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Madison's Lakes

2010年から毎日の生活を記録してきましたが、娘の高校卒業を機にひと区切りとしたいと思います。ありがとうございました。

ピアフ

2016年03月16日 | エンタメ!

しばらくぶりにミュージカルを見に行きました

大竹しのぶ主演の「ピアフ」

ただただ、すばらしかったです

大竹さんはじめ出演者の演技力に圧倒された3時間でした

(東宝HPより)

歌で話を進めるミュージカルでは、今までどうしても歌の上手い下手がとても気になっていました。

でもこの「ピアフ」では、そんなことはどうでもよくなってしまうくらいの、迫真の演技

愛に生き、薬におぼれた、奔放なピアフ 

全身全霊でエディット・ピアフを演じる大竹しのぶには、本当にピアフの魂が乗り移ったかのよう

もともとはブロードウェイで上演されていたようですが、日本では2011年に初演されていくつもの演劇賞を受賞し、

その後2013年、2016年と再演されています

一度見たら忘れられない、再演されたらまた必ず行きたいと思わずにいられない、そんなお芝居です

しかも前から3列目の比較的まんなかへんの席でしたから、役者さんたちの表情がよーく見えました

すごいですよ、もう。とにかくすごい

もともと大竹しのぶの演技力は素晴らしいと思っていましたが、こんなにもすごいとは

演技ではない、これは本物のピアフ

他の言葉で表現できないスバラシイ舞台です

歌うピアフ、愛するピアフ、クスリが切れて痙攣するピアフ

どれも息をのむシーンばかり

あーもっといろいろ芸術に触れたーい! いろいろ見なくっちゃ!

ムスメと一緒にそう思ったお芝居でした


ドン・ジョバンニ ~はじめてのオペラ~

2015年11月23日 | エンタメ!

ずっと行ってみたかったオペラに、ようやく行ってきました!

もう1週間たってしまいましたが、先週の日生劇場での「ドン・ジョヴァンニ」です。

海外のオペラ劇団の来日公演て、S席3万とか4万とか、すごく高額じゃないですか。

全然オペラのこと知らないシロウトなのに、何万円もかかるのはちょっともったいない・・・と思って、見たいのになかなか見られずにいました。

でも今回のはS席で9000円。皆さん日本人のオペラ歌手さんたちです。

それに、なんと事前に文学レクチャーやら、コンサートやら、無料イベントが目白押しで、とってもお得感があったので、同僚と一緒に行こう!と言うことになってチケットを購入しました。

でも結局、事前のコンサートやレクチャーは、仕事が忙しくてすっかり忘れてしまったのですけどね…

オペラ当日は、まず帝国ホテルで待ち合わせして、ちょっと優雅な昼食をいただきました。

そのあとオペラ観劇です。

歌詞はイタリア語なのですが、舞台の両側に日本語字幕が出るので、内容は分かります。

外国語の映画を字幕で見る感覚、とでも言いましょうか。

さすがオペラ歌手だけあって、皆さんどの役者さんも、歌がとてもうまい!!

きちんとしたクラシックの歌い方なので、とても気持ちよく聞けました。

ミュージカルのほうがもっとダンスがあったり、舞台があれこれときれいに装飾されたり、というのがあるかもしれません。

でもオペラはとにかく本当に歌がうまかった!! 感動しました。

私は4人のオペラ歌手のユニット IL DEVUさんのファンなのですが

DEVUさんのうちの望月さんと青山さんが出演していたことも、この公演を見るきっかけとなりました。

客席には同じDEVUさんの大槻さんと思しき方のお姿も拝見できて、なかなか楽しかったです。

もう、オペラにはまりそうです!

ムスメはこの日は塾の自習室へ。母だけのお楽しみとなってしまいましたが、まあ受験生だから、しばらく観劇はおあずけです。


錦織健さんリサイタル

2015年08月27日 | エンタメ!

錦織健さんのリサイタルに行ってきました。一人で。

大手町よみうりホールは、新しくてとても響きが良くて、素晴らしかったです。

前半は日本の唱歌、歌曲、沖縄民謡などを中心に、後半は外国の歌曲を中心に、をたっぷり聞かせて頂きました。

しかもアンコールでも4,5曲歌ってくださったでしょうか。

アンコールではQueenの We are the Champion などもあり、なかなか楽しませていただきました。

さすが錦織さん。とても上手でした。音を全然外さない。とくに中音域の声が素晴らしかったです・・・

 

リサイタル自体はとても良かったのです。

実は錦織健さんのリサイタル、というより、オペラ歌手のソロのリサイタルは全く初めてでした。

(IL DEVUさんのコンサートには行ったことがありますが)

でも、こういうリサイタルではどういったマナーで聞くべきなのか、、、なかなか悩みました。

私はクラシックのコンサートには時々行きます。オーケストラやバイオリンのリサイタル、クラシックの合唱曲を歌う合唱団のコンサートなどです。また、中高生の合唱のコンクールには随分いきました。

