車窓に命日つたふ
ゆつくりと水に広がる墨に似て愁ひひとつが秋を覆へり
ひとつづつ年を取りたる子らの輪の中にあらざる笑顔かなしも