梅さんのかわら版.umelog

笛吹川フルーツ公園の紅葉

"俳句百景~講演会”

2015-10-10 16:44:13 | 俳句&短歌

飯田蛇笏・飯田龍太親子が主宰していた「雲母」という俳誌がある。
この俳誌が、今年創刊100年になる。
それを記念して、現在県立文学館で企画展が催されている。

短歌や俳句界にはそれぞれ指導者がいて会員がいる。
会員になると、毎月俳句を投句することが出来、それを主宰が選句し俳誌に載る。
下手だと載らないし、うまく出来た時には何句も載ることがある。
まぁこうして上手くなっていくということだろう。
umeさんは、どこにも属していないが…

雲母は日本を代表する有名な俳誌だ。
しかし、飯田蛇笏が亡きあと、飯田龍太が継承したが、突然に廃刊となってしまった。
だから、100年経ったといっても、雲母は今は無い。
雲母の代わりに、山梨県の俳句界を牽引してきたのが廣瀬直人氏。
廣瀬直人氏は、蛇笏・龍太両先生の弟子で、「白露」を主宰することになる。
そして、直人先生が病に倒れ、白露は又又廃刊となる。
そして、現在の主宰がその弟子であった井上康明氏。「郭公」の主宰だ。
山梨の俳句界は、雲母・白露・郭公と名前は変わったが蛇笏・龍太の精神は脈脈と受け継がれている。
そういったことも含めて、100年記念の企画展なのだろう。

今日は、その記念の講演会。
企画はまだまだ続く…

"息抜き~籠作りに挑戦”

2015-10-09 17:22:48 | 日記・エッセイ・コラム

パソコンや頭を使うことばかりに明け暮れていた毎日。
俳句仲間が、この籠作りを進めてくれた。
この材質はなんと紙…
梱包用の紙バンドの手芸版だ。
籠というと夏のイメージがするが、これは紙なのでもう少し長く使えるかナ。

そしていよいよ制作開始。
先ず、デザインを考える。色やアクセントカラーも決める。
そして、一つ分の材料をそれぞれ長さに切り分ける。
(ここまでは全部用意してくれてあった。有難い(^^♪)
先ず、底から編み始める。


今日はここまで編み進んだ。
10時に初めて2時間かかった。
次は仕上げ。縁と取っ手をつくる。
楽しみだ!!

"美味しいパン屋さ~河口湖”

2015-10-07 17:12:13 | 山梨の町歩き

ヘミングさんのコンサートを聞きに行ったついでに、ネットで探した今人気のパン屋さんに行ってみた。
”エソラベーカリーアンドカフェ”
世界遺産の関係か、河口湖は進化している。
あちこちに新しい道が出来、そこに新しい町が出現している。
その新しい道沿いにこのパン屋さんはある。
カフェも併設されていて、その大きな窓からは大きな富士山さんが真正面に見える。
というか、そうなるように設計したのだろう。

お値段はリーズナブル。
いい匂いに誘われていっぱい買ってしまった。
この写真のシュークリームは絶品。
紅葉を見がてら寄ってみるといい・・・

”甲府市出身大村智さんノーベル賞受賞!”

2015-10-05 23:34:53 | ニュース

なんとなんと、山梨県からノーベル賞受賞者が…
2015年のノーベル医学生理学賞に選ばれたのは大村智さん!!
号外が山梨日日新聞WEB版から出ている。


山梨大学卒業後、定時制工業高校の教諭を経て研究者になった。工場で仕事を終え、油を付けたまま勉強に来る生徒らを見て胸を打たれた。「いったい自分は何なんだ。もっと勉強しなければ」と自問したことが研究者としての原点になった。  yahoo!ニュースより

"ラ・カンパネラ~フジコ・ヘミング"

2015-10-05 00:00:06 | 日記・エッセイ・コラム

ずっと生の演奏を聞きたいと思っていたフジコ・ヘミングのピアノ。
ようやく叶った。

お天気であれば富士山がきれいに見える河口湖ステラシアター。
まだ、紅葉には少し早いが、会場のシンボルツリーの欅は1本だけ紅葉していた。

今日はフジコ・へミングとNHK交響楽団メンバーによる室内オーケストラの競演だ。
(コンサートマスター:永峰高志)

