どんなものが値上がりしている?
一般消費者の方へのアンケートでは、電気代に続いて、食用油や小麦粉と回答する方が多く見られました。実際に小売物価統計調査で確認してみると、確かに小麦粉は前年同期比15%ほど、食物油は33%上昇しており、その肌感覚は正しい。
一般消費者の方へのアンケートでは、電気代に続いて、食用油や小麦粉と回答する方が多く見られました。実際に小売物価統計調査で確認してみると、確かに小麦粉は前年同期比15%ほど、食物油は33%上昇しており、その肌感覚は正しい。
その他値上がりしている食品をピックアップすると、まぐろ、ぶり、あさりなどは2~3割程度上昇、オレンジやたまねぎなどは2~4割程度の継続的な値上がり傾向がみられました。
なぜ今、食品の値段が上がっているのでしょうか。その原因は天候不良による不作はもちろん、コロナによる経済の停滞からの回復や、ウクライナ・ショックの影響が考えられる。
具体的に食用油の原料である菜種や大豆の不作に対し、中国が豚の飼料用に大豆の輸入を増やしていることやバイオ燃料の促進が現在の高騰につながっています。 小麦についても中国の飼料の影響や、また運送費用の高止まりも価格高騰に影響しているようだ。
今後の要因としてはウクライナ・ショックの余波です。
ウクライナとロシアは小麦輸出量の3割を占めている穀物の生産地です。日本の輸入小麦はアメリカが大半。10月から世界情勢に左右されそうだ。