緊急事態宣言が解除されて
名古屋でも徐々に経済活動がはじまりつつある
今回のコロナの影響により
アパレル業界はダメージが大きく
先日、株式会社レナウンが民事再生を申請し
事実上の倒産に追い込まれてしまった
レナウンといえば120年ほどの歴史があるアパレル最大手だ
もともと業績不振が続いていたが負債総額は138億円だという
また、大手アパレルの筆頭であるオンワードも
今年2月期の純損益は521億円の赤字決算でこちらも深刻な状況だ
そもそも数年前からアパレル業界全体に言えることだが
供給過多によるマーケットとのバランスが取れず
特に百貨店アパレルを中心に売り上げ不振になっていた状況で
昨年の消費増税や、暖冬による業績悪化が目立ったいたところに
追い討ちをかけるかのごとく、今回の新型コロナウイルスにより実店舗は閉店に追い込まれた
自粛で外出しないので、服を購入することもないというロジックで
ECでも売り上げが伸び悩んだところがほとんどである
ではこの先の景気はどうかというと
アパレル市場においては悲観的な見方が予想されるケースが多い
自分は起業してからアパレルを中心としたデザイン業を20年携わってきたが
いつかは供給過多のマーケットがハレーションを起こすと予測し
数年前から業界がこうなることを見越していた
しかし、この経済恐慌はまだはじまりに過ぎず
今後はアパレル業界に限らず
大企業も含め、多くの会社が淘汰され
この経済不況は長期化することが予想されている
コロナによる経済のダメージは、日本に限らず海外の方が深刻で
アメリカのように失業率が増加するのは必須で
金融も実体経済もかなり深刻である
ハイパーインフレで通貨が暴落するとか
最近の原油価格の下落のように超デフレになるとか
経済専門家の間では意見がバラバラだけど
不況により
我々の生活が苦しくなるのは間違いない
今後はどう稼ぐかではなく
どう生き残るか
常にアンテナを張って
先を予測しながら情報を収集し
サバイバルしなければならない