そういうコンサートやコンクールでは、演奏中には本当に静かに音を立てないようにとても注意し、座席に座って音楽に合わせて体を揺らしたり、プログラムでばさばさと音を立てたりするのはマナー違反です。

錦織さんのリサイタルも、そういう気持ちで聞いていたのですが。

でも曲の途中で遅れた人が入ってきたり、隣の席の年輩の女性が椅子からせり出して座って楽しそうに体を揺らしていたり、ひそひそ声が常に聞こえたり、毎曲後にブラボーコールをする女性がいたり。

それが最初とても嫌だったんですね。左隣の人の動きが私の視野に入ってきて、静かに聞きたいのに集中力を阻害されるので、最初左目を閉じて右目だけで舞台を見たりしていたくらいです。

でも、だんだんどうなんだろう? と思い始めました。

会場にいたのは、ほとんどが70代、80代くらいのおばさま方。彼女たちがとても楽しそうに錦織さんの歌を聞いているのです。

それはあたかも若い人たちが、ポップスやロックのコンサートに行ってキャーキャー興奮したり一緒に曲を歌ったり飛んだり跳ねたりするのと、同じ感覚なのかな? 

だったら聴衆に静寂を求めるのは違うのかも。それを錦織さんも良しとしているのかな?

会場にいるうちにそう思い始めました。

ほかの会場でも同じように、錦織さんと一緒に歌ったり、演奏中でも割合「ユルイ」マナーなのかな? 

もしそうなら、私の感覚のほうがズレテルということになります。

錦織さんは素晴らしかったし、疑問は残ったし、また行ってみたいです。


遅ればせながら…ビリギャル見てきました

2015年06月10日 | エンタメ!

昨日はもう一日ゆっくりすることにして、映画『ビリギャル』を見てきました。

すっごく楽しめた

もう最初っから映画の世界にどっぷりつかるモードで見に行ってますから

笑うべきところは思い切り笑い、泣かせどころではボロボロ泣いてきましたよ

いいな~と思ったのは、主人公の工藤さやかの素直さと、可能性を信じてひたすら努力するひたむきさ。

もちろんいろんな方が指摘されているように、もともとの資質がなければ頑張っても合格は難しいのでしょうけれど。

でもあの映画のどこまでが真実なのかはわかりませんが、高2で英語が全く分からない状態から始めて、受験期に偏差値70越えってすごいよな、、、、

必死で努力したってなかなかそうはいかない。

他の登場人物も、それぞれ良い味を出してますね~。

素直に楽しめた映画でした。

今回は一人で昼間に見に行ったのですが、娘にも見せたいな…と思いました。

 

さて、また今日から日常に戻り仕事の毎日です。


レ・ミゼラブル再び!

2015年04月23日 | エンタメ!

見に行ってしまいました…帝国劇場へ。

レ・ミゼラブル。ミュージカルの金字塔。

帝劇入口のドアの上。

これはロビーの天井から下がった写真のスクリーン。

 

すばらしかったです。はい。

 

前回は2年前のゴールデンウィーク中の観劇だったのですが、

その時は急きょ席を取ったこともあり、2階席でした。

こんどは1階席の前から9列目。

ど真ん中というわけにはいきませんでしたが、なかなか良い席でした。

あ~最前列とかで見てみたい。

 

前回とは、ずいぶん演出が変わっていました。

演出だけでなく、一つ一つの歌の歌い方も変わっていましたね…同じ役者さんであっても。

ムスメにとってはレミゼは記念の作品。思い入れもひとしお。

しかも3月にはレミゼ30周年記念イベント「思い出じまん・のど自慢」(レ・ミゼラブル公式ブログにダイジェスト版掲載)を帝劇で見てきましたので

一層親近感を持ってみることができたというか…

受験生ではありますが、たまには(いつも??)息抜き・・・ということで


レ・ミゼラブル チケット騒動

2015年03月02日 | エンタメ!

東宝ミュージカルの『レ・ミゼラブル』の公演が今年も春にあります

何といってもムスメたちにとっては、『レミゼ』は大事な記念の作品です

おととしの5月に公演を見に行った時も感動しましたが

公演がある年には何としてもチケットを取らねば!

