maggieの小さなシアワセ

まったく走っていない日々。次のレースは・・・。

「善き人のためのソナタ」

2007-07-19 23:34:32 | 映画
ひさびさの映画感想など。

「善き人のためのソナタ」
ドイツ映画。

1984年、まだ東ドイツのころのお話。
旧東ドイツの時代、国家保安省(シュタージ)という役所があって、反体制派と思われるような人たちを取り締まっていました。

で、やはり目をつけられるのは文化人。
ある劇作家の家を一日中盗聴することになります。

この担当者が主人公なんですが、まあ、職務に忠実っていうか国家に忠実な人で。
でも、この家を盗聴することによって、いろいろ心に変化が、、。



この俳優さんが上手で、無表情なんだけど変化が見てとれるというか、とても良かったです。


ベルリンの壁が崩壊してまだ20年経っていないけど、昔はこんなことをやってたんだなぁ、、。
信じられない。

話に直接関係ないので書いちゃうけど、壁の崩壊後にこの作家が自分の盗聴記録を見るというシーンがあってびっくり!!
すごく微細なことまでかいてあるレポートですよ。
日本のどっかの役所ように、黒塗りでほとんど見られないとかそんなのはまったくナシ。

実際の東側の住民の方々はこんな変化についていけたんだろうか、なんて思ったり。
かなり今さらですが、、。


ステキな映画でした。
特にラストシーンが好きです。