やはらかな皮膜のやうなアオザイに触るれば吹かむ外つ国の風
あきかぜに繭の記憶を解きつつアオザイわれの肌の上に揺る
アオザイの重さは淡くベトナムに落つる夕陽のひかりの重さ
われもまたアジア人なり黄色の肌と黒髪次の世に継ぐ
黄色=おうしょく
かつて戦火に燃えしメコンの緩流にたつぷり時を持つ子泳げり
あきかぜに繭の記憶を解きつつアオザイわれの肌の上に揺る
アオザイの重さは淡くベトナムに落つる夕陽のひかりの重さ
われもまたアジア人なり黄色の肌と黒髪次の世に継ぐ
黄色=おうしょく
かつて戦火に燃えしメコンの緩流にたつぷり時を持つ子泳げり