東宝ミュージカルの公演の抽選は人気作品だとなかなかとりにくいこともありますが

タカラヅカのトップスターの退団公演などよりは多少取りやすいかもしれません

でも何といっても、ミュージカルの金字塔、『レミゼ』です

1月の終わりごろに先行抽選があったので

私だけでなくムスメも東宝ナビザーブの会員になって

4月公演のチケット先行予約の抽選にエントリーしたところ、

二人とも落選。

今度は5月6月の公演のチケット抽選に向けて、オットとムスコにも会員になってもらって

再度エントリーしたのに、なんと4人全員落選してしまいました。

いったいどんだけの人が抽選にエントリーして、どんだけの人が当選しているのか…

まったく皆目見当がつきません

確かに平日は塾もあったりして厳しいので、エントリーするのは土日の公演が多いから

余計当選するのが難しいのかもしれません

でも先行抽選だけでチケットを売り切ってしまうということは全然なくて、

そのあとの会員先行販売でもまだ多少席は残っています

まあ真ん中前方の良い席はなくなってしまうのかもしれませんが。

2月の先行販売初日にパソコンとにらめっこして、

ようやく平日ですがチケットを取ることができました。

真ん中のブロックはダメでしたがそんなに悪くない席。

ムスメは受験生ではありますが、

これだけはなんとしても見なければ

 

***

 

『レミゼ』も今年は?周年記念とかで、

一般のレミゼファンによるのど自慢大会が帝劇で開催されます

一次審査、二次審査をとおった皆さんが3月に帝劇で熱唱するのだそうです

一次審査には自分が歌った動画や音源をDVDとかYoutubeで送り、

それに通った人の二次審査がつい先日ステージであったようで、短い動画がHPにもアップされています

一次審査はなんと1800人を超える人の応募があったそうで

すごい人気ですねぇ

ムスメは部活の仲間と一緒に「民衆の歌」を歌って応募したい!って

さんざん言っていましたが

多分部活として応募するのは学校で許してもらえないでしょうということで

残念ながらあきらめていました


朝日軍カムバック

2015年01月07日 | エンタメ!

昨日の朝日新聞夕刊。

バンクーバーの日系野球チーム朝日軍が、昨年10月に復活したというニュースが一面に出ていました。

記事はこちら

 

今度は子供たちの野球チームとして。

朝日軍が発足した1914年から昨年でちょうど100年。

そして今年は第二次世界大戦終戦70周年。

1994年のドキュメンタリーをきっかけに本が出版され、それを原作に漫画が描かれ、さらに映画になったことも、朝日軍復活への後押しになったようです。

ちょうど映画を見てきたところでしたので、うれしく記事を拝見しました。


映画『バンクーバ-の朝日』

2015年01月05日 | エンタメ!

昨日は世間では年末年始のお休み最後の日曜日。

オットはもう仕事でさっそく新年会、ムスコは友達と出かけて夕食もしてくるというので

午後に塾に行ったムスメと夕方待ち合わせて、夜の映画を見に行ってきました。

例によってまた「夜遊び」です

『バンクーバーの朝日』

久しぶりの映画です


まずはショッピングモールのフードコートで簡単に夕食

頂いたのはインド料理

私はキーマカレー、ホウレンソウのカレーとガーリックナン、サラダのセット

ムスメはバターチキンカレー、野菜のカレーとサフランライス、サラダのセット

 

そのあと30分くらい時間があったので、急いでムスメの洋服を見に某ショップへ

ショップのお姉さんたちが着ていたお揃いのセーターがとてもかわいかったので試着してみることに

ピンクのふわふわのセーターと白い台形のミニスカート

こんなガーリーな格好はあまりさせたこともムスメがしたがったこともありませんでしたが

なかなかよく似合っているので、即決

若い子向けのお店はお手頃なお値段で可愛いのがあっていいよね

セール中で少しだけお安くなりました


上のほうの映画館のフロアに上がっていき、飲み物を買って、エグゼクティヴシート(ポイントカードメンバーは一般席と同じ値段)でゆっくりと映画鑑賞

日系カナダ移民のお話

2世たちが作った弱小野球チームが馬鹿にされ差別を受けながらも、頭脳作戦を展開して強くなっていくというストーリー。

そこには、野球に明け暮れる「朝日軍」のメンバーとその家族や日系人社会に渦巻く、1世と2世との間の対日観やアイデンティティの相克、カナダへの同化の仕方に対する考え方の違い、そして白人カナダ人の中に見られる対日系人意識の多様さなど、北米における日系社会の共通の経験が描かれています

そして1941年12月7日。

真珠湾攻撃の後の日系人強制収容。

バンクーバーの日系チーム朝日は一度は全カナダで優勝したにもかかわらず、メンバーもそれぞれ強制収容所に送られ、以降、再結集することはなかったそうです

歴史的背景の説明が少ないのでわかりにくい部分もあるかもしれませんが

妻夫木聡さん、亀梨和也さんたちの好演で、とても面白い映画です

脇役を演じる実力派の俳優さんたちもとてもいい

原作は朝日軍の元メンバーで日本に帰国した方の息子さんだそうです

amazon HP より。

原作もぜひ読んでみたいと思いました。

 

だが。

ムスメの後ろの席に座っていた中高生くらいの男の子たちがうるさくて、上映中もおしゃべりしたり、ムスメの席の背中を蹴ったり、ポップコーンを大量にこぼして他人の席まで汚したり。

私は少し遠かったのであまり気になりませんでしたが、「せっかくいい映画だったのに、ずっとイライラしてたよ」と激オコのムスメでした


『ノア 約束の舟』 を見ました

2014年07月05日 | エンタメ!

