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コロナ経口薬にはどんな効果があるか

 塩野義製薬のS―217622も、2月25日に承認申請されました。塩野義の薬は、ファイザーの薬と同じような作用とされています。薬が増えて、選択肢が広がっているのは意義深いことだ。

 メルクの薬は、細胞内に入ったウイルスの遺伝物質(RNA)が増えるのを妨げます。ファイザーの薬は、ウイルスが増えるのに関わるたんぱく質の合成をブロックします。いずれも発症してから5日以内に使うことになっている。

 ファイザーの薬は、不整脈や高血圧などの薬の一部と飲み合わせてはいけないことが分かっていて、服薬状況のチェックが欠かせません。メルクの薬は生殖に影響が出る恐れが拭いきれず、妊婦には使えません。塩野義の薬はまだ実力の一端が見えただけ。

 効果は? 重症になるリスクの高い人を対象にした臨床試験で、メルクの薬は重症化リスクを30%下げ、ファイザーの薬は89%下げました。ただし、条件が異なり、医療現場での効果は、はっきりと言えません。塩野義の薬はウイルスを減らすことが確かめられましたが、重症化リスクを下げるかは今後検証されます。まだ、どの薬にも課題は残っていると。

 オミクロン株には 細胞レベルの研究で、効果があると分かっています。ワクチンとは薬が作用する箇所が違い、変異株でも効果の上では問題にならない可能性が高いとされていると。

  誰でも使えるの? 流通量が少なく、当面は重症化リスクの高い人を中心に使われる見通しで、国産化を期待している。医療機関が処方する薬で、ドラッグストアでは買えません。

 今はワクチンの3回目接種や、3密の回避、換気の徹底、マスクの着用といった基本的な対策を心がけるぐらいか。


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