先日、父が亡くなりました。
4か月以上仰向けのまま寝たきりで動けず、ずっと点滴のみで生きながらえている入院生活でした。
肺炎のため声も出ず、最後1か月以上はずっと酸素マスクをしたままでした。
父に会いに行くたびに、辛そうな苦しそうな様子でしたので
おとうさん、ようやく楽になれたね、と心から思います。
亡くなった当日は、私は仕事に行く途中でした。
職場の近くまで行ったところで、妹から連絡があり
急いで職場に事情を話してすぐに父が入院する病院にいき
家族がそろったところで
父をきれいにしていただき
葬儀センターの方に連絡してお迎えに来ていただきました。
葬儀は小ぢんまりと父と母の双方の親族と、妹と私の家族があつまりました。
父も母も大勢の兄弟の下のほうでしたので
私にはたくさんの年上のいとこたちがいるのですが
父が甥や姪たちのこともとてもかわいがり、親戚に対してもとても面倒見がよかったこと、
家では子供たちのことをあまりほめたりしない父でしたが
よそに行って私たち娘たちのことや孫たちのことを、いつも嬉しそうに語っていたことなど、
私たちがあまりよく知らなかったこともたくさん聞かせていただき
父の新しい面を発見したような気もしました。
幸い葬儀を執り行ったホールでは、行き届いた配慮をしていただき
準備段階から終わりまで、ずっと気持ちよくお付き合いをさせていただくことが出来たことにも
とても感謝しています
父のために用意した花祭壇も専門の花屋さんがデザインし作ってくださるのですが、
素晴らしいできばえで、親族や会社の皆さんからもたくさん供花をしていただいて、
思いがけず大変美しい豪華な祭壇が出来上がりました。
納棺師さんにもきれいにお化粧をしてもらって、とても穏やかなやさしい表情に戻った父をみて
本当に楽になってよかったね、とあらためて思いました。
それでも最後に出棺し、火葬場へ行き、お骨になった父を見た時は大変なショックでした
でも姉妹二人のうちの姉のわたし
会葬者の皆様にご挨拶したり、お食事ではお礼を申し上げながらお酌をして回ったり
ご住職の隣で話を合わせたり(これが結構つらい…)
喪主の母はもうすでに耳がかなり遠くて私を頼っており
喪主の代わりにやるべきこともいろいろ多く
告別式まで終わって、はぁ…。疲れました。
あとは諸々の事務手続きが残っていますが、
とりあえずは母・妹ともども、少し休息を取ろうと思います
仕事にも復帰しないといけないし
(というか、休んでいる間も私のせいで仕事が滞り…気が気ではありませんでした)
まだしばらくは、仕事の合間にあれこれと役所やらどこやらに通う
忙しい毎日になりそうです。
夫の父の時にも思いましたが
一人の人が無くなるというのは、大変なことなんだなぁと
あらためて思います。