もうなんだか毎日忙しくて、すっかりブログ更新をしなくなっています。

仕事では1年がかりで準備した大きなイベントが6月に終わり、その後の残務整理も6月いっぱいかけて何とか終えて、ようやく一段落したところ。

それまでの1年間というもの、本当にもう何千通のメールをやり取りしたかしれません。

準備に準備を重ねたつもりが当日にはボロボロとミスも続発。

しかも不測の事態もいろいろ起きて、本当に身も心も疲れ果てました。

が、全体としては、まあなんとか大きな問題もなく終えることが出来たかと思います。

(ミスでご迷惑をかけた方もいらっしゃいましたが)

またいつもの職場のいつもの仕事のみに戻っていますが、それはそれでやっぱり忙しい毎日です。


そんなこんなでブログも滞っておりますが、それでもご訪問くださる皆様、ありがとうございます。

毎日つまらない生活を送っております(でも毎日回していくのに必死だけどね)

 

先週の土曜日は、ひとりで映画『ノア 約束の舟』を見に行ってきました。

いわゆる「ノアの箱舟」のお話ですよね。

予告編を見てすごい映像だな~と思い、エマ・ワトソンが出ているので見に行った、というのが正直なところですが、

観た感想は、「え~、ノアの箱舟って、こんなお話なの??」 という疑問。

どこまでが聖書に忠実に描かれていて、どの部分が脚色なのか、
ろくに聖書もきちんと読んでいない私にはわからない・・・

キリスト教主義の学校に通うムスメに映画のストーリーを話しても、「???」 

ノアは神に忠実に生きた人として神に信頼されて箱舟を作るよう言われるわけですが、

そのノアも、人間として悪の部分も善の部分も持っている。迷いもある。

戦い、殺しもする。

神の意志を全うするためには、家族の命も犠牲にしようとする・・・

 

以前、九州の「天岩戸神社」に行って神々のお話を伺った時にへえ~とおもって『古事記』を読んだら、神々の行いがあまりにも面白くてびっくり仰天したことがありましたが、今回もこの際きちんと旧約聖書を読んでみたいとおもいました。

でもまずは解説書から、と思って買ったのは『100分de名著 旧約聖書』。

まだ読み終わっていませんが、この本は偉い先生が旧約聖書の正しさや教訓を読み手に伝える、というものではありません。

旧約聖書の冒頭から天地創造に関して相矛盾する二つのストーリーがあることやそれをどう解釈しうるのか、ノアの箱舟に酷似した話が実はもっと古い「ギルガメッシュ伝説」にあること、おそらくユダヤ民族が自分たちの周りに伝承されるさまざま物語を編纂したのが旧約聖書であること、旧約聖書が書かれた時代背景が説明され、それぞれの時期のユダヤの民が置かれた状況が聖書の内容にも大きな影響を及ぼしていること、

等が書かれていて、とても納得がいきました。

聖書をどう解釈するのかでもいろいろ宗派や学派?があるのでしょうけれど、

聖書の矛盾や内容そのままを受け入れることの問題点をきちんと整理して書いてくれていると、ああなるほどね、と安心します。

時々仕事で翻訳をしていると聖書の中の地名や人の名前が出て来ることもあって、それをどう理解して日本語にするのかで大変悩むこともこれまでにはありました。

だから本当は時間があったらゆっくり教会での勉強会?かなにかに参加して聖書の内容を教えて欲しいわ、と思うのですが、なかなかそこまでは余裕がありませんね。

 


リトルマーメイド

2014年06月15日 | エンタメ!

ずっと忙しくてご無沙汰してしまいました。その件はまたあらためて。

で、昨日はもうおなかいっぱいと言いつつ、またミュージカルに行って来ました。
昨年予約したリトルマーメイドです。





海の中をどう表現するんだろう?って疑問だったのですが、演出が素晴らしくて見とれてしまいました。

ストーリーはディズニーらしいハッピーエンド。とにかく難しいうんちく抜きに、エンターテイメントとしてとても楽しめる、そんな作品です。

映画のリトルマーメイドは見たことがなかったのですが、きっと同じストーリーなんでしょうね。

いや~、楽しかった♪

アリエル役の役者さんもとてもかわいくて歌声もきれいだし。

今回はみなさん歌がうまかったな~と思います。

 

ディズニーの作品て、今まであんまり見たことなかったのね。でも前回の『アナと雪の女王』の時も感じましたが、とにかく考えないで楽しめる

 

