飯田蛇笏・飯田龍太親子が主宰していた「雲母」という俳誌がある。
この俳誌が、今年創刊100年になる。
それを記念して、現在県立文学館で企画展が催されている。
短歌や俳句界にはそれぞれ指導者がいて会員がいる。
会員になると、毎月俳句を投句することが出来、それを主宰が選句し俳誌に載る。
下手だと載らないし、うまく出来た時には何句も載ることがある。
まぁこうして上手くなっていくということだろう。
umeさんは、どこにも属していないが…
雲母は日本を代表する有名な俳誌だ。
しかし、飯田蛇笏が亡きあと、飯田龍太が継承したが、突然に廃刊となってしまった。
だから、100年経ったといっても、雲母は今は無い。
雲母の代わりに、山梨県の俳句界を牽引してきたのが廣瀬直人氏。
廣瀬直人氏は、蛇笏・龍太両先生の弟子で、「白露」を主宰することになる。
そして、直人先生が病に倒れ、白露は又又廃刊となる。
そして、現在の主宰がその弟子であった井上康明氏。「郭公」の主宰だ。
山梨の俳句界は、雲母・白露・郭公と名前は変わったが蛇笏・龍太の精神は脈脈と受け継がれている。
そういったことも含めて、100年記念の企画展なのだろう。
今日は、その記念の講演会。
企画はまだまだ続く…