安心だ 安全だ

このごろ老人や子供の誘拐・殺傷・強盗など痛ましい世の中。警察も不祥事。どうしたらいいんでしょう?

福知山線再開へ

2005-06-14 22:57:26 | Weblog
制限速度をかなり落として運転するようにした新しいダイヤがつくられたようです。最高時速を直線で120kmから95kmに、カーブは70kmから60kmにと言いますからかなりのダウンです。

これはこれでいいことだと思います。急激な加速による電力の消費、回生ブレーキで取り戻すと言ってもやはりエネルギー効率がいいわけではありません。電気設備はピークに会わせて作るのですから。

それにしても電車は高速になりました。東京-大阪間のはじめての電車特急「こだま」が110kmで走って「ビジネス特急」今は新快速が130kmです。兵庫県の端から端までが2時間ほどで結ばれるのですから。山陽本線は福知山線とは違い、カーブも少なく高規格のレールを使っています。安定性は遙かにいいはずですが、あくまで「はず」です。予想できない事態が起こらない保証はありませんね。

「そんなに急いでどこへ行く」をもう一度思い出したいものです。運転士はおおむね今回のスピードダウンを評価しているようですが、人間の神経が及ぶ範囲であることの方がよほど重要でしょう。ところで、時速100kmで自動車が走っているとき、クラッチを切るのはとてもこわいです。やったことのある人は少ないでしょうね。数字上どうもなくても、人間の「こわい」と思う感覚も重要なのだと思います。これが危機管理と呼ぶべきものなのかなと思います。
???

やはり出てきたBSE2頭目

2005-06-13 07:12:42 | Weblog
久々にBSEのことです。陽性反応の牛が一億頭といわれるアメリカの放牧牛で見つかりました。これで20ppb?重金属ではありませんが、バート・パー・ビリオン(十億分の一)ですから。おそらくこれから等比級数的に増えていくことでしょう。検体の数が増えていくでしょうから、パーセントのオーダーまで行くと大混乱になると思いますが、アメリカさんにはまあ今までのずさんな管理のつけが回ってきたとあきらめていただくしかありませんね。

人間、動物蛋白も摂取しなければなりませんが、アメリカ牛肉でなければならない理由は何もありません。利権が渦巻き、税金を生む黒い温床なのですから、すっきりさせれば良いのです。が、税収減ですからそうはしないでしょうね。

怪しいものは買わないことです。何度も引き合いに出しますが、ミンチ肉は特に気をつけましょう。何が入っているかわかりませんよ。

学校も、鉄道も

2005-06-10 22:57:49 | Weblog
山口県の高校で爆発物の事故、只見線は橋桁に列車の屋根が接触という「何だかな・・」と思わざるを得ない事故がありました。テレビでは「こんな薬品が簡単に手に入る状態だ」と訴えていましたが、代表選手の塩素酸カリなど、昔から簡単に手に入り、小学校の理科室にだってありました。(文科系の人には興味そのものがないかも?)
そんなものを作って火をつけたり、人のいる教室に投げ込んだりを「実行するか?}というモラルとかどんな結果になるかという洞察力が働かないことの方がよほど問題でかつ危険です。「やってみなきゃわからない」などという一見もっともな、しかし想像や洞察の働かないアホがいるから困るのです。
只見線の列車も同じようなことがあるかもしれません。人間、自分の視線よりも下はよく見えますが、上の方は意外とだらしがないものです。それでも異常に低い橋桁に気がつかなかったのかな、と思います。けが人のなかったのは結構ですが、おそらく唯一の足だという人も多いのではないでしょうか?
洞察力と言えば、これもアホな国会議員が拉致被害者の横田夫妻に対して「経済制裁をすると本当にお骨になって帰ってくる」とか、「ひめゆり部隊の話は聞き飽きた」という話もそうです。
「自分がこれを言うとどうなるか」を考えないと本当に刹那の生活になってしまいます。それから言うなら、小泉首相もアホですね。自分のすること、言うことの軽薄さに気づいていません。