このところ仕事でものすごく忙しかったうえに、上手くいかないこと、ひどく面白くないこともいろいろあって、相当ストレスを感じてい担ですが、そういう時にはこういう単純に楽しめるハッピーエンドのお話っていうのはいいな~と思います。本当にエンタテイメントです。

最近ミュージカルを見ても「え~この役にこの役者さんはないでしょ」とか「歌がへた」とか(自分こそ下手なくせに大きなお世話だよね)、ミュージカル見てもなんかフラストレーションを感じることが続いていたので、もういいかな~と思っていたんです。

でも昨日は心底楽しめました。それで、やっぱりまた見てみようかな、と、気持ちが変わったわけですよ。特に昔からやっている有名な演目を。

で、また次を予約してしまいました\(^_^)/


映画 アナと雪の女王 

2014年05月12日 | エンタメ!

仕事であまりにもばかばかしく腹の立つことがあったので、

あまり考えずに楽しめる映画が見たいと思い、ひとりで行ってきました。

(そんなふうに思われたら映画も迷惑かもしれませんね

 

アナと雪の女王。

 

主題歌はもうすでに超有名です。

いままでディズニー映画というのは、アニメの絵が人形っぽくてあまり好きではなく、見たことがありませんでした。

でも、実際に見て、なかなか楽しめましたよ。

単純なストーリーだし、結末も伝統的な童話のパターンにきっちりはまるというか。

歌のプロモーションビデオだけではわからず映画を見て気づいたのは、

主題歌は「ありのままに Let It Go」というタイトルではあるけれども、

決してエルサが自分の姿をさらけ出せるようになった喜びを歌っているのではないということ。

皆を傷つけることをずっと恐れて自分の力を隠してきたけれども

それが露見してしまった以上はみなから離れて孤独に生きるしかない。

しかも自分の力をコントロールしたり、魔法の作用を元に戻す方法すらわからず、

自分に対する恐怖心も相変わらず持っている。

決して一人になってありのままの姿でありのままの力を行使しながら生きることを喜んでいるわけではないのです。

祖国から離れて自分自身を氷の国に閉じ込め孤独で暮らすことで皆を傷つけずに済む、

そのことをこれでいいのだと自分自身に納得させ、覚悟を決めて歌っている。

エルサが初めて幸せになれるのは、やはり自分の魔力をコントロールできるようになり、愛する妹を取り戻して祖国の人々に囲まれた時なのです。

そりゃそうだよね。

 

声優さんの神田沙也加さんも松たか子さんも、とても良かったです。歌も。

 

 

4月末ごろには実は『それでも夜は明ける』を見て、どよ~んと暗くなり

奴隷制が黒人の人間性を否定しただけでなく、奴隷を奴隷として扱う白人の人間性をも蝕んでいたであろうことを考えて

うーーん。。。と思っていたので

単純に楽しめる映画を見るのもいいわ…と思ったのでした。

 

 


ゴールデンウィークの前半は

2014年05月07日 | エンタメ!

もう終わってしまいましたが・・・

GWはみなさん少しごゆっくり楽しまれたでしょうか。

 

我が家では、前半は仕事・学校の合間に少しエンタメ!、後半は旅行というGWでした。

私は実家の父の通院付き添いなども。

 

まずは前半。

4月27日はムスメがお友達と一緒に宝塚へ。

蘭寿とむさんの退団公演、花組の『ラスト・タイクーン』を見に行きましたよ。

(私は今回はパス)

S.フィッツジェラルドの同名の小説を舞台化したものだそうです。

トップスターの退団公演というと、なかなか友の会でもチケットが取れないそうなのです。

案の定、友の会の先行予約では、1回目も2回目も抽選は外れ。

がっかりしていたのですが、私の友人に宝塚のOGがいて、ムスメとお友達の分のチケットを取ってくれました。

これも退団公演は人気だから取れるかどうかわからないよ、と言われていたので、半ばあきらめていたのですが、ラッキーなことに手に入ったのです。

すっごく人気の舞台だと、誰か有名な役者さんのファンクラブに入っていないと、チケットを取るのはなかなか難しいそうです。

 

この友人から、差し入れの仕方を教えてもらったので、舞台前に楽屋に差し入れとファンレターを預けたムスメたち。

チケット代をためていたお小遣いから出したので、差し入れのお菓子は私が用意してあげましたよ。

舞台もきゃあきゃあ言いながら楽しんできたようです。

 

そして4月29日は、帝国劇場で『レディ・べス』

これはムスメと私で行ってきました。

レディ・べス、つまり16世紀にイギリスを強国にのし上げた女王、エリザベス1世の10代の頃のお話です。

同じヘンリー8世の娘である姉のメアリーがカトリック信者であり、スペインと組んでイギリスの安泰を図ろうとするのに対し、

ベスは父ヘンリー8世と同様、英国国教会の信者であり、国民からベスこそ王位につくことを望まれます。

ヘンリー8世亡き後女王の地位に就いたメアリは、国民に人気のあるベスを危険視してロンドン塔に幽閉しますが、べスは母は違えど姉と同様母を幼いころに無くし孤独に耐えてきた立場から、姉と分かり合おうとします。

