詩誌「アブ」30号発行しました。 (沖縄発の詩誌です。)
2024年3月
目次
■ 詩 Poem
松原敏夫 途上の風は帰結に向かう 2
倉橋健一 溶解変化 4
野原誠喜 港の倉庫にて 6
常盤坂もず 兵隊のおばけ 8
鈴木智之 夏に病む 10
松永朋哉 二重底の空 12
宮城信大朗 歌うわだち 14
山原みどり 盃・明け方の電線 16
(俳句)宮城正勝 海上の道 19
■追悼 Requiem
仲本瑩 追悼の試み・西銘郁和 22
新城兵一 生粋の言葉の錬金術師――田中眞人の死を悼む 28
松原敏夫 もうひとつの沖縄文学――樹乃タルオという存在 32
■ エッセイ・評論 Essay and Criticism
髙橋渉二 なぜ悪があるのか 38
高橋秀明 北川透『吉本隆明論』再論――『言語にとって美とはなにか』をめぐる所論の検討 40
松原敏夫 制度化された沖縄的なもの――沖縄という詩人、作家 60
■ 松原敏夫 スマフツ(宮古語)詩 無狂い