ミサイルの開発資金

2005-06-06 07:48:42 | Weblog
これはなんだ?と言うものがついにやってきた感じです。専守防衛が「たたかないとやられる」という子供的発想に変わってしまい、開発資金も500億円ほどになるとか。そんなに使うのなら鉄道の安全対策に使えよ、と思います。500億円をミサイル関連に使っても、結局残るものはない、と思います。
ミサイルが飛んでくる、それに向かって迎撃ミサイルが飛んでいく、見事撃ち落としてめでたしめでたし、とはいかないでしょう。残骸まで消える訳じゃないし、確実に降ってくる。核武装は常識でしょうが、核弾頭の行く末は?迎撃ミサイルには不感知で、相手の上空に行ってから爆発する?あり得ない話ですね。

アメリカは自国の関与しないところでの爆発は責任がないと思っているのでしょうかね。ましてや他国が自国に向けたものを撃ち落として何が悪い、元々発射がされなければこんなものは使わないのだ、と言う論法でしょう。

かつてのチェルノブイリの事故では、被害は広範囲に及びました。核の被害は、広範囲に、長期にわたり、また世代を越えて続くのは広島、長崎で証明されています。身体的な被害だけでなく、精神的な被害も大きい。「海の上だから大丈夫」は、ありえないのです。

インベーダーゲームじゃないんですから、こんなアホな計画自体をやめろと言うべきです。そして、核の廃絶へ。

安全、安心どころの話ではありません。地球が崩壊する可能性すらあるのですから。

通り魔その2

2005-06-03 07:38:16 | Weblog
ガードレールに挟まれた金属片でけがをした、と言う報道、そんな金属片がほとんどの都道府県で見つかっているということに一種の戦慄を覚えます。

現物を見たことがありませんが、ブリキのような材質ということですから薄いものでしょう。さびのような色もしていますから鉄が材料であることも予想されます。これは悪質ないたずらだろうと思いますが、中学生や高校生がけがをしています。自転車に乗るとちょうど膝のあたりになりますね。固定した通り魔とも言える傷害です。さびで手を切ったときの痛さはまた特別です。のこぎり状になっているところで切るのですから、傷口は汚いし切り口もギザギザです。直るのに時間がかかります。

昔の子供はとんでもないところに「落とし穴」など作ったものですが、心理的にはそれと似たようなものかもしれません。落とし穴に誰もかからなくて結局自分で壊してしまうかわいさ?もあったのですが、この金属片はそんなものはありませんね。ゲリラのように簡単な武器で人が傷つくのを楽しんでいる、と言うようなうそ寒さを感じます。無差別攻撃です。

それぞれの事件に関連がないことを祈りますが、組織的にやっているとしたら大問題ですね。

もんじゅと住基ネットの2つの裁判

2005-05-31 08:27:06 | Weblog
高速増殖炉「もんじゅ」の安全性確認は問題がなかった、と言う判決と住民基本台帳のネットが違憲だ、と言う判決が同じ紙面(朝日新聞)にでていたのは何とも興味をそそられました。

液体ナトリウムによる冷却そのものも結構危険だと思いますが、(実際に事故が起きて、どの様な状態だったかは明らかですが)その必然性はどうもよくわからないところです。お詳しい方が読まれたらコメントいただければうれしいです。
でも、ナトリウムは空気に触れたり、水をかけると激しい化学反応を起こすのですから、やはり危険と言えます。「考え方として、危険ではない」ということなのでしょうかね?でも、その考え方のもとで事故は起きました。考え方自身が問題があることにほかならないのでは?とおもいます。

もう一つの住基ネットですが、これは個人情報保護法とのかねあいで、今後もあまりいい裁判結果はでないような気がします。戸籍を管理しているもの(市町村)が、本人に無断で国に情報を漏洩することになるのですから、無理があろうというものです。しかも、戸籍をとるのに1分1秒を争うような場面はどうも考えにくい。国民層背番号制の導入だという方がよほど説得力があります。しかもネットを使うメリットとその構築費用のバランスもよく分からないし、普及率も0.5%に達しない。これでは進めるほうに無理があるとしか思えません。

この2つの判決が対照的なのは「安全基準に抵触するというのは拡大解釈」という考え方と、「将来悪用される可能性が否定できない」という、「事柄が有罪的か、無罪的か」という考え方で真っ向から対立していることです。機械もので言うならば「フェイルセーフ」失敗が起きても安全側にうごく、というやつですね。これはいいことだと思います。悪用を想定するというと罰則に走りがちななかで、法律に枠をかぶせるのですから、画期的といえるでしょう。

