燗酒は独楽蔵 @ かね井（鞍馬）

観光に目一杯楽しんだ京都旅行は、ランチで行ったお店も、なかなか良かった。

個人的には、The Kyoto な日本料理を食べたかったけど、
「和食きらーい。京料理きらーい。」という相方が一緒だから、そういうワケにも行かず。


どこ行こうかな～…と悩んでいた時に教えてもらったのが、蕎麦屋さん。

バス停「大徳寺前」で降りて、お店のある方向へ歩いていくと、
どんどん住宅街のド真ん中に行く。


こんな場所にあるなんて、どんなお店だろう～？と思っていると、
人通りもほとんどない界隈に、ふ・・・っと現れる。
 かね井　

この辺りの民家に暖簾が垂れているだけのような佇まいで、通り過ぎちゃいそう。

中に入ると玄関口が広くて、そこには既に待ち客が何人か。


でも、従姉が一足先に入ってくれていたので、待たずに入れちゃった。
ありがと～～。ていうか、待ってる人たち、ごめんなさい（汗）。

我々が座ったのは、玄関の目の前のテーブル。
ガラス戸からの昼の光がなんとも心地良いなぁ～。



周りを見渡すと、2人がけのテーブルが8つあるくらいの、とっても小さな店内。

でも、年季の入った良い雰囲気。

蕎麦茶と蕎麦せんべいを最初に出してくれる。



従姉は運転してくれるのでお酒が飲めないのに、
「まきちゃん、昼からガンガンいくでしょ？（笑）」と言ってくれたので♪

天気が良いとはいえ、キーン！と体は冷え切っていたので、いきなりお燗から。

徳利がとってもきれい。

ここは昼蕎麦酒も楽しめるようなラインナップで、メニューには何種類かおいしそうな日本酒が。
しかも、お燗には　独楽蔵　とある。

塩に、山葵を薄くスライスしたものを、アテに出してくれるのも嬉しい。


みんなでつつこうと、出汁巻き玉子を頼むものの、この日は用意していないそうで、
代わりに 蕎麦豆腐 を。

見た目はぷりんぷりんだけど、箸を入れるとけっこう固め。
蕎麦の味がぎゅっとつまってる。


そして選んだ蕎麦は、やっぱり京都といったら鴨、ということで。

鴨せいろ　を。

細くて黒い粒つぶが見える。

新蕎麦だろうか、良い香り♪


量は、ちょっと少な目かな。
相方は「少なっ！」って・・・口に出すなよ～（笑）。
（それで、夕方おなかが空いて「お好み焼き食いて～！」と言い出したワケで）

つゆは、やっぱり京都らしいというのか、色は薄めだけど、
ちゃんと出汁が利いてて、上品で美味しい。。。
ほっこり温まる、っていう感じ。


とろ・・・っとした蕎麦湯を、ゆっくりまったり飲みながら、
コルツのテキスト観戦する相方を横目に、久々に会う従姉と話も盛り上がり、
すっかりまった～りしちゃった。


それにしても、席が少ないというのもあるし、みんなもお酒を飲みつつゆっくり食べるせいか、
玄関で並んでるお客さんは、常時４～５グループが30分以上くらいは待ってる。

自分はラッキーなことに従姉が先に入ってくれてたから並ばなかったけど、
すんごい人気あるんだな～。


[手打ち蕎麦　かね井]

京都市北区紫野東藤ノ森町11-1
075-441-8283

11時半～14時半 / 17時～19時　
月休（祝日の場合は営業）