2時開演、最初にNHK交響楽団メンバーが、ヴィヴァルディ:「四季」全曲を演奏する。
チケットにはマリオ・コシック(指揮)とあるが、それらしき人はいなくて、
コンサートマスターの永峰高志が指揮をしていた。
これについての、案内は無かったが、ちょっと残念。きっとよくあることなのだろう。


休憩をはさみ、3時過ぎにいよいよフジコ・ヘミングの演奏だ。
中世の貴族を思わせるあの独特の衣装。長いドレスの裾を引きずりながらの登場。
今か今かと待っていた聴衆から万雷の拍手がでる。
N響との合奏でショパンのピアノ協奏曲第一番(弦楽合奏版)を演奏する。
本人も言っているが、彼女は手が大きくて、指の皮が厚い。
だから、出る音も違うらしいが、この音色がそうだろうか…
などと思いながら聞きいる。

一旦全員が退場。
そして、今度は一人で登場しいよいよリストのラ・カンパネラだ。
10年も前に友人から贈られたCDで何度も聴いた曲だが、生の演奏は迫力がある。
息遣いと指の動き…フジコ・ヘミングが演奏しているんだと思うだけで興奮する。

限定版のCDがあったので、購入した。
CDに描かれているこの絵。
本人が描いたものだが、衣装と同じように独特の世界がある。
いつまで見ていても飽きない。

”亡き人のこゑに覚めしか夏椿”

2015-10-03 15:09:37 | 俳句&短歌

死は畳いちまいのくに天の川   三森鉄治

今朝の新聞にこの作者の訃報が載っていた。
この俳人がどういう人か多くを知らないが、毎月発行される俳誌でよく見かけた。
とても大事な人を失ったような気がして、おろおろしてしまった。
記憶に残しておかなければ…

 山国の空引き寄せて通草挘ぐ
 茶の花や山なみ四方の空を裁つ
 菫摘むなかに見知らぬ子もゐたり

おおよそ名前から想像できないような柔らかい肌理の細かい作品だ。
山梨の風土と懐かしい風景がある。

 蛇笏忌の過ぎて四五日夜空冷ゆ
 紅梅のかたはらに師の来てゐたり
 なきがらと夜を明かしたる青葡萄

(2011年/三森鉄治句集『栖雲』より)

縁ある人々への鎮魂、そして亡き母への思慕が豊かに詠まれていて、
初めてこの俳人の心の内を知った。
句集を五冊出していてこの栖雲は第5句集となる。
第1句集からすべて読んでみたいと思う。
合掌


"ルートヴィヒ・コレクション ピカソ展in山梨"

2015-10-01 18:00:50 | 山梨の町歩き

 県立美術館で開催されるピカソ展を楽しみにしていた。
今回は、主にルートヴィヒ美術館のコレクションの中から選ばれたものが展示されている。
ルートヴィヒ美術館は、ドイツのケルン市にある近現代美術を集めた美術館で、
世界で3番目に展示数が多いと言われている。

展示場は写真NGは当然だが、物音をたてずに静かに見る…と言うのはちょっと緊張する。
(上の写真は、通路で展示場ではない)
ピカソはとても多才な芸術家で、油彩、ブロンズ、版画、陶器等も素晴らしい作品を残している。
今回とても楽しみにしていたのは、その中の陶器だ。
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ピカソは、終戦直後の1940年代後半、南仏の陶芸の町ヴァロリスを訪れたことをきっかけに、
陶芸の魅力にとりつかれる。
絵画や彫刻の要素も備えながら、土、水、火という自然の力が創り出す陶芸に魅了されたピカソは、
皿、水差、花瓶、壺、陶板など、3000点を越える陶芸作品を生み出した。
既存の手法にこだわらず、自由な発想で制作されたそれらの作品は、
のびやかな感性とユーモアの精神にあふれ、ピカソの創作の喜びを生き生きと伝えてくれる。
 (ピカソの陶芸より)
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期待に違わず、ピカソの造る陶芸の世界は、とても面白い。
絵と同じように本当に自由な発想で、枠から飛び出せなでいる普通人には羨望の的だ。
これだけの数の作品を日本で見られるのは滅多に無いチャンス。
もう一度行ってみようと思う。