今週の「花子とアン」は、「逢い引き」がテーマでしたね。誰が見ても鼻持ちならない、ちょっと勘違いしている宇田川という女流作家に逢い引きという小説を書かせることにより、なんだかとても怪しい雰囲気へと持って行きます。
「逢い引き」なんて言葉を簡単に使っていますが、あの当時は相当な覚悟が必要だったのではないでしょうか。ドラマの中では、簡単なデートのように言っていますが…
本来「逢い引き」とは、男女が人目を避けて会うこと、密会という意味です。そこには不倫の匂いがするわけです。花子と蓮子の感激的な再開の場面になぜ「逢い引き」という演出をしたのでしょうか。
ただ単に面白くする…わけではありません。これにはやっぱり伏線があります。蓮子に執拗に絡んできた芥川龍之介張りのチンピラ学生、そして何か複雑なものを抱えているような村岡英治。
奇しくも、二人の再開の場に現れたこの二人は…?
これは花子と蓮子、二人にそれぞれ用意された道への導入部でした。そして、これはやっぱり「逢い引き」へとつながっていくのです。
うぅ~ん、何ともよく考えられたシナリオだ。複雑にいろいろ絡み合っている。
ごきげんようさようなら…なんて言っていられない、はぁくみたいじゃんね。どうなるづらか?