見ると、過去の日本の偉大な政治家(施政者)が行った植民地政策が見えてくる。
果たして、これは
当時世界のほかの地域で行われた植民地政策のようなものだったのでしょうか?
現在も台湾の民衆は日本への感謝・尊敬の気持ちを持ち続けています。
それは、歴代の日本人台湾総督が行った施政によるものです。
私たちは、あまりに中国の顔色を見ることなく、近隣の国々の幸福を考えた外交を
行うべきではないでしょうか!
○2011年3月11日、日本を襲った東日本大震災で、世界最高額となる義援金2億5200万ドルの支援をしてくれたのは、面積は日本の約10分の1、
人口は約5分の1、GDPは約9分の1の小国、台湾でした。
○台湾の高校生の修学旅行先の9割は、日本です(年々増加傾向にあります)。 台湾から日本への旅行者数は、2013年221万人、2014年283万人であり、
人口が約5分の1であるにも関わらず、日本から台湾への旅行者数163万人(2014年)を大きく上回ります。
○ 日本の調査会社アウンコンサルティングが2014年に行ったアンケートでは、100人中90人の台湾人が日本を「大好き」「好き」と答えてくれています。
日本人は、そんな台湾人の気持ちに感謝を示すどころか、何度もないがしろにしてきた過去があります。
東日本大震災における台湾支援に対して、当初日本政府は、中国共産党の顔色を窺って、謝礼広告を掲載しませんでした(それを見かねた民間人が行った募金活動
「謝謝台湾計画」によって、最終的には、無事謝礼広告は掲載されました)
日本人として生まれ、京都帝国大学で青春時代を送り、ずっと日本を愛し続けてきた李登輝氏の訪日を、同じ理由で長らく拒み続けてきました
(それが初めて許された時の理由は、「命の危険があるから人道上仕方がない」という極めて消極的なもので、その行動を「病気治療」目的に厳しく制限し、
政治的発言を一切禁じました)」 95年に日本が議長国となって大阪でAPEC(アジア太平洋経済協力会議)の総会が開かれた際に、同じ理由で、
わざわざ台湾に人を派遣して「李登輝氏が参加しないようにしてほしい」と伝えに行きました 。
日本政府は、上記に示すような外交政策を台湾に行ってきたのです。
今世紀最高の政治家である李登輝は、もっと日本でも知られるべきですし、そんな彼の姿勢を今の日本政治家は見習うべきでしょう。
以下に、最近の彼の登場した現地のニュースを紹介します。
李登輝氏、釣魚台めぐり馬総統に反論「できるものなら軍隊で奪ってみろ」
2015年8月27日 17時57分
中央社フォーカス台湾
李登輝氏、釣魚台めぐり馬総統に反論「できるものなら軍隊で奪ってみろ」
(台北 27日 中央社)馬英九総統が李登輝元総統への反論として米紙に寄稿した文章で、「釣魚台列島(日本名:尖閣諸島)は中華民国の領土」などと
主張したことに対し、李氏は26日、「できるものなら軍隊を派遣して奪ってみればいい。本当に欲しければ日本と戦え」と述べた上で、台湾の人々がそれを求めている
ようには思えないと反論した。
李氏は7月23日、訪日中に出席した日本外国特派員協会の記者会見で「尖閣列島は日本のものである。台湾のものではない」と発言し、波紋を呼んでいた。
また、李氏は「馬総統は釣魚台列島が台湾と日本どちらのものか、米国人に聞いてみればいい」と述べたほか、国際法や文献などを見ても、同列島を「台湾のもの」
とする主張がどこから来たのか分からないと語り、馬総統に国際法上の根拠を示すよう求めた。
一連の発言を受けて、総統府の陳以信報道官は26日、釣魚台列島は中華民国の領土であるとする認識を改めて表明。さらに、李氏が支持する野党・民進党の蔡英文主席に
「同列島はどうして日本のものでないのか」と質問すれば、国際法に詳しい蔡氏が説明してくれるだろうと皮肉った。
来年1月の総統選の民進党公認候補でもある蔡氏は7月末、「釣魚台列島は台湾のものだ」と発言している。
(温貴香、謝佳珍/編集:杉野浩司)