先日、仕事の後に仲良しの同僚と二人でゆっくり食事をしてきました。
10数年前、今の職場に同時期に入った同僚。私より4歳上、キャリアも少し上ですが、同じくらいの子どもを持っているし性格的にも考え方も似ています。
ふだんは毎週同じ曜日に会議で遅くなるので、今までは子どもがいることもあって、会議日以外に自分たちの楽しみのために遅くなる、ということはあまりしてきませんでした。
でもお互いに子どももずいぶん大きくなってきて、とくに同僚の娘さんは今年大学に入り、授業でとても遅くなる日もあるので、もうそろそろゆっくり食事に行けるね~、ということで、ようやく実現しました。
職場の最寄り駅のそばのイタリアンで、あっという間に4時間が過ぎました。
でも、どうってことないのです。普段お昼を一緒に食べながら(お昼は他の同僚たちも一緒ですが)、話していることの延長。
職場の仕事のこと、お互いのそれぞれの仕事のこと、子どものこと、旦那のこと、最近では親の介護のこと、親が亡くなったあとの諸々の処理のこと。
加えて、政治の話、教育行政の話もします。かなり立ち入った本音の話。
安部総理の憲法改正論とか、歴史認識の話とか、竹島や尖閣諸島問題、北朝鮮問題や原発のこと、橋下大阪市長の発言とかね。思いっきり自分の主張をし、自分が勉強してきたことを情報交換します。
・・・そういう話をしながら、気付いたこと。
とっても話しやすい。何の気兼ねもなく話せる。そして、議論していて面白い。
二人とも同じ職場で同じ仕事をして共有する部分も多い。でもそれぞれの本当の守備範囲は少し違うので、お互いの専門の領域にたいしては、自分でもある程度の知識を持ちつつ、でも相手の方が専門家であるという認識でいます。
さらに同じくらいの子どもを持つ女性職員がほかにあまりいないこと。(男性職員はいるんですけどね。ムスコの高校の同級生の父とか
) だから、子どもの話もしやすいし、親族の話(よい話ばかりではありません)もお互いにさらけ出せる。
つまり、共通の話題がとても多いのです。しかも、仕事上で競合する部分はあまりありません。
そして、二人で思ったこと。
…こういう話って、子どものママ友同士では出来ないよね。こんな話題を出したら、思いっきり引かれるよね
で、結論。
ずっといいお友達でいよ~ね~。
年取ったら、一緒に温泉行こうね~。
お互い、年とっても行き来できるように、足腰を鍛えておかないとね。
そこですかい
なんかね、もうそろそろ50歳、という最近になって、子どもが巣立った後の友達を作っておかなくちゃ、、、という気持ちがだんだん出てきました。
でもなかなか心を許せる相手というのは、そう簡単にできるものではない。あ、保育園で一緒だったお母さんたちのうち数名は今もお付き合いをしています。保育園の時は家同士の行き来もずいぶんあったし、お互いの生活をかなりさらけ出してお互いに励まし合っていたので、やはりずいぶん親しくなりました。そのうち一人とは、やはり職業観、教育観等が近く、とても話しやすい。子どものことも話題にしますが、自分の仕事や家族のことも話したり。今でも時々会っています。
ムスメの部活仲間のハハたちとも、コンクールや学校行事でよく一緒に行動するし、楽しくランチしておしゃべりもします。でもお互いの職業や価値観までは立ち入らないので、話題が子どものことだけになり、本音の政治談議などはまずしません。
結局ね、自分が一番大変に思っていること、頑張っていることを理解してもらえる、相手のそういうことも聞いて理解してあげられる。そういう友人とが長続きするのではないかな。
昔は人生50年、と言いました。もうすぐその50歳。
そろそろ退職した後の楽しみの基盤も作り始めなくちゃ、などと考えています。