べスを支えるのは、身分違いの吟遊詩人、ロビン・ブレイク。

でもメアリの死後、ひとりの女性としてロビンとの個人的な幸せをつかむよりも、女王としての使命に生きることを選択したべス。

以後、べスは生涯結婚しないまま過ごすことを決意します。

お話はそこで終わり。・・・そのあとエリザベス1世の偉大な治世のもとで、田舎の弱小海洋国から大英帝国としての礎を築いていくわけですね。

 

タイトルロールは、花總まりさん。脇役とはいえ重要な役柄の家庭教師役ロジャー・アスカムには、石丸幹二さん。

それぞれWキャストで、平野綾さんと山口祐一郎さんがいます。

同じく脇役には涼風真世さん。そのほかにも元宝塚の女優さんなど、有名どころがいっぱい。

超豪華メンバーです。

いつも東宝のミュージカルでいつも思うのは、歌唱力がみなさん抜群ということ。

だって、宝塚の元トップスターや劇団四季の元トップスターが軒並みそろっていますから。

中でも涼風真世さんのソロはものすごかったです。

 

これはかなりボケました。。。

 

帝劇のロビーの天井から、たくさんの役者さんの写真が下がっています。

 

さて。次は。

最近ミュージカルにやや満腹感を感じている私ですが、もう一つ6月に予約してあるのです。

それに、7-8月の『ミス・サイゴン』。

これはどうしても見なければと思って、優先予約をいれてしまいました。

さて、抽選当たるかな。

 


ラブ・ネバー・ダイ

2014年03月23日 | エンタメ!

IL DEVU さんを聞いて今度は本物のオペラが見たくなった、、、と言いつつ、やっぱり何か月も前からチケットを取ってあるのはミュージカルです

今度は・・・

こちらの劇場で↓

 

こちらの演目です↓

ちなみに原題は ”Love Never Dies” です

この写真を見てあれ? と思ったかた。

そう、『オペラ座の怪人』の続編なんですね。

『オペラ座の怪人』はガストン=ルルーの小説をもとに数ヴァージョンの舞台がありますが、なかでも世界的に有名なのはアンドリュー=ロイド=ウェーバーさんの作品かと思います。

そのウェーバーさんが思い入れを込めて作り上げた、『オペラ座の怪人』の10年後。

あ!こんなのがあるんだ! と思って、飛びついてチケットを買ってしまいました。

ストーリーは・・・ナイショということにしておきますが

『オペラ座の怪人』が不気味なファントムの世界を描いているのに対して、こちらはより人間的な葛藤のあるファントム、という印象を受けました。

ストーリー的には、あれ? ファントムは人間じゃなくてファントムなんじゃないの? とか、あのストーリー展開はありえなーい、などと、やや突っ込みを入れたくなるところが何か所かありました。ワタシ的にはファントムはあくまでファントムであってほしいという気が。

でも、ムスメ的には好きなストーリーだったようです。

また、物語の終盤のクライマックスでは、周りじゅうから、すすり泣きの声が・・・

 

ファントム役は、日本で初めて四季が『オペラ座の怪人』を上演した時のファントム役の市村正親さんと、おなじく四季で多くの舞台をこなされた鹿賀丈史さんのダブルキャスト。

私たちが見に行ったのは、ほんとは鹿賀さんの公演のはずでしたが、ご体調不良とのことで市村さんがピンチヒッターをされていました。

鹿賀さんファンには残念だったことでしょう。

鹿賀さんのご体調が早く回復されますように、、、。

何というか、市村さんというと大河ドラマ『江』の明智光秀を想像してしまうワタシ。

なかなか年輪のある歌声というか・・・

クリスティーヌは濱田めぐみさん。

いつもながら、ソプラノの美声がとても素晴らしかったです。

今度は濱田さんのソロリサイタルを聴きに行きたい。

クリスティーヌは実は平原綾香さんとのダブルキャスト。平原さんのあのハスキーヴォイスでのクリスティーヌってどんなだろう?とちょっと興味はありましたが、濱田さんの実力派の歌唱を聴きたくて濱田さんのキャストの日を選んだのでした。

それに年配の女性脇役には、鳳蘭さん。ベルばらファンには往年の大女優ですね。

子役はこの日は山田瑛瑠くん。ほかに加藤清史郎君なども出ています。

子役のお子さんたちも素晴らしいですね。学校も今は春休みでしょうか。

 

