花子が務めている聡文堂が社運をかけて創刊する新雑誌と、目標とする雑誌「赤い鳥」の表紙。この時代は右から読ませていますね。
「赤い鳥」は1918年創刊で、童話と童謡を掲載した児童雑誌でした。当時、政府が主導する唱歌や説話が程度の低いものであると考えていた創刊者・鈴木三重吉は、もっと子供の純性を育むような物語や歌を世に広めるべきとの使命から、「赤い鳥」を創刊しました。
創刊号には芥川龍之介、有島武郎、泉鏡花、徳田秋声、高浜虚子などそうそうたる文学者達が賛同の声を寄せており、これら一流作家によって日本の児童文学のレベルが底上げされたと言われています。
それに対抗して出版される新雑誌「シロイハト」は、fictionです。赤だから白ですか…何とも分かりやすい…。
この雑誌名は花子の提案で「にじいろ」となりますが、あれっ?て思った方もいると思いますが、これはドラマの最初に毎回流れるテーマ曲”絢香”作詞作曲「にじいろ」とおなじなんですね。ここでも絡み合っています。
さて、この雑誌の目玉となるのは、あの宇田川の作品か、はたまた花子が翻訳する「The Prince and The Pauper」王子と乞食か…
目が離せんじゃんね。花子の恋も気になるずら。(変な甲州弁使うと五緒川 津平太さんからクレームが来るかも)