ちょっと過激なタイトルになってはしまったが、セガは重大な過ちを犯そうとしている。
『龍が如く8』は制作しようとしているのに
『新サクラ大戦2』は制作はおろか企画すら立ってないんじゃないかと思う。
確かに4年前末に発売された『新サクラ大戦』は19万本と、セガが予想した売り上げには達してはいなかったのは事実ではある。
しかし、昨今のコンシューマゲームはソシャゲに押されて売り上げが冷え込んでいる。
最早据え置きのゲームは売れないのである、それは『ウマ娘』(Cygames)のようなスマホやiPhoneで出来るソシャゲが主流となっているのを見ると分かる。
コナミはいち早くソシャゲ路線に乗り、プロスピやパワプロをソシャゲ戦線に売り出してボロ儲けしている。
悲しいことにこれが現実である、まあセガも『乗り遅れじ』と『サクラ革命』と言うソシャゲを出したが組む相手がディライトワークスだったこともあり、配信初日から炎上し一度も話題にすら登らないままに半年でサービスを終了した。
まあ、そんな失敗もあってか、これらニ作に関わった名越稔洋を後に格下げし、名越稔洋はセガを去った。
まあ、スクラッチビルドとは聞こえがいいものの、やったことは過去メンバーの『幻都封印』と言う体の良いリストラやあらかじめ決めた理不尽かつ矛盾だらけのストーリーを、イシイジロウ氏や鈴木貴昭氏に押し付けたに過ぎない。
そんな話を押し付けられたら合わせるしかなく、変だと思っても直すことすらままならない。(多少の手直しはされたと思うが)
まあ、全てに於いて豪華声優を使った割には作品はそれほどの出来にはならなかったとだけは言っておこう。
まあ、アクションゲーム向きではないのに、アクションゲーム戦闘にしたのも敗因だが、キャラの個性を活かしきりましたか?と言えば「う〜ん」と言わざるを得ない。
悪役キャラも三人しか出ておらず、人間を馬鹿にした朧(cv岸本だいすけ)や、真宮寺さくらの髪の毛から造られた夜叉(cv横山智佐)、普段はWOLFの首領でその実は降魔皇に仕える幻庵葬徹(cv置鮎龍太郎)しか出ないと言う迫力のなさ。
夜叉は真宮寺さくらに外見や姿形はよく似てはいるが仮面の下の顔は似ても似つかない顔と言うトンデモ設定がされている。
夜叉にはTwitterでコスプレするほどファンなノディさんと言う熱烈ファンがいるので「そりゃないやろ?」と言う感想である。
どうせなら顔はさくらそっくりでも瞳の色が違えば偽物であることは分かるしもっと惑わせて欲しかった。
この辺の演出力不足も新サクラ大戦のダメな点である。
もっと許せないのは幻庵を倒しても帝鍵で再び幻都を封印するしかなく、かっての旧帝国華撃団、巴里華撃団、紐育華撃団は戻っては来なかったことである。
結局は『解決になってねえじゃねえか!』と言う話で平和になってはいるが、根本的な解決になってはいない。
モヤモヤを残す終わり方である、結局は旧メンバーは幻都封印のまんまなのである。
アニメーションでもそのことには触れられてはおらず『降魔人間』なるわけのわからない存在が出たりして意味がわからなかった。
まあその詳しい総評は『毒魔さんと見るクソアニメ』に詳しく評価されている。
まあ、どう見てもセガが如何にこの作品のIPを粗末にしているかが分かる。
結局は『失敗作』や『黒歴史』として、また棺に蓋をして知らんぷりをするのである。
14年ぶりに甦ったこのゲームを『売れなかった』
と切ると言うかそっと棺に蓋をしてまたもや葬り去ろうとしている。
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もちそうなるとファンの気持ちを愚弄しており、『何のために復活させたんだ!』と言うことになってかえって反感を買う。
そして『龍が如く8』を出せるのに『新サクラ大戦2』だけはなかったことにしてスルーして、ファンの反感や背信行為をするつもりになってしまえばあっと言う間にしくじる。
幻都に行った三都華撃団を解放しない、つまりは見捨てたのと同じである。
そうなればただでさえ売り物が少ないセガは経営が傾く、自分で作れないならば協力会社の力を借りて制作するか、それも難しいならば他社にIPを譲渡した方がいい。
まあ、リマスター版も作る気ないならば尚更である。
これは『サクラ大戦ライブラリー』氏の動画を見てつくづく思った総意であり、セガのやる気0ならば他社にIP譲渡の方が作品のためだと思うからである。
こんな腐った土壌ではサクラの木は病気になり枯れてしまうからである!
IP売却に『コナミだけはやめとけ』と加筆しておく。