うーん。席が2階で遠かったせいもありますかね。ぼーっと見てしまった感じ。

やっぱり『オペラ座の怪人』は、世界3大ミュージカル(*)と言われるだけあって、

すごい グロイ 怖い という印象がありました。

好みもあると思います。泣ける(?)のはこっちかも。

 

ちょっとこのところ、毎月ミュージカルを見ているので、だんだん新鮮味に欠けてきた感じ。

役者さんたちや演出には何も責任はありません。あくまで私自身の問題です。

そういいつつ。以前にチケットを取ったミュージカルがまだ2つあるし、

色々広告を見てしまうと、やっぱりあれも見たいこれも見たい、って思ってしまうのです。

 

 

*世界三大ミュージカルは、『ジーザス・クライスト・スーパースター』『オペラ座の怪人』『キャッツ』と言われているそうです。この3つをすべて主役で演じたことがあるのは世界で鹿賀丈史さんのみ、とのこと。(『ラブ・ネバー・ダイ』のプログラムより)

 

**間違いを2か所ほど修正しました!(3月24日)


IL DEVU  630コンサート

2014年03月19日 | エンタメ!

昨日、友人が誘ってくれて行ってきました。

男性オペラ歌手5人組のユニット、IL DEVU (イル・デーヴ) さんのコンサートです。

IL DEVO というミュージカルやポップスナンバーをカバーするイギリスのグループがありますが、その名前にリスペクトを示しつつもじった

IL DEVU つまり太メングループ、という意味だそうです。

2011年、震災後の2,3か月、いろいろな舞台が余震や自粛ムードでキャンセルされていた時に、

ご自分たちの舞台もなくなってしまう中、音楽でチャリティ活動がしたい、ということで、オペラ歌手のご友人同士で結成したのが IL DEVU だったそうです。

本物のプロのソリストやオペラ歌手、それもまさに活躍中の第一級の音楽家の皆さんたちによるアンサンブル。

こんな贅沢なことがあるでしょうか。

 

昨日は第一生命ホールで「仕事帰りにちょこっと聞いて帰る」という趣旨の6時半から1時間の短いコンサートでした。

晴海トリトン、初めて行きましたが、すごいですね~。あんなところができていたなんて知りませんでした。

おのぼりさんのようにきょろきょろ上を向いてあるいちゃいましたよ。

 

演奏会のあった第一生命ホールは、たぶん700人くらい入るのでしょうか。とても雰囲気のよい、木のぬくもりの感じられる、響きのよいホールです。

そういうところで歌の専門家が本格的にきちんと歌を歌うというのは、やはり実に聴きごたえあります。

昨日の演目は、音大声楽科では必ず歌うという、

カッチーニ「アマリッリ、私の美しい人」

ヘンデル「オンブラ・マイ・フ」

シューベルト「シルヴィアに」

といった曲からはじまりました。どれもとても心地よく耳に響く曲で、本当にソリストとしても実力派の皆さんたちがアンサンブルに徹した時の声のすばらしさというのはたとえようがありません。

そのあとは

イングランド民謡「グリーン・スリーヴズ」

アイルランド民謡(チルコット編)「ダニー・ボーイ」 (ああこれは泣けた。。)

岡野貞一(チルコット編)「朧月夜」

といった、よく知られている民謡です。

これらもとても美しく、いつまでもいつまでも聞いていたい、、、という気持ちに浸っていました。

そのあとはピアニストの河原さんによるピアノソロで

モリコーネ「ニューシネマ・パラダイス」

ピアノもとても素晴らしくて、絶対河原さんのリサイタルに行きたい!と思ったほど。

優しく軽いタッチの、でも心にしみわたる美しいピアノでした。

日本のポップスのアレンジも。

井上陽水「少年時代」

これはムスメ曰く、すでに音楽のテキストにも出てくるような名曲になっているようです

さらに

見岳章「川の流れのように」(美空ひばりさんの歌ね)

モリコーネ「ネッラ・ファンタジア」

フランソワ&ルヴォ―「マイ・ウェイ」

歌い上げていくこれらの曲は本当に感動的でした。

 

もう1曲歌い終わるごとにため息が出るくらい、本当に素晴らしい歌声を堪能することができました。

アンコールは

ロイド=ウェーバー「ピエ・イエズ」(レクイエムの中の1曲で、震災後のチャリティコンサートで歌われたそうです)

ファラジーニ「パセラ」

の2曲。1時間の演奏会なのに、2曲もアンコールしてくれたんですよ?