対して、最高裁の判決は後進的と言いますか、伝統的と言いますか、現状追認ですね。「封じ込めたものは必ずでてくる」が、エントロピーの大原則だと思うのですが。

通り魔

2005-05-30 07:08:58 | Weblog
大阪で男性がやられました。何でも鎌のようなものということですが、これは避けようがありませんね。せいぜい手の届かない距離を保つだけで、犯人は「やる気」だし、被害者の方は何がなんだか・・状態な訳ですから。

昔、草刈り鎌を振り回して、茅をばさばさとなぎ倒すのに一種の快感を覚えたものですが、これを人間でやられちゃたまりません。何とも物騒な話です。早く犯人が検挙されることを望みますが、あっという間のことで記憶も目撃情報も少ないのがこの種の犯罪の特徴です。

監視カメラしかないのでしょうか?

靖国問題と国会議員の発言

2005-05-28 10:02:37 | Weblog
どうも国会議員やら閣僚というのは「人が見たらなんと思うか」を考えないんでしょうかね。

特に靖国の問題は、「それを信仰しているのは私の問題で、日本国民の思いではない」という強弁が通用すると考えているのでしょう。
外国の首脳が「実は・・」と本音を漏らして、とんでもないことをいい、問題になったとします。日本人は「あれはアメリカ人の一人が言ったのだ」と考えるでしょうか。「アメリカ人はみんなああ思ってるんだ」と思うでしょう。「自分が国を代表している」という意識にかけるんじゃないでしょうか。

選挙で選ばれると言うことは、その人が「国を代表する」ことですね。会社でも外交にでたものの顔が会社の顔になるのです。そこでの言動はすべて「会社の言動」です。どんな下っ端や、アルバイトやパートでも同じです。

それがわからないのかな~ わからないから日中の子供のけんかみたいになるのでしょうね。

動き出した牛肉問題

2005-05-28 09:50:56 | Weblog
骨なし牛肉とはよく言ったものだと思います。アメリカの言い分にお墨付きがついたようなものですが、「骨のない牛肉」ならばミンチ肉は全く問題がないわけで、「あなた任せのミンチ肉」が大手を振って流入するでしょう。
先にも書きましたが、「シロモノ」がどれだけはいるかで決まるミンチ肉の価格です。枝肉ならばどの部位か判断も付くでしょう。しかしながらそれこそ「ミソもクソも一緒になったもの」をどうやって安全性や由来を検査するのか。それでなくても個体管理はできてないし、肉で獣齢を判断できるという無茶なお国ですから、全く「無理が通って道理が引っ込む」状況です。

それこそ「骨抜き」の牛肉輸入再開になりそうな雰囲気・・・ 牛肉を食べなくても死にゃしねーよ。というのは徳川の鎖国が教えてくれるし、どうでも食べたけりゃアメリカ産にこだわることはねえんだよ。

ところが!日米安保条約を盾に出されると、これはちと問題がややこしいです。

長良川河口堰

2005-05-23 07:39:41 | Weblog
今日の朝日新聞社説で長良川河口堰がおろされて10年ということがかかれていました。

やはりというか、生物の相が大きく変わってしまい、水産物が激減と言うことです。有明海と同じですね。生物が住めなくなると人間も住めなくなります。人間に都合の良いことを(もちろん、便利で、安全で)追求するのはいいのですが、そのことが及ぼす影響を全地球的に考えないととんでもないことになっていきます。

私たちは食物連鎖の頂点にいますが、その鎖を自ら切っていって、これくらい、これくらい、と考えている間に自分の食べるものがなくなってしまうのではないかと思います。

諫早は海の被害が大きなところです。台風、水害、確かにそんなものはない方がいいですが、台風の空気かき混ぜ効果みたいなものも地球規模で見ると必要なものなのではないかと思うのです。人間が死ぬのは悲しいことですが、自然の摂理というのはそれも含んでこと。人為的な脱線事故と同じレベルで語れるものではないでしょう。