maczu:Cafe

お茶や食の話。暮らしの中のひとコマの風景。
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茶玉子を煮てみました

2004年10月28日 | 料理&レシピ


玉子続きのお話です。
締め切りという怖ろしい関門に追われる私はちょっとした気分転換に茶玉子を煮る事を思いつきました。

茶玉子。正式名称は茶葉蛋<ちゃーいぇーだん>と呼ばれ、台湾などではスタンダードな食べ物。屋台やコンビニなどで安価で売っているそうです。でも、私は本場の茶玉子をまだ食べたことがありません。

時に私は中国茶を使った料理や菓子などたまに作ってみたりします。そして、今日は茶玉子の話を聞いて早速作ってみることにしました。あれこれと調べるとレシピは一定ではないようです。地方や家庭によって味が違うお袋の味のようなもの。基本的には烏龍茶やロンジン茶、塩またはしょうゆで味をつけ、八角<クコの実>などを加えて煮込んだ卵料理のようです。

あれこれと考えた末、私は烏龍茶葉としょうゆ、クコの実で煮ることにしました。そして、ここでまたスペシャルな思いつき!鶏卵だけでなく、頂き物の烏骨鶏卵で茶玉子を作ってみようと思ったのです。

まず、卵を半熟程度に茹でて取り出し、スプーンなどを使って優しく殻にひびを入れて行きます。そして、上記の調味料を沸騰させた中に玉子を戻し、中火でじっくり2時間ほど煮込みます。火を止めてから一晩寝かし、もう1度煮込み、殻を剥がして出来上がり。

茶玉子の特徴のひとつは大理石のようなマーブル模様。烏骨鶏卵は小さいせいか、ひびの入れ方が難しく3つのうち2つは途中で殻が破け、中途半端な柄しかでませんでした。鶏卵の方はどれも皆、いい感じにキレイな模様がついています。

熱々を食べてみましたが八角を使わなかったせいか、とくに香りはなく、味はうっすらとしょうゆの風味を感じるくらいでした。烏龍茶で煮たせいかさっぱりしているように思えます。しかし、茶玉子の本当の味を知らない私はなんだか納得がいきません。さらにネットで調べてみると砂糖も加えるレシピもあるようです。今日のところはまぁ、これで良しとしましょう。あとで台湾や香港出身の友人に尋ねてみることにしました。

ところで、烏骨鶏卵は鶏卵に比べると栄養も豊富で1個200円くらいの高級卵。大きさは鶏卵の半分くらい。もし、これをお店でだすとしたら、1つ300円以上になるのでしょうね。300円でも安いのかもしれません。う~ん。味は私には鶏卵と比べて大味な気がしました。

トップの画像は烏骨鶏卵の茶玉子。下は鶏卵で作った茶玉子です。鶏卵はマーブルがキレイでしょ?




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