 

あ~、音楽の知識も表現力にも乏しくて、IL DEVUのすばらしさを表現できませんが、

「一流の本物の音楽」の良さと、彼らのアンサンブルの美しさに、とにかく心が洗われ、癒された夕べでした。

いつまでも何度でも聞いていたい・・・そんな音楽です。

 

私は普段ミュージカルを見に行くことが多いのですが、ミュージカルも楽しくてよいのですが、

この日は「本物の音楽をもっと聴きに行こう」と真剣に思いました。

特にオペラ。私は生でオペラを見たことがまだないのですが、イル・デーヴの皆さんの歌を聴いて、ミュージカルじゃなくてオペラを聞きに行きたい!と思いましたよ。

 

しかも。歌だけではない。ピアノの河原忠之さんも素晴らしかった。

とても心地よい、癒されるピアノなのです。そして、出しゃばらない。

合唱団の伴奏のピアノを聴いていると、伴奏なのにピアノの存在感を大きくアピールするピアニストが時々います。私がアカペラの合唱が好きなのは、ピアノ伴奏がうるさく思える合唱があるからなんです。

でも河原さんのピアノはちがう。本当に伴奏に徹していて歌のすばらしさを上手に引き出している。でもピアノそのものも非常に素晴らしい。歌もよかったけれどピアノも同じくらい素晴らしかったです。

 

すっかり IL DEVU のファンになってしまったワタシ。

演奏会場で販売されていたCDを購入し、サイン会でサインをしていただいてきました

 

またすぐにでも行きたい って、すっごく思いましたが、

何とリーダーで国立音大の先生の山下浩司さんが、もう間もなくニューヨークに1年間留学されるとのこと。

IL DEVU としての活動は1年間休止だそうです。。。

なんだ。。。つまらない。。。

と思いましたが、もうすでに来年4月5月の演奏会のスケジュールがあるとのこと。

絶対行っちゃう

おすすめです。ぜひこの歌声を皆さんに聴いてほしい。


大統領の執事の涙。

2014年02月22日 | エンタメ!

少し時間ができたので、見てきました。

『大統領の執事の涙』

2月15日頃からロードショーが始まっています。

白人が黒人を殺しても罪に問われないようなジムクロウ法による黒人差別が厳しかった1920年代の深南部。

その綿花農園で生まれ育った主人公セシルが、母を廃人にされ、父を殺されて故郷を捨てて出ていき、ホテルマンを経て大統領の執事に取り立てられます。

セシルはアイゼンハワー大統領からレーガン大統領まで7人の大統領に仕えた執事。

彼はいわば、白人に抵抗せず白人の価値観に従い従属する黒人としての立場を甘んじて受け入れることで、黒人としての安全や生活を守るべきと考えています。白人社会に受け入れられることが、すなわち黒人の地位向上への道であると。

ところが彼の息子ルイスは1950年代後半からの公民権運動にどっぷりとつかり、北部のハワード大学ではなくあえて南部のフィスク大学(いずれも黒人大学、まだ平等にどの大学にも入れない)に入学し、白人と同等の権利を勝ち取るために戦い何度もシットイン運動やフリーダム・ライダーズに積極的に関与して何度も逮捕されていきます。

子どもは親を白人に屈従する white men's nigger として軽蔑し、親は子供が命を懸ける公民権運動にたいして、余計に白人社会において黒人の立場を悪化させるだけだと反対しつつ息子の無事を祈る。

そうした親と子との間の断絶。世代間の価値観の相違。

そうした家族の物語に、20世紀アメリカにおけるアフリカ系アメリカ人の地位向上に深く関わる様々な有名な事件が絡んでいきます。

公民権運動にどう対処すべきか悩むその時その時の大統領たちに、執事として仕えながら仕事上は政治に関心がない風を装い、でも政治の現場で徐々に黒人の立場が変わりゆく状況を肌で感じていく。

 

ブカー・T・ワシントンからキング、マルコムXへと進展していくアフリカ系アメリカ人による地位向上運動の思想の変化が、そのまま世代間の思想の相違や対立をアフリカ系家族にももたらしていたんだということをよく表現していました。

そして、今までのセシルら年配のアフリカ系アメリカ人たちによると静かな忍耐と闘い、そしてルイスたち若者による言論と行動による人権闘争の末の、最後の勝利として描かれる、黒人大統領の誕生。

あれ?ちょっと(かなり?)民主党よりの映画? という感じもしなくもなかったけど。

でも感動的でしたよ。

 

去年8月は、キングJr.によるワシントン大行進とI have a dream 演説の50周年だったので、とてもいろいろなイベントがアメリカで開催されていましたが、この映画もその一つカナ?

演じていた役者さんたちも素晴らしかった。

 

今回は一人で行きましたが、是非アメリカ黒人史をさらっと勉強した後に子どもたちに見せたい、、、と思った映画です。
 
あ、でも子供には聞かせたくない「大人のセリフ」も結構でてきたかも

 

読売新聞の紹介コラムがとても良かったですね。アメリカ政治外交ご専門の村田晃嗣先生の解説で。

朝日新聞にも紹介されていましたが、こっちは背景を良く知らない人が書いたかな?という感じでした。